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2016年12月9日金曜日

投稿日 2016年12月9日金曜日

読みかじり - 最後はなぜかうまくいくイタリア人 単行本(ソフトカバー) – 2015/9/25 宮嶋 勲 (著)

最後はなぜかうまくいくイタリア人 単行本(ソフトカバー) – 2015/9/25

2016年11月25日金曜日

投稿日 2016年11月25日金曜日

読みかじり - 本を読むことにご褒美を与えられた子どもたちの学力の向上は顕 著でした。 - 学力の経済学

<データを用いて教育を科学的に分析することが、どれほど世の中の役に立つことなのか>

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4799316850

P33

Q)問い

①「テストで良い点を取ればご褒美」



②「本を読んだらご褒美」

 - 

どちらが効果的?



答えは②


学力テストの結果がよくなったんは、インプットにご褒美を与えられた子どもたちだったのです。


とくに、数あるインプットの中でも、本を読むことにご褒美を与えられた子どもたちの学力の向上は顕著でした。

(教育生産関数における「インプット」、すなわち本を読む、宿題を終える、学校にちゃんと出席する、制服を着るなどののことにご褒美を与えるというmのです。)

P46


つまり学力が高いという「原因」が、自尊心が高いという「結果」をもたらしていると結論づけたのです。


P48


Q) 「頭がいいのね」と「よく頑張ったわね」 - どちらが効果的?




「子どものもともとの能力(=頭の良さ)をほめると、子どもたちは意欲を失い、成績が低下する」



努力を称賛んするメッセージ

努力した内容をほめられた子どもたちは、2回目、3回目のテストでも粘り強く、問題を解こうと挑戦を続けました。


努力をほめられた子どもたちは、悪い成績を取っても、それは「(能力の問題ではなく)努力が足りないせいだ」と考えたようです。

「能力をほめることは、子どものやる気を蝕む」
(Praise for intelligence can undermine children's motivation)


Q) テレビやゲームは子どもに悪影響を及ぼすのか?

A) 1日1時間までならテレビもゲームも問題無い。
   2時間以上だと、学習時間などへの負の影響が大きくなる。


テレビやゲームをやめさせても学習時間はほとんど増えない。




P58

「勉強しなさい」はエネルギーの無駄遣い


P62

「友だち」が与える影響」


①同じ学級や学年の子どもたちの「平均的な学力」から受ける影響


学力の高い友だちの中にいると、自分の学力にもプラスの影響があるのです。


②優秀な同級生から受ける影響


学力が優秀な子どもに影響を受けるのは、上位層だけ。
「学力が高い友だちといさえすればよい」は間違い。

P76

もっとも収益率が高いのは、子どもが小学校に入学する前の就学前教育です。(幼児教育)




2016年11月16日水曜日

投稿日 2016年11月16日水曜日

読みかじり - 「本を読んだら、親も分からんことがいろいろわかるんやな」と思って、本の虫になりました。 president(05oct15)

池上彰のトップの読書術
出口治明氏

Q(池上) そもそも、本が好きになったきっかけはあるんですか?

A(出口)

単純なんですが、幼稚園の頃、ぼうっと空を眺めていたら、太陽ってなんか熱くて重そうな感じなのに、なんで落ちてこないんだろうと。

Q(池上) ニュートンみたいですね。

A(出口)

「なんでや?」と、おやじとおふくろに聞いたら、うっとうしいと思ったんでしょうね。
「なぜだろうなぜかしら」という本を買ってくれたんです。

そこには、「重い石に紐をつけてぐるぐるまわしてごらん。落ちてこないでしょう」

って書いてあって、子ども心にすごく腑に落ちたんですよ。

で、「本を読んだら、親も分からんことがいろいろわかるんやな」と思って、本の虫になりました。


2016年11月14日月曜日

投稿日 2016年11月14日月曜日

読みかじり - わが子に本を読ませたいなら - プレジデント(31AUG16)

P114

池上氏

NHKの社会部時代は毎日1冊ずつ - 通勤に往復2時間半かかったから

現在の仕事場には2万冊

・本好きになったきっかけは、小学校3年か4年のころ、母親が買ってきて。

でも、そのときは猛反発しあんです。親に与えられた本なんて、読みたくないでしょう。

ところがあの時代はテレビもゲームもない。晴れた日は、学校から帰ると日が暮れるまで友達と遊びまわるのですが、雨の日はやることがない。あるいは、友達の都合が悪かったりして遊び相手がいない。そうなると暇で暇でしょうがないから、母親が買ってきた本を取り出して読んだ。すると、これが面白かったんですね。


たまたま父親が本好きで、家には森鴎外全集や夏目漱石全集が置いてあってので、暇なときは「坊ちゃん」とか「吾輩は猫である」とか。。。。

................................

