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2016年11月30日水曜日

投稿日 2016年11月30日水曜日

とらべる英会話 - 航空便が欠航になりました。 The flight has been scrubbed. 読売(13nov16)

scrubという言葉から連想するのは「スクラブ洗顔」などと言う時の、こする動作。

「こすられたってどういうこと?」と戸惑う間もなく、何か大変なことが起きたことは報道陣のどよめきで想像できた。

宇宙開発の世界では打ち上げをやめるのもscrubと言う。

つまり、

「打ち上げは取りやめです」ということだった。

なぜ、

cancel(中止)ではないのか?


宇宙開発では、打ち上げ直前に問題が生じることも少なくない。
だが、遅れる度に「打ち切り」の響きがあるcancelを言っていては、多大なエネルギーを投下している関係者たちは、たまらない。

「見合わせ」の含みがあるscrubが好まれるんだという。


24-hour scrub(24時間延期、待機)といった使われ方もする。


海外では、天候が荒れて旅客機が離着陸できなくなったり、スポーツの試合が中止になったりする時にも、新聞の見出しなどではscrubbedが使われる。

旅行先で航空便が欠航になったら、

The flight has been scrubbed.

となる。

表示板のcanceled(欠航)、delayed(遅延)に加えて、知っておきたい表現だ。

2016年11月24日木曜日

投稿日 2016年11月24日木曜日

読みかじり - ハタハタ - Japanese Sandfish  - 英語歳時記 読売(14nov16)

Japanese sandfish are caught from November to December in Akita prefecture and the surrounding region.
They can be served salted and broiled or poached in a pot and so forth.
Their sticky eggs taste delicious and are popular as well.

ハタハタは11月から12月にかけ、秋田県や周辺地域でとれます。
塩焼きや鍋などで食べます。
粘り気のある卵もおいしく人気です。

【豆知識】魚醤(ぎょしょう、fish sauce)の原料にもなります。

ハタハタ

2016年11月17日木曜日

投稿日 2016年11月17日木曜日

読みかじり <人はあてにならい、と言う発見は、青年の大人に移行する第一課である> 読売(17NO16)

読売 編集手帳より

太宰治は「津軽」に綴った。

<人はあてにならい、と言う発見は、青年の大人に移行する第一課である>

こう書いてもいる。

<大人とは、裏切られた青年の姿である>

警句通りの半生と言えるだろう。



2016年10月19日水曜日

投稿日 2016年10月19日水曜日

読みかじり - 塗り薬はありますか? Do you have any ointment? ー とらべる英会話(09oct16)

家族連れで海外に滞在していると、風などで自分や家族が体調を崩したらどうしよう、という不安が付いて回る。


我が家で先日、1歳の次男の耳に異変が起きた。
耳が腫れている。英語で表現するなら、
His ear is swollen.
などと言えば通じる。
息子は、耳がかゆいとも見えて、しきりにかきむしっている。
よく見ると、体の複数の箇所に、虫さされとみられる痕があった。


そこで薬局に向かい、

It seems that he got bitten by a mosquito.
(蚊に食われたようなんです)

と伝え、

Do you have any ointment?
(塗り薬はありますか?)


と尋ねた。

薬剤師は、塗り薬とともにかゆみ止めの飲み薬もだしてくれて、効果はてきめんだった。




そのうち自分にも異変が。。。。

鼻水とくしゃみが止まらない。

もしかして、

花粉症(hey fever)?

2016年10月14日金曜日

投稿日 2016年10月14日金曜日

読みかじり - 耐性菌 読売(20sep16)

耐性菌の記事が目につく。。。

ちょっと前の映画、ワールドウォーZに通じるものが。。。



https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160920-OYTET50059/



より強い菌、世界で流行

 世界では、ほとんどの抗菌薬に耐性を持つ「スーパー耐性菌」が広がり、脅威となっている。
 多剤耐性菌治療の切り札とされる抗菌薬「カルバペネム」が効かない腸内細菌で、1990年代に入って各地で報告されたが、2010年にインドで流行して一躍注目を集めた。米国では肺炎などを引き起こした9000人のうち600人が死亡した。菌が血液に入って敗血症を起こした場合の致死率は50%に上るとされる。米疾病対策センター(CDC)は13年、早急な対策が必要と警告した。
薬剤耐性菌、迫られる対策…抗菌薬頼み、増殖に拍車







2016年10月6日木曜日

投稿日 2016年10月6日木曜日

読みかじり - サイバー防御のAI化を目指す ー タイラー・ナイスワンダー 読売(06OCT16)

高い技術と倫理観を兼ね備えたホワイトハッカーとして知られる。

米カーネギーメロン大生と出身者で作るチーム「PPP]のリーダーで、世界のハッキング大会を総なめにしてきた。

この夏は自分たちが開発したプログラムで自律型コンピューターによるハッキング大会も制した。

人間は介せず、戦うのはコンピューターだけ。

中略

「いつかコンピューターに完全な知性をもたせることが夢」

と語る。



http://www.yomiuri.co.jp/science/feature/CO017291/20160825-OYT8T50056.html

サイバー防衛自動化へ~人を介さず「機械VS機械」

異色のハッキング競技会

 今月4日、米ラスベガスで異色のハッキング競技会が開かれた。人間は介在せず、戦うのはコンピューターだけだ。主催したのは米国防総省の研究部門「DARPA」で、56億円の巨費を投じて3年前から進めてきた。背景には、もはや人間だけでは手に負えないサイバー防御の実情がある。
 
