p20
中華思想というのは、中国が文化・文明の世界の中心であり、中原(ちゅうげん)(中華文化の発祥地である黄河中下流域にある平原)から離れるほど野蛮であるという考え方。
西安(長安)に都があった西周(紀元前1046年ごろ~紀元前771年)の時代にこの思想が生まれた。
p25
中華とは周の都の周辺を指す言葉です。
p42
7世紀後半に天武天皇、持統天皇、藤原不比等あたりが鹿鳴館政策をやって律令国家をつくりますが、天皇はやがて力を失って、武士が台頭して実権を握り、封建制が始まる。
でも、国の建前としては律令国家でずっとやってきたわけです。
そのあと、明治に第一立憲君主制が始まり、戦後に第二次立憲君主制になって、国の形が変わっていったということではないでしょうか。
p52
「ナショナリズムとは、劣等感と不義のお関係を結んだ祖国愛である。」
中国や韓国はこんなにひどいと攻撃し、一方で日本はこんなに素晴らしいと褒め称えるのは、まさにこれだと思います。
これは私の「40年史観」という見方なんですけどね。
日露戦争の勝利から1945年8月15日の敗戦までが、おおよそ40年なんです。
それから、GHQの占領が終わった1952年から、強兵を捨てて富国だけを追い求め、バブルが崩壊するまでの大国日本の時代までがまた40年。
最初の40年は軍事大国でいい気になってガチンとやられて、次の40年は経済大国でいい気なってやられて、2回ボロ負けして、凹んでいるのがいまの日本なんだと思う。
P60
戦前の知識人は原文で読んでいた。
戦前の日本の教養主義というのは、決して閉鎖的ではなくて、広く世界に目を向けてい開いている教養主義でした。
夏目漱石は海外の文学作品をすべて英語で読んでいた。
2020年3月16日月曜日
投稿日 2020年3月16日月曜日
更新日
投稿日 2020年3月16日月曜日
更新日
■たとえ世界が終わっても (橋本治)参考点の備忘録
ページ21
紀元前から続く拡大思考
「経済圏が大きい方が有利」とか「大きければ商社になれる」という考え方は大体19世紀の帝国主義の時代に隔離したもの
大体19世紀の帝国主義の時代確立
根っこはもっと古くアレクサンダー大王紀元前356年位の大昔から
大昔の大国と言うのはとにかく領土の広さで表された
「国大きくなる」と言うのは今で終わってしまった考え方の歴史古い
昔に大国というのを成り立たせたのは軍事力で、これまた世界史の常識です
ソ連のアフガン侵攻は(「タリバン」を生んだり、アメリカの支援が後のアルカイダやオサマビンラディンにつながっている
ソ連の崩壊がEU成立を後押しした
ページ48
昭和が終わると言う事は1つの時代の終わりであって経済も終わりだった
「経済」って飽和状態に達したら終わると言う話
日本がバブル経済になったのは貿易のおかげですね
どんどん外から入ってきて豊かになり豊かなまままだまだいい子しちゃったのでお金が余って日本はバブルになった貿易がバブルの鍵です
やすかった日本人の賃金水準が上がってバブルを過ぎれば人件費が世界一高いになって人に不利だから海外に工場を移すと言う形になる
海外と言うのはアジア方面でやがては中国進出になるそして産業の空洞化
安い人件費を求める工場の海外移転はこの辺から始まってた
日本の人件費が高くなってバブルの前に輸出が依然として好調だったのでダンピングだとは言えなくなり為替レートの調整をすることになったこれがプラザ合意
ページ53
貿易の自由とは貿易面での戦争の自由
貿易は「西洋人の侵略」で「陰謀」だと思う
「そもそも保護主義の何が問題か」
「自分の国を守る」と言うのは国家の原則
結局貿易の自由化と言うのは「輸出できるもの」を持ってる方が勝ち
結局、貿易ってのは「売れるものを持っているがほうが得」にしかならなくて
「攻める側」の方が輸入の「守る側」よりずっと得
損得は「輸出する側の利益」が前提になっている
貿易は西洋人の陰謀
ヨーロッパに大帝国はなかった
帝国とは「皇帝が統治する国が帝国」
「肯定」というのは普通「複数の王子を従える支配者」
そうなると「帝国」というのは「皇帝の下に複数の王国がある大きな国」となる
「大英帝国」であったのはずのイギリスには皇帝はいないそこのトップは国王または女王
東洋には、イスラムやモンゴルや中国のような大帝国があるけれど、ローマ帝国が滅んだ後のヨーロッパ地域には、そういう大帝国がないんですね。だから、東洋みたいに広い領土を背景にして絶対的な権力を持つ専制君主が、ヨーロッパには存在しない。
日本人の頭の中にあるのはヨーロッパ中心の世界史だから、こういう事はあまりぴんとこないんだけど、ヨーロッパには「大帝国」というのが無い。
して言えばそれをやったのは19世紀の初めのナポレオンだけど、そういうヨーロッパの皇帝は、彼が最初で最後です。
ページ72
19世紀帝国主義とは、「高圧的なセールスマン」
19世紀の「帝国主義」は何なのかっていうと、基本は商売なんですね。
18世紀の半ば過ぎに起こった産業革命を経た国々が、自国の小さなマーケットから溢れちゃう位ものを作りすぎたので、どこかでそれをやらなきゃいけない。で物売る場所があるなら、今度は大量に作り続けるために原材料を仕入れなきゃいけない。そうやって、西洋人が他の国を侵略したり、武力で脅したりしながら、自分たちの「市場」と原材料の供給元を広げていく。そのために他国の領土も占領する。いたってシンプルに言ってしまえばこれが19世紀の植民地主義、帝国主義なんですね。「そういうことがわからないと、西洋に向けて後進国になりますよ」と言う教育を日本人は受けてきたから、これを「良くないこと」と考える習慣がないんです。
ものを作りすぎちゃったから、無理矢理売ろうとしたのが帝国主義ってことですか。手っ取り早く言えばそう。
p91
ユダヤ人の軌跡がヨーロッパの覇権の軌跡
なぜユダヤ人が差別されたか?