今、若いお母さん方から「子どもに本を読ませたいのですが、どうすればいいですか?」

という質問を良く受けます。


これだけ誘惑が多いとなかなか難しいでしょうが、「この本を読みなさい」と親が押し付けても絶対に読まないから、それはやめたほうがいい、と答えます。


親が本を読んで笑ったり、親同士が本について語って、「こんな面白い本を子どもになんか読ませられない」という態度で、書棚にしまったりしておきなさい、と。そうすると、子どもはこっそり読んだりするんです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


父から学んだ学ぶことの大切さ


私が本好きになったのは、父親の影響も大きいと思います。


親父が勉強好きでね。

銀行員だったのですが、大学は出ていないのでノンキャリですよね。ノンキャリだから深夜まで働くことはない。仕事を終えると、帰りに大学の図書館へ寄って勉強をするんです。

当時、慶応大学の図書館は、10円払うと誰でも利用できたそうで、親父はそこで英語の勉強をしていました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


結局、青春期に感銘を受けた作家というのが、いまも好きな作家ですね。


外国人だとドストエフスキー。
日本人だと高橋和巳です。


高橋和己を詠んだのは、大学1、2年のころ。

「邪宗門」など。扱っているテーマがあまりに重いが、落ち着いた福永武彦で調整するという具合。


2016年11月10日木曜日

投稿日 2016年11月10日木曜日

読みかじり - 「手紙屋」 単行本 – 2007/8/15 喜多川 泰 (著)

P18

「あなたの能力は、今日のあなたの行動によって、開花されるのを待っています。」


P35

あなたは欲しいものをどうやって手に入れますか?

世の中の多くの人はこう考えて生きています。

「欲しいものはお金を払って手に入れる」




手紙屋さんの考えは



私は、やはり欲しいものを手に入れる方法の基本は、

「物々交換」

じゃないかと思っているんです。


貨幣が流通の中心である、現代社会に住んでいる私たちは、そのことを忘れがちですが、
やはり私たちが毎日やっているのは単純は「物々交換」でしかないのです。


今も昔も、そして世界中のどこであっても、私たちが欲しいものを手に入れる方法というのは、

「物々交換である」とういうのが事実なのです。


私たちがしている行為は、以下のように説明できます。


「相手の持っているものの中で自分が欲しいものと、自分が持っているものの中で相手が欲しがるものとを、お互いがちょうどいいと思う量で交換している。」


これが何を意味しているか、おわかりですか?


もしあなたが、欲しいものを手に入れる方法として”買う”という方法以外思いつかない人ならば、あなたが持っているものの中で相手が欲しがるものが”お金”だけであるということを無意識のうちに認める生き方をしているということなのです。


はたして本当にそうでしょうか?

あなたの持っているものの中で、他の人が欲しがるものは”お金”だけなのでしょうか?

そんなことはありません。

気が付いていないだけで、あなたにはお金ではなく、もっと素晴らしいものが、相手がどうしても欲しいと思うものが、たくさんあるんです。それは、探せば探すほど、たくさん見つかります。自分自身を磨けば磨くほど、増えていくんです。



”働く”とう行為も物々交換です。

先の言葉を使えば、

「会社が持っているものの中で自分が欲しい”お金”や”安定”と、自分が持っているものの中で相手が欲しがる”労働力”や”時間”を、お互いがちょうどいいと思う量で交換している」

ということになります。



p60

相手にこうなって欲しいという「称号」を与えてしまうのです。


P63

「相手を変えることはできない」
「すべての人にあらゆる性格が備わっている」


P65

でもごくまれに、自分がまだ持っていないけれども、与えられると嬉しい称号を与えてくれる人がいます。

世の中で”偉人”と呼ばれる人を育てた母親です。母親でない場合もありますが、とにかくその偉人を育てた人です。

偉人と呼ばれる人々には、ある共通点があります。誰もが素晴らしい才能を持っていたことのように思われがちですが、実はそうではありません。素晴らしい才能とは世の中のすべての人が持っているものです。
では、いったい何でしょう?