DARPA 米国防総省高等研究計画局
(Defense Advanced Research Projects Agency)
軍用技術に最先端の科学技術を取り入れることが目的だが、成果は民間にも開放している。前身のARPA時代にはインターネットの原型であるARPANETを開発した。

2016年9月29日木曜日

投稿日 2016年9月29日木曜日

読みかじり - ススキ - Japanese pampas grass - 英語歳時記(読売 29sep16)

Japanese pampas grass is a perennial grass of the poaceae family and is one of the seven autumn flowers. The grass sways like waves when blown by the wind

ススキは、イネ科の多年草で、秋の七草の一つです。風に吹かれると、波のように揺れます。

【豆知識】
Japanese silver grassとも呼ばれます。


2016年8月22日月曜日

投稿日 2016年8月22日月曜日

読みかじり -  歩道の端で待っていて Wait on the curb. とらべる英会話 読売(21aug16)

空港に迎えの車が来ているという。
運転手が出迎えてくれるのかと思っていたら、
携帯電話で

I will bring the car around.(車をそちらに回すから)

と言われ、こう指示された。

Wait on the curb.

はっ?
カーブで待てと言われても、まっすぐな道路ばかりだぞ。困った。。。。

後になって分かったことだが、
曲がった道のcurveはつづりが違う。

日本人の耳には、bとvの発音がほどんど同じように聞こえてしまうが、

curbは道路と歩道の間にある縁石の部分のこと。

「歩道の端で待っていてください」

という意味だったのだ。


歩道の端で思い出す話を、もう一題。

ニューヨーク・マンハッタンの住宅街を散策すると、犬を飼っている人が多いことに気付く。

どの犬もよくしつけられていることに感心させられるのだが、先日、こんな立て看板にギョッとさせられた。


Curb your dog.


もちろん「犬を曲げろ」ではない。

動詞だと「拘束する」という意味もあるが、地元の人に聞いたら、犬のフンに関する注意書きだといいう。

歩道の真ん中ではなく、歩道の端、縁石の近くでさせなさいと呼びかけているのだ。



2016年8月15日月曜日

投稿日 2016年8月15日月曜日

読みかじり - 怪談 GHOST STORY  英語歳時記 - 読売(11AUG16)

Ghost stories are narrated in an eerie voice to frighten listeners. As they feel chills run down their spines, people can forget the summer heat.

怪談は、おどろおどろしい口調で語られ、聞く人を怖がらせませう。背筋が凍り、暑気払いにもなります。

「豆地知識」
怪談はscary story, horror storyとも言います。

eerie atmosphere
不気味な雰囲気

eerie light
《an ~》不気味な光

have an eerie feeling
背筋が寒くなる

2016年7月27日水曜日

投稿日 2016年7月27日水曜日

読みかじり - その道に苦労する人が玄人、その道を知ろうとする人を素人とい う - 読売(26jul16)編集手帳より

読売の編集手帳より

プロとアマはどう違うのだろう。

英文学者にしてダジャレの名手、小田島雄志さんの説は味がある。

<その道に苦労する人が玄人、その道を知ろうとする人を素人という>

・・・

広島黒田投手

「投げることが楽しいと思ったことは一度もない」と。

日米通算200勝を成し遂げての感慨である。

玄人は苦労人、小田島説の通りだろう。




2016年7月4日月曜日

投稿日 2016年7月4日月曜日

読みかじり - 科学100年単位で考える 「軍民両用」ジレンマ 原発なしで300年生きられない - 物理学者 益川敏英氏寄稿 読売(03jul16)

P7

エネルギー


僕は200年もたてば地球から戦争はなくなると思っている。

19世紀までの戦争は領土などを巡って国王が引き起こした。

20世紀になるとナショナリズムが台頭し、国単位で戦争するようになった。

第2次世界大戦後は、民族や宗教絡みの戦争が起きている。

でも、あと100年もすれば、

そんなばかなことはやめようという動きが出てくるはずだ。

ただ、歴史には必ず揺り返しがある。

フランス革命の跡、

共和制から王政に戻ったように。


それで、安全係数をとって、

「200年」

と言っている。




僕は現実の中でどう折り合っていくかを考えている。


ただ原発はあまりに楽観的だった。

「安全だ、安全だ」と言い過ぎた。

大事なのはどの程度の危険があるかを人々に知らせることだ。

。。。。。

幸い地下資源がなくなるまで、時間がある。

怖いのは、原発の研究までなくなってしまうことだ。



情報技術(IT)時代だが、日本がよって立つべきは、

やはり科学技術に根差したモノづくりだ。

金融立国なんていう人もいる。

でも、値段をつり上げて利ザヤを稼ぐような実体のない活動がお金になるなんで、おかしな話だと僕は思う。


2016年3月16日水曜日

投稿日 2016年3月16日水曜日

読みかじり - 創業の地 宿る精神 - 読売(13MAR16)