彼らの頭が良かったから。
ユダヤ人は遠い昔に世界各地に散っていったが、その散った先でも自分たちの宗教とアイデンティティを守るために結束。
結束して自分たちの子供の教育をしっかりした。
ヨーロッパがまだ野蛮から抜け出したくらいの頃に、ユダヤ人たちは自分の子供たちに基礎教育を与えているから、知的レベルが高かった。
頭の良さで地域の発達に貢献していたら、地元人からコンプレックスで差別されるようになった。
ヨーロッパではまず、スペイン、ポルトガルが発達して、次にオランダになり、最後に大英帝国のイギリスが生まれたのも、そこにいた教育レベルの高いユダヤ人が発展に下支えをして、それが一転裏返って差別されてよその国に移り、それがヨーロッパの栄枯盛衰につながっている。
その昔、ヨーロッパのユダヤ人は「ゲットー」という居住区に住まわされ、ご領主からは、「お前たちは利子を取って金貸ししろ」と条件を出された。
キリスト、ユダヤ、イスラムの3大宗教は利子を取って人に貸すことは禁じられていた行為だった。
宗教的タブーを無理やりさせらたのが金融界の始まり。
ヨーロッパ人は「経済を発展させるためには、金融業者が必要」と気づくようになる。
p95
差別されるユダヤ人と共に、彼らの知恵や金融ノウハウが移動して、「貿易」や「経済」の覇権も移動する。
その最終局面がナチスドイツによる迫害で、ユダヤ人はアメリカに移動して、第二次世界大戦後は、アメリカが覇権国家になる。
第一次世界大戦で負けたドイツの借金をチャラにしようと、ヒトラーのナチス・ドイツが頭角。
第一次世界大戦の戦費で、イギリスもフランスも戦争に参加しなかった金貸し専門国のアメリカから戦費を借りていた。
イギリス、フランスは戦費取返しのために、ドイツに法外な賠償金を要求。
どの困ったドイツにまたアメリカが金貸しを提案してくる構図。
●経済は飽和したら終わるものだ。
p106
戦後の復興が達成されて、ほとんどの日本人が「必要なもの」を手に入れた。みんなが「これで足りたからもいいや」と思って満足してしまったら、その時点で経済的な「成長」も「拡大」も終わってしまう。そこで、無理やり欲望を刺激しえ、「その続き」を作らなきゃいけない段階に入った。
紀元前から続く拡大思考
「経済圏が大きい方が有利」とか「大きければ商社になれる」という考え方は大体19世紀の帝国主義の時代に隔離したもの
大体19世紀の帝国主義の時代確立
根っこはもっと古くアレクサンダー大王紀元前356年位の大昔から
大昔の大国と言うのはとにかく領土の広さで表された
「国大きくなる」と言うのは今で終わってしまった考え方の歴史古い
昔に大国というのを成り立たせたのは軍事力で、これまた世界史の常識です
ソ連のアフガン侵攻は(「タリバン」を生んだり、アメリカの支援が後のアルカイダやオサマビンラディンにつながっている
ソ連の崩壊がEU成立を後押しした
ページ48
昭和が終わると言う事は1つの時代の終わりであって経済も終わりだった
「経済」って飽和状態に達したら終わると言う話
日本がバブル経済になったのは貿易のおかげですね
どんどん外から入ってきて豊かになり豊かなまままだまだいい子しちゃったのでお金が余って日本はバブルになった貿易がバブルの鍵です
やすかった日本人の賃金水準が上がってバブルを過ぎれば人件費が世界一高いになって人に不利だから海外に工場を移すと言う形になる
海外と言うのはアジア方面でやがては中国進出になるそして産業の空洞化
安い人件費を求める工場の海外移転はこの辺から始まってた
日本の人件費が高くなってバブルの前に輸出が依然として好調だったのでダンピングだとは言えなくなり為替レートの調整をすることになったこれがプラザ合意
ページ53
貿易の自由とは貿易面での戦争の自由
貿易は「西洋人の侵略」で「陰謀」だと思う
「そもそも保護主義の何が問題か」
「自分の国を守る」と言うのは国家の原則
結局貿易の自由化と言うのは「輸出できるもの」を持ってる方が勝ち
結局、貿易ってのは「売れるものを持っているがほうが得」にしかならなくて
「攻める側」の方が輸入の「守る側」よりずっと得
損得は「輸出する側の利益」が前提になっている
貿易は西洋人の陰謀
ヨーロッパに大帝国はなかった
帝国とは「皇帝が統治する国が帝国」
「肯定」というのは普通「複数の王子を従える支配者」
そうなると「帝国」というのは「皇帝の下に複数の王国がある大きな国」となる
「大英帝国」であったのはずのイギリスには皇帝はいないそこのトップは国王または女王
東洋には、イスラムやモンゴルや中国のような大帝国があるけれど、ローマ帝国が滅んだ後のヨーロッパ地域には、そういう大帝国がないんですね。だから、東洋みたいに広い領土を背景にして絶対的な権力を持つ専制君主が、ヨーロッパには存在しない。
日本人の頭の中にあるのはヨーロッパ中心の世界史だから、こういう事はあまりぴんとこないんだけど、ヨーロッパには「大帝国」というのが無い。
して言えばそれをやったのは19世紀の初めのナポレオンだけど、そういうヨーロッパの皇帝は、彼が最初で最後です。
ページ72
19世紀帝国主義とは、「高圧的なセールスマン」
19世紀の「帝国主義」は何なのかっていうと、基本は商売なんですね。
18世紀の半ば過ぎに起こった産業革命を経た国々が、自国の小さなマーケットから溢れちゃう位ものを作りすぎたので、どこかでそれをやらなきゃいけない。で物売る場所があるなら、今度は大量に作り続けるために原材料を仕入れなきゃいけない。そうやって、西洋人が他の国を侵略したり、武力で脅したりしながら、自分たちの「市場」と原材料の供給元を広げていく。そのために他国の領土も占領する。いたってシンプルに言ってしまえばこれが19世紀の植民地主義、帝国主義なんですね。「そういうことがわからないと、西洋に向けて後進国になりますよ」と言う教育を日本人は受けてきたから、これを「良くないこと」と考える習慣がないんです。
ものを作りすぎちゃったから、無理矢理売ろうとしたのが帝国主義ってことですか。手っ取り早く言えばそう。
p91
ユダヤ人の軌跡がヨーロッパの覇権の軌跡
なぜユダヤ人が差別されたか?