実は、偉人として成功する前から、”将来成功する”という称号を与えられて育ったということなのです。




P67

周囲の人に対して、今までの経験からではなく、将来こうなって欲しいという称号を与える人になるだけで、あなたの人生は一転するでしょう。


P82

「平時はあなたの頑張りで他の社員の分まで給料を稼ぎ出す」

P117

だからすべての法人は、生存するためにこの二つのことを達成しなければならないことになります。

つまり、

「多くの人から長期間にわたって必要とされ続けること」

そして、もう一つは

「収入内の生活をすること」

最低限、これらのことができなければ、法人としての人生は終わってしまうのです。



P224


夢を叶えることができなかった人たちが、その理由を自己分析すると必ずこういう答えが返ってきます。

「私には才能が無かった」

一方で、夢を叶えることが出来た人たちが、その理由を質問されると答えはどうなるか分かりますか?

不思議なことに、これも同じなんです。

「どうしてもやりたいことを、情熱を持って続けてきただけです。」


夢を叶えることができなかった人たちの理由が「才能がなかった」ならば、夢を叶えた人たちは口ぐちに「私には才能があった」と言ってもようさそうですが、成功した人で、それを口にした人は誰一人としていないのです。


才能とはあらかじめあるものではなく、自らの努力で開花させるものです。
そして、才能を開花させるものは、開花させようとする「情熱」なのです。

「失敗した人は才能を理由に挙げる。成功した人は情熱を理由に挙げる」




「手紙屋」 単行本 – 2007/8/15

2016年11月1日火曜日

投稿日 2016年11月1日火曜日

読みかじり - ”魔法のマジックナンバーは1万時間!” 天才! 成功する人々の法則 ペーパーバック – 2014/1/29 マルコム・グラッドウェル

P30

●アウトライアーが生まれる3つの条件

・「選別」、「能力別クラス編成」、「特別な体験」

①まず、早い時期に優れているかそうでないかを決める
②次に”才能のある者”と才能のない者”に分ける
③そして、”才能のある者”により質の高い体験を与える

すると、年齢を区切る期日のすぐ後に生まれた少数のグループに大きな優位点が与えられる。



P47

調査は、一流の音楽学校に入る実力を持つ学生がトップになれるかなれないかを分けるのは、

「熱心に努力するか」

どうかによることを示していた。

彼らを分けるのはそれだけ。

さらに重要なことに、

頂点に立つ人物は他の人より少しか、ときどき熱心に取り組んできたのではない。

圧倒的にたくさんの努力を重ねている



複雑な仕事をうまくこなすためには最低限の練習量が必要だという考えは、専門家の調査に来る返し現れる。

それどころか専門家たちは、世界に通用する人間い共通する”魔法の数字、マジックナンバー”があるとういう意見で一致している。

つまり1万時間である。

調査から浮かびあがるのは、世界レベルの技術に達するにはどんな分野でも、1万時間の練習が必要だとういことだ。


P48

チェスのグランドマスター(最高級の選手)になるためにも、約10年が必要なようだ。

さて、10年とは何か?

1万時間に及ぶ厳しい練習をこなすためにkだいたい必要な年月だ。

1万時間とは成功へのマジックナンバーである。


★ビル・ゲイツもどうように1万時間以上をプログラムを書くこと、パソコンに費やした


P73

社会学者のC・ライト・ミルズは、植民地時代から20世紀のアメリカで活躍した、優れた実業家の仮定環境について調査を行った。

当然ながら、その多くが特権階級の出身だったが、ただひとつの例外があった。

それが

「1830年大生まれの実業家たち」


だった。

このことからも、この10年間に生まれた者にいかに大きな優位点が与えられていたかが分かる。


それは、アメリカ史上、裕福でない家庭の出身者が本物の金持ちになれる現実的なチャンスがあった唯一の期間だった。


ミルズは書いている。

「アメリカの歴史で、立身出世を狙う貧しい少年が生まれる、もっとも好都合な年は1835年ごろだった」


P259

「数字に強い」は言語で決まる?


突然だが、次の数字を見て欲しい。

四、八、三、九、七、六。

大きな声で読んでみよう。

そしてページを伏せ、順番通りに覚えて、20秒後にもう一度声に出して言ってみよう。


あなたの母国語が英語であれば、順番通りに覚えていられる確率は約50%。

中国人ならほぼ100%。


なぜだろう?