エコノ考記事より

戦後間もない1945年(昭和20年)12月、
焼け跡の東京・北千住で小さな洋品店が商売を始めた。

売り場はわずか2坪。
母親と2人の息子で切り盛りした。
元日から店を開け、売り上げのお金は神棚に供えた。

母は子に

「お客は来てくださらないもの」

「お取引先は売って下さらないもの」

「銀行はお金を貸してくださらないもの」

そういう

「ないない尽くし」

から商いは出発するのだよ。」

と商売の厳しさを説いた。



母は息子に対し、客がいない時でも椅子に腰かけることを許さなかった。
客がいつ訪れてもいいように、立って待ちなさいと。


店の奥の壁には、

兄が「我等の誓い」として「社訓を貼った。

「温かい人間味、思いやり」
「うぬぼれず、自己反省」など、
謙虚な姿勢や感謝の心の大切さを肝に銘じる15か条が並んだ。

この「羊華堂」は繁盛した。
次々と店を増やし、国内を代表するスーパー、イトーヨーカ堂になった。

2016年2月26日金曜日

投稿日 2016年2月26日金曜日

読みかじり - 横にずれてください Please scoot over. とらべる英会話 読売(26feb16)

英国は公的医療が無料なためか、病院はどこもalways overcrowded(常に超満員)。
待ち時間も長い。
3歳の息子の高熱が下がらず、GP(general practitioner=家庭医)に行くと、案の定、待合室は満杯だった。

だが、4人がけの長椅子に母親と幼児が荷物を広げ、2人で座っている。
さかさず、

Could you please scoot over?(横にずれていただけますか?)

と丁寧に頼むと、
快くスペースを作ってくれた。

友人同士なら、Hey, scoot over!(ちょっとずれて)でいい。


2016年2月25日木曜日

投稿日 2016年2月25日木曜日

読みかじり 絶対王者 undisputed champion  読売(19feb16)

直訳するとabsolute championだが、最上位であるchampionにabsoluteを付けると重言となり、違和感がある。

undisputed championは「異議のない王者」を指し、ボクシングでもよく使う。

投稿日 2016年2月25日木曜日

読みかじり - その調子で頑張れ! Keep it up! とらべる英会話 読売(19feb16)

日本語の「頑張れ」に近いのは、Keep it up!(その調子で頑張れ!)だ。

英語の発音だと「キーピラッ」。

日本語の「きんぴら」の発音に近い。

走りながら、いつもゴボウとニンジンを思い出す。

Good jobや、Keep going(そのまま行け)などもよく聞くが、注意したいのは、日本でよく応援に使うFファイト(Fight)だ。

この言葉は、けんかや戦闘の意味があり、応援には使わない。

観客と選手がパチンと手を合わせるのは、ハイタッチではなく、

high five(ハイファイブ)と呼ばれる。

声援だけではなく、応援メッセージを書いたボードを掲げる人も多い。

スタート直後によく見るのは、

Good luck(幸運を)や
You can do it(あなたならできるよ)


終盤にはAlmost there(あともう少し)が増える。


2016年2月12日金曜日

投稿日 2016年2月12日金曜日

読みかじり - 頭が痛くて死にそう My headache is killing me.  - 特派員直伝 とらべる英会話 読売(12feb16)

外国スタッフの病気で休みたいの連絡で。。。


理由を聞いてみると

I'm no feeling well.(具合が悪い)だとか、

I have a cold.(風邪を引いた)と説明する。


それだけでは終わらない。

My headache is killing me.(頭痛に殺される?) そんな大げさな。。

This flu is killing me.と言ってくることすらあった。


ただ、単にI have a headache.(頭痛がする)と言われるよりも、「耐え切れないほどつらい」という状態が何となく伝わってくるようではある。


実際、どれほど痛いのかは、こちらは知る由もないが、無理に頼むこともできず、

Take care of yourself. (お大事に)と、ねぎらいの言葉をかけるしかない。



killing meを応用すれば、「死ぬほどつらい」という様々な表現ができる。


My back is killing me.(背中が痛い)
My feet are killing me.(足が痛い)
The heat is killing me.(死ぬほど暑い)

という具合だ。

 

2016年1月18日月曜日

投稿日 2016年1月18日月曜日

読みかじり - 消えゆく若き技術者 -  エコノ考(読売17jan16)

記事から抜粋


辛口コラムニスト
山本夏彦さんの言葉を思い出す。

「世はいかさまで資本主義はそのいかさまの極である。」



ルネサスを辞めた多くの社員の転職先が、危機に直面する東芝だったのは皮肉としか言いようがない。

技術者を不安にさせる理由は他にもある。

博士課程を修了後、正規雇用の職がなく、2-3年の任期付きの職に就かざるを得ない「ポスドク」のことである。

将来の生活不安を抱えながら、逃げ道のない日々を送っているのだという。


「優秀な人が研究者や技術者を選択しない、あるいは、海外へ出て行ってしまう。日本のテクノロジーは骨抜きになってしまうのではないか」