彼らの頭が良かったから。
ユダヤ人は遠い昔に世界各地に散っていったが、その散った先でも自分たちの宗教とアイデンティティを守るために結束。
結束して自分たちの子供の教育をしっかりした。
ヨーロッパがまだ野蛮から抜け出したくらいの頃に、ユダヤ人たちは自分の子供たちに基礎教育を与えているから、知的レベルが高かった。
頭の良さで地域の発達に貢献していたら、地元人からコンプレックスで差別されるようになった。
ヨーロッパではまず、スペイン、ポルトガルが発達して、次にオランダになり、最後に大英帝国のイギリスが生まれたのも、そこにいた教育レベルの高いユダヤ人が発展に下支えをして、それが一転裏返って差別されてよその国に移り、それがヨーロッパの栄枯盛衰につながっている。
その昔、ヨーロッパのユダヤ人は「ゲットー」という居住区に住まわされ、ご領主からは、「お前たちは利子を取って金貸ししろ」と条件を出された。
キリスト、ユダヤ、イスラムの3大宗教は利子を取って人に貸すことは禁じられていた行為だった。
宗教的タブーを無理やりさせらたのが金融界の始まり。
ヨーロッパ人は「経済を発展させるためには、金融業者が必要」と気づくようになる。
p95
差別されるユダヤ人と共に、彼らの知恵や金融ノウハウが移動して、「貿易」や「経済」の覇権も移動する。
その最終局面がナチスドイツによる迫害で、ユダヤ人はアメリカに移動して、第二次世界大戦後は、アメリカが覇権国家になる。
第一次世界大戦で負けたドイツの借金をチャラにしようと、ヒトラーのナチス・ドイツが頭角。
第一次世界大戦の戦費で、イギリスもフランスも戦争に参加しなかった金貸し専門国のアメリカから戦費を借りていた。
イギリス、フランスは戦費取返しのために、ドイツに法外な賠償金を要求。
どの困ったドイツにまたアメリカが金貸しを提案してくる構図。
●経済は飽和したら終わるものだ。
p106
戦後の復興が達成されて、ほとんどの日本人が「必要なもの」を手に入れた。みんなが「これで足りたからもいいや」と思って満足してしまったら、その時点で経済的な「成長」も「拡大」も終わってしまう。そこで、無理やり欲望を刺激しえ、「その続き」を作らなきゃいけない段階に入った。
2019年8月6日火曜日
投稿日 2019年8月6日火曜日
更新日
老化は進化によって遺伝子にプログラムされている
間違った認識機械と同じように体にもガタがくる
体の劣化と機械の劣化はどこが決定的に違っている
車に新陳代謝はない
運動はエネルギーの浪費か
運動は健康を促進さ、寿命を延ばす
レナード、ニモイ
LLAP
長寿と繁栄
Live long and prosper
P65
フリーラジカル説の中の抗酸化食品産業は実際には効能はない
むしろ体に害がある
ヴォーゲルの解説は実際にはハンガリー生まれもアメリカの物理学者レオ シラードが考案した
人間のDNAが次世代に複製される時複製エラーは100億ユニットの1つしかない
レオシラードは核分裂が自動継続的な連鎖反応を起こし得る可能性を最初に思いついミトコンドリアは細胞の活動に必要なエネルギーを供給するため糖の化学エネルギーを処理している
ミトコンドリアがエネルギーを効率的に保存できる分子を使う
ダメージを起生タイプの子は老化した細胞を蓄積されミトコンドリアは年齢とともに効率が悪くなる
人が昔より元気がなくなったと感じるとしたら細胞の中のエネルギー工場か弱まっているからだ
老化の兆候が見られないカメ、何万年も生きる樹木オークの木
タコは食べるのをやめる
カマキリの雄は、自分の体を交尾相手の雌に餌として提供する
サケは体内にステロイド 糖質コルチロイドをどっと分泌し、体を破壊する
さまさまな死に方が遺伝子的にプログラムされている
p235
細胞老化もしくは複製老化と呼ばれているものがある
テロメア 染色体の両端についているシッポを使い、
細胞は自分が何回自己複製したかを数えており、一定回数を超えるとテロメアが短くなり、細胞は疲弊して死んでしまう
老いた人間の細胞はテロメアが短く、これが体の修復を遅くし、体に毒素を放出する
アポトーシス、もしくは細胞自殺は、プログラム死のもっとも古い形で、10億年以上の歴史がある。
人間の死亡率を下げることが判明した薬物には、
抗炎症薬のアスピリン、イブプロフェン
ビタミンD
糖尿病薬のメトホルミン、グルコファージ
魚油
ターメリック、ウコンは天然の抗炎症薬で、
心臓病、脳卒中、認知症の予防に効果がある
ビタミンDは断然優秀である。
ビタミンDの血中濃度が高いと、癌や感染症のリスクが減る
詩人のワーズワース
人は金を儲けて使うことばかりにあくせくし、
自分たちを取り巻く自然に目を向けようとしない
p337
体が自分を壊す4つの方法
1.炎症
2.胸腺 T細胞を算出する器官で、年齢とともに収縮していく
3.アポトーシスはダメージを負っ高い細胞を効果的に除去する。しかし、老化とともに悪い細胞の一部を見逃すようになり、それが癌の発症につながる
4.テロメア短縮
抗炎症プログラム
アスピリン、魚、カレー
ビタミンD
肌の色が白に近ければ近いほど、太陽光の吸収量が多くなり、より多くのビタミンDを得ることができる、
エピジェネティクス 遺伝子発現のタイミング
に基づいた時計がある
![](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51E1g4tIiLL._SX336_BO1,204,203,200_.jpg)
読みかじり 若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間 ⇒ 太陽とビタミンDが大事。。。
老化は進化によって遺伝子にプログラムされている
間違った認識機械と同じように体にもガタがくる
体の劣化と機械の劣化はどこが決定的に違っている
車に新陳代謝はない
運動はエネルギーの浪費か
運動は健康を促進さ、寿命を延ばす
レナード、ニモイ
LLAP
長寿と繁栄
Live long and prosper
P65
フリーラジカル説の中の抗酸化食品産業は実際には効能はない
むしろ体に害がある
ヴォーゲルの解説は実際にはハンガリー生まれもアメリカの物理学者レオ シラードが考案した
人間のDNAが次世代に複製される時複製エラーは100億ユニットの1つしかない