それは、人間が約2秒間におさまる数字を脳内の記憶ループに収納するからである。


つまり、人間が簡単に記憶できるのは、2秒間で言えたり読めたりするものなのだ。

そして中国語を話す者は、先の数字四、八、三、九、七、六を、おそらく何度でも思い出せる。

英語と違って、七つの数字を連続して2秒間で言えるからだ。


・中国語の数字は驚くほど短い。

たいていの数字は、4分の1秒もあれば言えてしまう。(四は”ス”だし七は”チー”)。

英語は”フォー”、”セブン”など、もっと長く、発音に3分の1秒ほどかかる。


中国語と英語とでそれぞれ数字を記憶する場合の差は、どやらその長さにある。


アジアの数字体系は明快。


英語でイレブン、
アジアではテンーワン、

トゥエルブはテンートゥー



天才! 成功する人々の法則 ペーパーバック – 2014/1/29

2016年10月13日木曜日

投稿日 2016年10月13日木曜日

読みかじり - 本を読む人だけが手にするもの 単行本(ソフトカバー) – 2015/9/30 藤原 和博

本を読む人だけが手にするもの 単行本(ソフトカバー) – 2015/9/30





これから先の日本では、身分や権力やお金による”階級社会”ではなく、

「本を読む習慣がある人」



「そうでない人」

に二分される”階層社会”


p34より




●本を読むと何が得か?

読書をするだけで、ほぼ「10人に1人」の人材になれる。



▲まず「パチンコをするか、しないか」という点が第一段階だ

パチンコをする人と、しない人の決定的な違いは、時間をマネジメントする発想があるかないかである。

パチンコは非生産的な行為だ。

まず、パチンコをしないというだけで、2人に1人の人材になれるということ。



▲その次の段階は、「ケータイゲームをするか、しないか」だ。

これも、時間に対するマネジメントの問題だ。

何の役にも立たない。



パチンコもしないし、ケータイゲームもそんなにしないなら、あなたは自動的に4人に1人の人材になれるのだから、いかに多くの人が時間をマネジメントできていないかが分かるだろう。


■問題は、パチンコやケータイゲームに浪費しない時間を何にあてるかということ。
それが第三段階の条件である「読書をするか、しないか」という視点になる。

ここで改めて言いたいのは、21世紀型の成熟社会では教養が大事になるとうこと。

その教養は、読書をすることなしに得られるものではない。

そして、何より重要なのは、パチンコをせず、ケータイゲームにはまらず、読書をするだけで、「8人に1人の希少(レア)な人材になれる」ということなのだ。


8人に1人ということは大雑把にいうと10人に1人の人材になれるということ。


■本を読むか読まないかで、報酬の優劣は決まってくる。


皆さんはご自分が1時間あたりにどの程度「稼ぐ力」を持っているか、考えたことがあるだろうか?


1時間あたりの報酬が最も低いのは、飲食店や小売店などのアルバイト(パート)だろう。

地域によって最低賃金が違うので一概に言えないが、平均すると概ね800円~1000円といったところだろう。

このやや上の水準に、いわゆる非正規雇用の労働者層が広がっている。


年齢によって、幅が広くなるが、正社員のビジネスパーソンや公務員の年収を年間総労働時間で割って時給換算すると、だいたい2000円~5000円の間になる。


課長職や部長職などのマネジメント職になると収入が増えるが、会社にいる時間のほかにも接待など、実質的な労働時間が長くなっていうk。したがって、時給がこの範囲を超えることはほとんどないといっていい。


そして、その上には企業に雇われていない専門家が入ってくる。


例えば、人気のある弁護士クラスで3万円程度、外資系コンサルタントの雄、マッキンゼーのシニアコンサルタントで8万円ぐらいになる。


こう見ると、日本人が普通に働いたときの時給は、フリーターの800円からマッキンゼーの8万円まで、100倍の範囲に収まってくる。



1時間あたりの報酬が1万円を超えたところから、私は「エキスパート」と呼ぶことにしている。



★一方、さまざまな仕事のなかで時間あたりに稼ぐ効率が最も高いのは講演である。


ビル・クリントン氏のようなアメリカの大統領経験者になると、1回の講演で数千万円を稼ぎ出す。


大統領や首相経験者でなくても講演は稼ぐ効率が高い。

日本の有名人クラスでは、1時間あたり100万円ぐらいになる人もいる。





2016年10月7日金曜日

投稿日 2016年10月7日金曜日

読みかじり - 人工知能から学ぶ英語学習法 - プレジデント(14mar16)

p119 茂木健一郎寄稿

人工知能の最近の発展を理解するうえでの重要なポイントは、そのプロセスで特に新しい「原理」が発見されたわけではない、ということである。


もともと、脳の神経回路がどのように学習するかという研究にヒントを得て、人口知能のプログラムの改良法は考案された。

したがって、人工知能が実行している学習法は、すべて、人間の脳がやっていることである。


脳が実行する学習則を、地道に繰り返すことによって、人工知能は成功している。

そこには、何のマジックもない。


▲一方、人間は、学習法がわかっていても、それを徹底しないことが多い。画期的に新しい学習法を考案する必要などない。ただ、基本を繰り返し、やればいいだけの話なのであるが。