レオシラードは核分裂が自動継続的な連鎖反応を起こし得る可能性を最初に思いついミトコンドリアは細胞の活動に必要なエネルギーを供給するため糖の化学エネルギーを処理している
ミトコンドリアがエネルギーを効率的に保存できる分子を使う
ダメージを起生タイプの子は老化した細胞を蓄積されミトコンドリアは年齢とともに効率が悪くなる
人が昔より元気がなくなったと感じるとしたら細胞の中のエネルギー工場か弱まっているからだ
老化の兆候が見られないカメ、何万年も生きる樹木オークの木
タコは食べるのをやめる
カマキリの雄は、自分の体を交尾相手の雌に餌として提供する
サケは体内にステロイド 糖質コルチロイドをどっと分泌し、体を破壊する
さまさまな死に方が遺伝子的にプログラムされている
p235
細胞老化もしくは複製老化と呼ばれているものがある
テロメア 染色体の両端についているシッポを使い、
細胞は自分が何回自己複製したかを数えており、一定回数を超えるとテロメアが短くなり、細胞は疲弊して死んでしまう
老いた人間の細胞はテロメアが短く、これが体の修復を遅くし、体に毒素を放出する
アポトーシス、もしくは細胞自殺は、プログラム死のもっとも古い形で、10億年以上の歴史がある。
人間の死亡率を下げることが判明した薬物には、
抗炎症薬のアスピリン、イブプロフェン
ビタミンD
糖尿病薬のメトホルミン、グルコファージ
魚油
ターメリック、ウコンは天然の抗炎症薬で、
心臓病、脳卒中、認知症の予防に効果がある
ビタミンDは断然優秀である。
ビタミンDの血中濃度が高いと、癌や感染症のリスクが減る
詩人のワーズワース
人は金を儲けて使うことばかりにあくせくし、
自分たちを取り巻く自然に目を向けようとしない
p337
体が自分を壊す4つの方法
1.炎症
2.胸腺 T細胞を算出する器官で、年齢とともに収縮していく
3.アポトーシスはダメージを負っ高い細胞を効果的に除去する。しかし、老化とともに悪い細胞の一部を見逃すようになり、それが癌の発症につながる
4.テロメア短縮
抗炎症プログラム
アスピリン、魚、カレー
ビタミンD
肌の色が白に近ければ近いほど、太陽光の吸収量が多くなり、より多くのビタミンDを得ることができる、
エピジェネティクス 遺伝子発現のタイミング
に基づいた時計がある
若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間 単行本 – 2018/10/26
![](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51E1g4tIiLL._SX336_BO1,204,203,200_.jpg)
2019年7月11日木曜日
投稿日 2019年7月11日木曜日
更新日
図書館で借りた ”サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい ” ネットのコメントはネガティブ。。。
・大富豪の共通点は、創業者または創業者の家柄であり、オーナーまたは筆頭株主であるということ。
・会社という「箱」を持っているオーナー社長なのか、サラリーマンという雇われ社長なのか。
・中小企業の社長になって経験と能力を生かして活躍しよう、会社という「箱」を所有して、「資本家」になろうというもの。
・ゼロイチ起業は必要ない。
・起業は会社を作ることではない。
・設立した瞬間から出血がはじまる。1000社中997社が討ち死に。「千三つ」せんみつ - 1000社のベンチャーに投資して、そのうち投資が実行され、さらには上場できるまでになるのは3社程度しかないと言われます。わずか0.3%ということ。
・飲食店に手を出したら「地獄」が待っている。
・飲食店経営はレッドオーシャン
・FL比率を知らない人はアウト
Fはフード(食材原価)、Lはレイバー(人件費)のことです。
売り上げの55%以下にこのFL比率を落とさないと、採算が合わなくなり、経営が傾くと言われています。
・会社という「箱」を持っているオーナー社長なのか、サラリーマンという雇われ社長なのか。
・中小企業の社長になって経験と能力を生かして活躍しよう、会社という「箱」を所有して、「資本家」になろうというもの。
・ゼロイチ起業は必要ない。
・起業は会社を作ることではない。
・設立した瞬間から出血がはじまる。1000社中997社が討ち死に。「千三つ」せんみつ - 1000社のベンチャーに投資して、そのうち投資が実行され、さらには上場できるまでになるのは3社程度しかないと言われます。わずか0.3%ということ。
・飲食店に手を出したら「地獄」が待っている。
・飲食店経営はレッドオーシャン
・FL比率を知らない人はアウト
Fはフード(食材原価)、Lはレイバー(人件費)のことです。
売り上げの55%以下にこのFL比率を落とさないと、採算が合わなくなり、経営が傾くと言われています。
サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書) 新書 – 2018/4/20
三戸 政和 (著)
![](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41nbHzmk43L._SX335_BO1,204,203,200_.jpg)
2018年10月23日火曜日
投稿日 2018年10月23日火曜日
更新日
こうやって数字を使えば、仕事はもっとうまくいきます。 - わかりやすい!
数学女子 智香が教える こうやって数字を使えば、仕事はもっとうまくいきます
●「%」の計算は分数で考える
●四則計算は何ためにするのか?
●質が高いのはどっち?
●仕事算を仕事で使ってますか?
●粗利額が高くなる接客方法
●損益を正しく捉えて割引をしていますか?
デッドラインとなる売り上げ
平均購入単価(全品10%オフ)
必要となる購入件数
一日あたり必要な購入件数
ヤバい指数%=デッドラインの売り上げ÷目標売上
=損益分岐点売上高比率
=固定費÷限界利益率
●「%」の計算は分数で考える
●四則計算は何ためにするのか?
●質が高いのはどっち?
●仕事算を仕事で使ってますか?
●粗利額が高くなる接客方法
●損益を正しく捉えて割引をしていますか?
デッドラインとなる売り上げ
平均購入単価(全品10%オフ)
必要となる購入件数
一日あたり必要な購入件数
ヤバい指数%=デッドラインの売り上げ÷目標売上
=損益分岐点売上高比率
=固定費÷限界利益率
2018年7月30日月曜日
投稿日 2018年7月30日月曜日
更新日
読みかじり - 世界一子どもを育てやすい国にしよう 単行本(ソフトカバー) – 2016/8/5
今回は音声入力で試してみた。SIRI+GOOGLE KEEPの組み合わせの聞き取り能力も高い感じ。
世界一子供を育てやすい国にしよう
ページ23
レコンキスタ キリスト教国によるイベリア半島の再征服運動を完成させてイスラム国家を滅ぼしたスペインはユダヤ人を始めとして異教徒を次々に追放します
すると人口が減って国が貧しくなってしまった
実は日本は歴史的に見れば渡来人を受け入れ移民を受け入れ続けてきた国なんですよね
様々な民族が融合しその中で日本人が形成されてきたにも関わらず現代の日本人は自らをホモジニアス単一民族国家だと思っていて移民の受け入れをしないばかりか難民すら受け入れようとしません
日本は受容力も高い移民国家だった
他にも面白いデータがあって日本人の遺伝子を分析すると本州に住んでいる人は4から5タイプに分かれます北方から来た人、琉球からきた人、朝鮮から来た人上海あたりから黒潮に乗ってきた人などです。
日本は移民が作った国ですからね
一方で中国や韓国は日本ほど遺伝子が分散していない
最大グループが日本よりははるかに大きいつまり日本は生物学的には多様性に富んだ社会なのです
遺伝子のタイプで見ればホモジニアスなのはむしろ中国や韓国です日本人の遺伝子がばらけていると言うのは生物学では常識です
人間の常識はその人が生まれ育った20から30年の社会の意識の反映でしかないんです
結局全ての人は育った社会の意識を反映して大人になっていくのです
単一民族国家とかホモジニアスと言うのは明治以降の日本社会が生み出した共同幻想に過ぎないのではないでしょうか
ページ107
ドイツに学ぶ社会保険の適用拡大
厚生年金は被用者つまる雇われている人のための年金です
ところが今の日本はこの大原則を破ってしまっていて、原則として1週間に30時間以上働かないパートやアルバイトは全て国民年金の側に追いやっています
これは制度の理念からしても間違っていますなぜなら正社員に比べてパートやアルバイトはよりをしなければならない社会的弱者なのです
被用者すなわち職場で生雇われている人はパートでもアルバイトでも全員年金額が手厚い厚生年金に移行すべきでしょう
そうなればたとえ解雇されてもパートやアルバイトで働き続ければ厚生年金から国民年金に鞍替えする必要がなくなります
厚生労働省が一昨年示唆したのですが1ヶ月に5.8 万円以上の給料もらってる人を全て厚生年金に移すと1200万人が国民年金から厚生年金に移ることになるそうですそうなれば誰もが安心して働くことができます
この改革はすでにドイツでシュレーダー元首相が行ったものです
例えば中小零細企業はパートやアルバイトを大量に雇って自分の自由を成り立たせていますその人たちの社会保険料を企業が全員分支払うとなったら、会社が潰れてしまうと社長たちはもう反発するでしょう
つまりパートやアルバイトを雇えば雇用者は社会保険料を支払わないで済むのでその方向にインセンティブが働くのですこれは極論すれば労働力の使い捨てといっても過言ではありません
シュレーダーは正規雇用者は社会保険料5対5で企業と本人が分け合いパートの日正規雇用者の場合は給与が少ないのだから一定企業負担をむしろ多くした
当然中小零細企業の側から猛反発が沸き起こりました
でもその時シュレーダーはそういう企業は退場してもらって結構だと言い切ったそのです。
人を雇用すると言う事はその人の人生に責任を持つということです老後のための年金保険料や病気になったときの、健康保険料を負担できないような企業はそもそも人を雇う資格がないのではないかと言い放ったのです
加えてこの適用拡大を進めていくと第3号被保険者が半ば自動的に消えていきます
家庭の主婦の今度はパートで働いて月60,000円位の収入は得ているからです
専業主婦は高度成長期の特殊なスタイルだと言う説明をしましたが第3号被保険者制度は専業主婦を優遇する様々な仕組みの1つです全国に20,000,000人ほどいる第3号被保険者を収束していくのは大変ですが適用拡大を行えば後自動的に収束ができるのです
ページ117
例えばアメリカで最も有名なNPOはどこかと言うとハーバード大学です
ハーバード大学はアメリカ合衆国ができる前に牧師さんが作った大学です寄付と授業料と寄付からなる基金を運用して成り立っているソーシャルビジネスなんです
日本の大学が学校法人と言う文科省に紐付いた非営利法人格をあてがわれてきたからです
しかしアメリカ人に学校法人について説明するのは非常に難しいなぜならそんなロジックがないからです
ページ178
給付型奨学金か大学の無償かを
私学助成金を学生の奨学金として渡す仕組みに変えたほうがいい
現金ではなくてもバウチャーにしても大丈夫
世界一子供を育てやすい国にしよう
ページ23
レコンキスタ キリスト教国によるイベリア半島の再征服運動を完成させてイスラム国家を滅ぼしたスペインはユダヤ人を始めとして異教徒を次々に追放します
すると人口が減って国が貧しくなってしまった
実は日本は歴史的に見れば渡来人を受け入れ移民を受け入れ続けてきた国なんですよね
様々な民族が融合しその中で日本人が形成されてきたにも関わらず現代の日本人は自らをホモジニアス単一民族国家だと思っていて移民の受け入れをしないばかりか難民すら受け入れようとしません
日本は受容力も高い移民国家だった
他にも面白いデータがあって日本人の遺伝子を分析すると本州に住んでいる人は4から5タイプに分かれます北方から来た人、琉球からきた人、朝鮮から来た人上海あたりから黒潮に乗ってきた人などです。
日本は移民が作った国ですからね
一方で中国や韓国は日本ほど遺伝子が分散していない
最大グループが日本よりははるかに大きいつまり日本は生物学的には多様性に富んだ社会なのです
遺伝子のタイプで見ればホモジニアスなのはむしろ中国や韓国です日本人の遺伝子がばらけていると言うのは生物学では常識です
人間の常識はその人が生まれ育った20から30年の社会の意識の反映でしかないんです
結局全ての人は育った社会の意識を反映して大人になっていくのです
単一民族国家とかホモジニアスと言うのは明治以降の日本社会が生み出した共同幻想に過ぎないのではないでしょうか
ページ107
ドイツに学ぶ社会保険の適用拡大
厚生年金は被用者つまる雇われている人のための年金です
ところが今の日本はこの大原則を破ってしまっていて、原則として1週間に30時間以上働かないパートやアルバイトは全て国民年金の側に追いやっています
これは制度の理念からしても間違っていますなぜなら正社員に比べてパートやアルバイトはよりをしなければならない社会的弱者なのです
被用者すなわち職場で生雇われている人はパートでもアルバイトでも全員年金額が手厚い厚生年金に移行すべきでしょう