たとえば、最近の人工知能は「達人」に学ぶ。囲碁の打ち方でも、達人と呼ばれる人たちが実際にどのような選択をし、行動を取るかを、ビッグデータで取り込み、解析する。


人間が英語を学ぶ際にも、同じ姿勢が必要である。

ネーティブなどの、英語が達者な人の発音をひたすら聞く。そのことで上達するはずなのに、徹底してやることができない。


人工知能の学習において大切なことの一つは、実際の行動と正解の間の「誤差」を検出して、それば小さくなるように修正をするkとである。

これを繰り返すことで、急速に成果率が高まっていく。


しかし、英語学習において、誤差の修正を地道にやっている人はどれくらいいるだろうか?
書くことでも、話すことでも、自分のアウトプットを、お手本と比較して、修正していく。それを繰り返せば、必ず、正解率は高まっていくはずなのである。


★達人の英語のパターンの徹底的な反復学習と、誤差の修正。この、基本中の基本という学習法に徹することによって、人間もまた、英語力を飛躍的に向上させることができるだろう。

2016年9月21日水曜日

投稿日 2016年9月21日水曜日

読みかじり - 国ってなんだろう?: あなたと考えたい「私と国」の関係 (中学生の質問箱) 単行本 – 2016/2/19 早尾 貴紀 (著)

国ってなんだろう?: あなたと考えたい「私と国」の関係 (中学生の質問箱) 単行本 – 2016/2/19

投稿日 2016年9月21日水曜日

読みかじり - ピーターの法則 創造的無能のすすめ 単行本 – 2003/12/12 ローレンス・J・ピーター (著), レイモンド・ハル (著), 渡辺 伸也 (翻訳)

P83

●世界を動かしているのはだれ?


「先生、いくら勉強してもわからないので教えてほしいのですが、この世界を動かしているのは、マヌケそうに見せかけているけれども本当は賢い人間なのか、それとも本当にマヌケな人間たちなのか、どっちなんでしょう?」

彼のこの質問に、多くの人たちが抱いている考えや感情が凝縮されています。この問いに対して、いかなる社会科学もまだ一貫性のある答えを見いだしていません。

今日まで政治理論家はだれ一人として、政治を動かす世の中の仕組みについて満足な説明ができなかったし、政治の未来を正確に言い当てることもできませんでした。マルクス主義者も、資本主義理論家と五十歩百歩で、結局のところ、その分析は正しくありませんでした。

比較階層社会学での私の研究によると、資本主義であれ、社会主義であれ、共産主義であれ、すべての政治体制は、無駄で無能な人間をひたすら蓄積させていくという点で共通しています。




●なぜ問題を解決できないのか?


経済危機や政治危機にもいろいろありますが、一つだけはっきりしていることがあります。それは、さまざまな学識経験者がてんでんばらばらな解決策を提言するということです。


●ボス犬恐怖症コンプレックス

「負け犬だと思っていた犬が、ボス犬になってしまったらどうしよう」という屈折した脅迫関連が働いているのです。

p82

第3章で見たように、従業員が有能かどうかを評価するのは、あなたや私のような利害関係のない第三者ではなく、同じ階層内にいる上司です。潜在的な指導力を持った部下というのは、上司にしてみれば服従しない部下にほかならず、不服従とは無能を意味するのです。

良き服従者は、良き指導者にはなりません。確かに、良き服従者が昇進する可能性はありますが、だからといって良き指導者になるわけではありません。


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ポッドキャストからの引用

技術者として功績があると昇進、課長などに昇進するとマネージメントの仕事になり、マネージメントの能力を発揮できない人が出てくる。

⇒ 無能化する。

人格を否定しているのではなく、仕事に適応できない意味。




ローレンス ピーターという学者が1969年にピーターの法則を発表。


まさに

会社のような階層社会では、全ての人は現在の地位のおいて有能であれば、昇進する。
いずれは、その人の無能レベルに到達する。
組織に十分な地位、十分な時間があると、全ての人がその人の無能レベルまで昇進して、そこにとどまりつづける。
やがてあらゆる地位は無能レベルのひとで占められる。

誰が仕事をしているのか?