そうなればたとえ解雇されてもパートやアルバイトで働き続ければ厚生年金から国民年金に鞍替えする必要がなくなります
厚生労働省が一昨年示唆したのですが1ヶ月に5.8 万円以上の給料もらってる人を全て厚生年金に移すと1200万人が国民年金から厚生年金に移ることになるそうですそうなれば誰もが安心して働くことができます
この改革はすでにドイツでシュレーダー元首相が行ったものです
例えば中小零細企業はパートやアルバイトを大量に雇って自分の自由を成り立たせていますその人たちの社会保険料を企業が全員分支払うとなったら、会社が潰れてしまうと社長たちはもう反発するでしょう
つまりパートやアルバイトを雇えば雇用者は社会保険料を支払わないで済むのでその方向にインセンティブが働くのですこれは極論すれば労働力の使い捨てといっても過言ではありません
シュレーダーは正規雇用者は社会保険料5対5で企業と本人が分け合いパートの日正規雇用者の場合は給与が少ないのだから一定企業負担をむしろ多くした
当然中小零細企業の側から猛反発が沸き起こりました
でもその時シュレーダーはそういう企業は退場してもらって結構だと言い切ったそのです。
人を雇用すると言う事はその人の人生に責任を持つということです老後のための年金保険料や病気になったときの、健康保険料を負担できないような企業はそもそも人を雇う資格がないのではないかと言い放ったのです
加えてこの適用拡大を進めていくと第3号被保険者が半ば自動的に消えていきます
家庭の主婦の今度はパートで働いて月60,000円位の収入は得ているからです
専業主婦は高度成長期の特殊なスタイルだと言う説明をしましたが第3号被保険者制度は専業主婦を優遇する様々な仕組みの1つです全国に20,000,000人ほどいる第3号被保険者を収束していくのは大変ですが適用拡大を行えば後自動的に収束ができるのです
ページ117
例えばアメリカで最も有名なNPOはどこかと言うとハーバード大学です
ハーバード大学はアメリカ合衆国ができる前に牧師さんが作った大学です寄付と授業料と寄付からなる基金を運用して成り立っているソーシャルビジネスなんです
日本の大学が学校法人と言う文科省に紐付いた非営利法人格をあてがわれてきたからです
しかしアメリカ人に学校法人について説明するのは非常に難しいなぜならそんなロジックがないからです
ページ178
給付型奨学金か大学の無償かを
私学助成金を学生の奨学金として渡す仕組みに変えたほうがいい
現金ではなくてもバウチャーにしても大丈夫
2018年5月12日土曜日
投稿日 2018年5月12日土曜日
更新日
読みかじり - ★★★★★ 久々に○○の法則本を読んで清々しい気持になった!! ー あたえる人があたえられる -ボブ・バーグ 単行本 – 2014/1/29
★★★★★ 久々に○○の法則本を読んで清々しい気持になった!!
あたえる人があたえられる 単行本 – 2014/1/29 ボブ・バーグ
http://amzn.asia/4gu7FQy
p198
5つの法則のまとめ
第一の法則
あなたの本当の価値は、どれだけ多く、受け取る以上のものを与えるかによって決まる。
第二の法則
あなたの収入は、あなたがどれだけ多くの人に、どれだけ奉仕するかによって決まる。
第三の法則
あなたの影響力は、あなたがどれだけ相手の利益を優先するかによって決まる。
第四の法則
あなたが人に与えることができるもっとも価値のある贈り物は、あなた自身である。
第五の法則
効果的に与える秘訣は、心を開いて受け取ることにある。
p32
「あたなにどんあことが起きるかは、ほとんどあなた次第だ。それを知れば驚くはずですよ」
「つまり、人に利用されると思わなければ、利用されることなどないとおっしゃるんですか?人の身勝手な面や強欲な面に注目しなければ、たとえまわり中が身勝手で強欲だとしても、自分はたいして迷惑を被らないといことですか?」
「健全な免疫システムみたいに。。。。まわり中に病原菌がうようよしていても、自分には伝染しないというような」
p54
「最初の問いは、「それは人の役に立つのか?人の価値を高めるのか?」であるべきだ。もし答えがイエスなら、その次に「それで儲かるか?」と問えばいい」
「つまり、お客様の期待を超えることができれば、もっとたくさんお金を払ってもらえるということですか?」
「それもひとつの見方かもしれない」
「でも、大事なのはより多くのお金を払ってもらうことじゃない。より多く与えることだ。与えて、与えて、与えつくす。どうしてかって?」
「だって、そうしたいから。これは戦略なんかじゃない。生き方そのものだ。でも、そしているうちに」
「すごく大きな利益が出はじめる」
「この世界の莫大な富は、商品にせよ、サービスにせよ、アイデアにせよ、自分が受け取るよりも多くを与えるということに燃えるような情熱をもってあたってきた人たちによって築かれた。けれども、そうした富の多くを、与えるよりも多く受け取りたい人たちが無駄遣いしてしまっている。」
p95
仕事の中には好きなものがあったし、そうでないものもあった。だが彼女は選り好みせずに、どの仕事もまるで好きでたまらないかのように働いた。そんなことができたのは、その仕事が好きだろうとそうでなかろうと、どれも「食べて、蓄えて、奉仕する」たまに与えられたチャンスなのだと自分に言い聞かせていたからだという。
「食べて、蓄えて、奉仕する?」
「標語みたですね」
「確かに標語になるでしょうね。この三つは、働く理由としてどんな仕事にもあてはまる。食べるとはすなわち、生きていくための最低限の必要を満たすこと。蓄えるというのは最低限の必要を超えて、より人生を広げること。そして、奉仕するとは、自分の周りの世界や人に貢献すること」
p104
「人脈というのは、必ずしも顧客や依頼主だけのことではない。私が人脈というときそれは、きみのことを知っていて、きみのことが好きで、きみを信頼する人たちを指す。そういう人たちは、きみから直接何かを買うことはないかもしれないが、きみことをいつも心に留めておいてくれる。」
「この人たちは、きみが成功するために、個人として力を貸してくれる。それはもちろん、きみもその人たちに同じことをするからだからね。まあ、言ってみれば、きみの個人的なファンクラブができるようなものだ。」
「個人的ファンクラブができたら、紹介される人や仕事が次から次へ押し寄せてきて、さばききれないほどになる。」
「どうすればそんな人脈をつくれるか、知りたいかね?」
「得点をつけないこと」
「そ、それはどういうことですか?」
「言ったとおりだよ。収支を追わないこと。ポーカーならいざ知らず、人脈は得点計算では作れない。「ウィン・ウィン」といのは知っているだろう?」
「常に自分も相手も得をする結果が出る方法を探すということですね。」
「そのとおり。それはいいことだー理屈の上ではね。しかし、現実はどうか。たいていの場合、”互いに有利”と言いながら、裏では得点を計算している。つまり、誰もが互角というのは、誰にも得をさせたくないということでもある。五分五分ということだね。今回はきみに得をさせてやったから、次は借りを返してくれよ、というわけさ」。
「人間関係の前提がービジネスでも他のなんでもだがー貸し借りだとすれば、真のともだちにはなれない。取り立て屋になるだけだ。」
「とにかく相手に気を使うこと。相手の利益になるように気を配ること。相手の弱点を守ってあげること。五分五分なんて忘れること。五分五分ではだめなんだ。勝ちを収めるには100%しかない。相手にとってよいことをすることが自分の勝利だと思うこと。相手が叶えたいと思うことをなんとか叶えるように力を尽くすこと。ウィン・ウィンなどということは忘れて、どうすれば相手が勝てるかだけに集中するんだ。」
「なぜなら、相手の利益を優先すれば、いつだって自分の利益も大切にしてもらいえるからです。いつでもね。これを賢明な利己主義と言う人もいます。相手がどいうしてほしいかに気を配り、それを誠実に実行すれば、自分の欲しいものが手に入る、ということです。」
p111
「何が人を魅力的にするか、考えたことがありますか?正真正銘の魅力、人を引きつける力を生むのは何か」
「彼らは与えることが大好きなんです。だから魅力的なんですよ。人に与える人は、人を引きつけるのです。」
p119
「ジョーはあいまいな慰めの言葉をつぶやきながら、自分が馬鹿げたことをしているような気になっていた。
ガスはなんて言っていたっけ?
馬鹿みたいに感じるときもある。馬鹿みたいに見えるときだってある。しかし、ともかくやることだよー。
あたえる人があたえられる 単行本 – 2014/1/29 ボブ・バーグ
http://amzn.asia/4gu7FQy
p198
5つの法則のまとめ
第一の法則
あなたの本当の価値は、どれだけ多く、受け取る以上のものを与えるかによって決まる。
第二の法則
あなたの収入は、あなたがどれだけ多くの人に、どれだけ奉仕するかによって決まる。
第三の法則
あなたの影響力は、あなたがどれだけ相手の利益を優先するかによって決まる。
第四の法則
あなたが人に与えることができるもっとも価値のある贈り物は、あなた自身である。
第五の法則
効果的に与える秘訣は、心を開いて受け取ることにある。
p32
「あたなにどんあことが起きるかは、ほとんどあなた次第だ。それを知れば驚くはずですよ」
「つまり、人に利用されると思わなければ、利用されることなどないとおっしゃるんですか?人の身勝手な面や強欲な面に注目しなければ、たとえまわり中が身勝手で強欲だとしても、自分はたいして迷惑を被らないといことですか?」
「健全な免疫システムみたいに。。。。まわり中に病原菌がうようよしていても、自分には伝染しないというような」
p54
「最初の問いは、「それは人の役に立つのか?人の価値を高めるのか?」であるべきだ。もし答えがイエスなら、その次に「それで儲かるか?」と問えばいい」
「つまり、お客様の期待を超えることができれば、もっとたくさんお金を払ってもらえるということですか?」
「それもひとつの見方かもしれない」
「でも、大事なのはより多くのお金を払ってもらうことじゃない。より多く与えることだ。与えて、与えて、与えつくす。どうしてかって?」
「だって、そうしたいから。これは戦略なんかじゃない。生き方そのものだ。でも、そしているうちに」
「すごく大きな利益が出はじめる」
「この世界の莫大な富は、商品にせよ、サービスにせよ、アイデアにせよ、自分が受け取るよりも多くを与えるということに燃えるような情熱をもってあたってきた人たちによって築かれた。けれども、そうした富の多くを、与えるよりも多く受け取りたい人たちが無駄遣いしてしまっている。」
p95
仕事の中には好きなものがあったし、そうでないものもあった。だが彼女は選り好みせずに、どの仕事もまるで好きでたまらないかのように働いた。そんなことができたのは、その仕事が好きだろうとそうでなかろうと、どれも「食べて、蓄えて、奉仕する」たまに与えられたチャンスなのだと自分に言い聞かせていたからだという。
「食べて、蓄えて、奉仕する?」
「標語みたですね」
「確かに標語になるでしょうね。この三つは、働く理由としてどんな仕事にもあてはまる。食べるとはすなわち、生きていくための最低限の必要を満たすこと。蓄えるというのは最低限の必要を超えて、より人生を広げること。そして、奉仕するとは、自分の周りの世界や人に貢献すること」
p104
「人脈というのは、必ずしも顧客や依頼主だけのことではない。私が人脈というときそれは、きみのことを知っていて、きみのことが好きで、きみを信頼する人たちを指す。そういう人たちは、きみから直接何かを買うことはないかもしれないが、きみことをいつも心に留めておいてくれる。」
「この人たちは、きみが成功するために、個人として力を貸してくれる。それはもちろん、きみもその人たちに同じことをするからだからね。まあ、言ってみれば、きみの個人的なファンクラブができるようなものだ。」
「個人的ファンクラブができたら、紹介される人や仕事が次から次へ押し寄せてきて、さばききれないほどになる。」
「どうすればそんな人脈をつくれるか、知りたいかね?」
「得点をつけないこと」
「そ、それはどういうことですか?」
「言ったとおりだよ。収支を追わないこと。ポーカーならいざ知らず、人脈は得点計算では作れない。「ウィン・ウィン」といのは知っているだろう?」
「常に自分も相手も得をする結果が出る方法を探すということですね。」
「そのとおり。それはいいことだー理屈の上ではね。しかし、現実はどうか。たいていの場合、”互いに有利”と言いながら、裏では得点を計算している。つまり、誰もが互角というのは、誰にも得をさせたくないということでもある。五分五分ということだね。今回はきみに得をさせてやったから、次は借りを返してくれよ、というわけさ」。
「人間関係の前提がービジネスでも他のなんでもだがー貸し借りだとすれば、真のともだちにはなれない。取り立て屋になるだけだ。」
「とにかく相手に気を使うこと。相手の利益になるように気を配ること。相手の弱点を守ってあげること。五分五分なんて忘れること。五分五分ではだめなんだ。勝ちを収めるには100%しかない。相手にとってよいことをすることが自分の勝利だと思うこと。相手が叶えたいと思うことをなんとか叶えるように力を尽くすこと。ウィン・ウィンなどということは忘れて、どうすれば相手が勝てるかだけに集中するんだ。」
「なぜなら、相手の利益を優先すれば、いつだって自分の利益も大切にしてもらいえるからです。いつでもね。これを賢明な利己主義と言う人もいます。相手がどいうしてほしいかに気を配り、それを誠実に実行すれば、自分の欲しいものが手に入る、ということです。」
p111
「何が人を魅力的にするか、考えたことがありますか?正真正銘の魅力、人を引きつける力を生むのは何か」
「彼らは与えることが大好きなんです。だから魅力的なんですよ。人に与える人は、人を引きつけるのです。」
p119
「ジョーはあいまいな慰めの言葉をつぶやきながら、自分が馬鹿げたことをしているような気になっていた。
ガスはなんて言っていたっけ?