まだ無能レベルに到達していない人が仕事をしている。


▲例)役職の数が多くなる典型的な例が2004年に日立と三菱の合弁会社のルネサスができた。

一つの部署の課長の上に12人の部長クラスが存在。

社員数は27000人のうち部長職が4000人もいた。。。。







良き服従者は、良き指導者にはなりません。確かに、良き服従者が昇進する可能性はありますが、だからといって良き指導者にはなりません。






ピーターの法則 創造的無能のすすめ 単行本 – 2003/12/12



2016年8月13日土曜日

投稿日 2016年8月13日土曜日

読みかじり - 自分では気づかない、ココロの盲点 単行本(ソフトカバー) – 2013/12/6 池谷 裕二 (著) より

3 オシャレしたい 「疑似的空間無視(Pseudoneglect)」

Q)一般にどちらが好印象か?

A)右分け(右イラスト)のほうが好印象。

一般に右利きの人は、視野の左側を重要視します。映像処理は右脳のほうが得意だからです。

魚料理は頭を左に置いた方が食欲をそそりますし、本やポスターは左側にイラストを描いた方が自然に頭に入ります。スーパーの眼玉商品は左側の棚に並べたほうが売れます。

下の左右反転のイラストも、右の顔のほうが微笑んで見えるでしょう。
左半分が笑っているからです。

この脳のクセは、髪型や身だしなみ、お洒落や化粧にヒントを与えてくれます。

他人から見られるときは主に、相手にとっての左視野、つまり自分の「右側」に注意が集まっています。

そう、気合いの入れ甲斐があるのは、右半身なのです。

ただし、鏡に映った鏡像の自分を眺めながら化粧をすると、自分の「左半身」ばかりに気をとられてしまうから要注意です。





13 記憶力を強くする 「テスティング効果(Testing Effect)」

①単語リストをしっかり眺めて、繰り返し頭に叩き込む
②繰り返し確認テストを解いてみる

②が正解。

脳は入ってきた情報を「記憶すべきかどうか」と品定めします。このときの判定は基準は「出力」の頻度です。

脳は「この情報はこんなに使う機会があるのか。ならば覚えておこう」と判断します。

けっして「こんなに頻繁に出会うのか。ならば覚えておこう」ではないことに注意してください。

ですから、繰り返し学習して頭に叩き込むよりも、テストを解いて知識を使ってみたほうが、記憶としてよく定着します。

テストの効果はてきめんです。

まとめ図を描きながら覚えるよりも、テストを勉強に取り入れるほうが効率的なのです。

物知りの人は、ぼぼ例外なく「おしゃべり」です。他人に向けて出力し、記憶を強化しているのでしょう。




9 魔性の女 「色彩心理効果(Color Psychological Effect)」

Q)魅力的な服を投票してもらったところ、一番人気はどの色だったでしょうか?

A)赤色の服がもっとも魅力的として選ばれました。とくに男性へのアピール度が高いようです。この傾向は世界のどの文化圏にも共通します。服全体ではなく、口紅やイヤリング、バッグなど、一部分を赤色に変えただけでも効果があります。

赤色に惹かれる理由は、血液にあると考えられます。酸素の結合したヘモグロビンの鮮やかな赤色は、心肺が健康であることを意味します。
とくに血液の色が肌に現れたら毛細血管が広がっている状態。活き活きとしている証拠です。脳はそうした相手の状態を察知するのでしょう。赤色には敏感なのです。

ボクシングやレスリングでは、赤コーナーのほうが勝率が高いことが知られています。
血の色である赤は危険信号にもなります。試合中に見る赤色は戦意や闘争心を下げるのです。




17 この人が好きだから 「選択盲(Choice Blindeness)」

選択盲の実験には奥深いものがあります。
「なぜその人がタイプなのですか?」と理由を訊ねると、しばしば手元にある(つまり好みではなかったほうの)写真を眺めながら、「丸顔で優しそうだから」「目尻に知性を感じるから」などと、そこに写った人(つまり好みでなかったほう)の特徴を挙げながら、好きな理由として答えます。

脳は理由を問われると、「作話」します。

しかも、でっちあげたその理由を、本人は心底から「本当の理由」だと勘違いしています。





自分では気づかない、ココロの盲点 単行本(ソフトカバー) – 2013/12/6