馬鹿みたいに感じるときもある。馬鹿みたいに見えるときだってある。しかし、ともかくやることだよー。
2018年1月18日木曜日
投稿日 2018年1月18日木曜日
更新日
P22
年間5ミリシーベルトでも、原発で作業した人が白血病を発症した場合に労災認定を受ける、原発で被爆したことが白血病の原因になったと認められる被爆レベルです。
⇓
文科省
年間20ミリシーベルトまで認められる通達
抗議の結果
⇓
年間1ミリシーベルトに
年間20ミリシーベルトは125人に1人はがんで死にますよという値
▲「除染」は本当はできません。できることは、ある場所にある汚れを別の場所に移すことで、「移染」と呼ぶべきものです。
大地を汚染しているセシウム137は、半分に減るまで30年かかります。
▲火力発電と同じ発電方法
仕組みは同じでも、エネルギー効率はわずか33%。
今日、標準的な100万キロワットの原子力発電所では、100万キロワット分が電気になっていますが、実は原子炉の中では300万キロワット分の発熱をしています。
その発電所では毎日3キログラムのウランを核分裂させますが、そのうち電力になるのは1キログラム分だけ。残り2キログラム分は利用できないまま環境に捨てられます。
この2キログラム分の熱量は、冷却用に取り入れられた海水を温めているのです。
原子力発電ではこれ以上熱効率を上げることができません。
それは燃料の健全性を保つために、タービンに送る蒸気のお温度を280度程度までしか上げることができないからです。
▲海温め装置
海水は海に戻される時点で7度も水温が上がっています。
原子炉が300キロワットのエネルギーを出し、そのうち200キロワットは海を温めていて、残りのわずか3分の1のエネルギーを電気にしているだけなのですから、メインの仕事は海温めです。
発電所としては非常に効率が悪いものです。
100万キロワットの原子力発電所では、1秒間に70トンの海水が海に戻されます。
▲二酸化炭素を放出
海水を温めるということは、二酸化炭素の放出も意味します。
地球上の二酸化炭素の大部分は海に溶けた状態で存在しています。
海水を温めれば、二酸化炭素が大気中に出ていきます。
▲余った熱を再利用できない。
▲「死の灰」を生み出す
なによりも問題なのは、核分裂生成物が生み出されることです。
ウランは核分裂をすると、どんどん自分の中に核分裂生成物をためていきます。
100万キロワットの原子力発電所は1日に3キログラムのウランを燃焼させます。
広島の原爆で核分裂したウランは800グラムでしたから、毎日、広島原爆の約4発分のウランを核分裂させていることになります。
そして毎日、広島原爆約4発分の核分裂生成物(死の灰)を生み出します。
1年間の運転を考えれば、1基だけで広島原爆Nゆうに1000発分を超える死の灰が生み出され、原子炉のなかにたまっていきます。
▲ブレーキのない自動車
原子力にははじめからブレーキがついていない。
原子炉を止めるには、
通常の場合、核分裂の連鎖反応を止めるために、原子炉にある燃料棒の間に「制御棒」をゆっくりと挿しこみます。
そして、1-3日かけて私たちが「冷温停止」と呼ぶ状態にもっていきます。
原子炉容器内の温度が100℃以下になる状態で、そうなれば水は沸騰しませんので、安定して原子炉を冷やすことができます。
事故が発生した場合は、
いっせいに、急速に制御棒を炉内に挿入します。
制御棒を入れると、ウランが燃えること、つまり核分裂反応は止まります。
けれども、
核分裂反応は止まっても、発熱は止まりません。
原子炉の中にすでに大量に生み出されてたまっている核分裂生成物が熱を出し続けるからです。
その熱を「崩壊熱」と呼びますが、核分裂生成物がそこにあるかぎり、発熱はとまりません。
▲経済性も低い
発電単価が一番安いのは、一般の水力発電で、1キロワットあたり3.98円にしかなりません。
原子力の発電単価は12.23円にもなります。
http://amzn.asia/5IozZfZ
読みかじり - 日本のエネルギー、これからどうすればいいの? (中学生の質問 箱) 単行本 – 2012/5/27 小出 裕章 (著)
- 1 Sv = 1,000 mSv(ミリシーベルト) = 1,000,000 μSv(マイクロシーベルト)
年間5ミリシーベルトでも、原発で作業した人が白血病を発症した場合に労災認定を受ける、原発で被爆したことが白血病の原因になったと認められる被爆レベルです。
⇓
文科省
年間20ミリシーベルトまで認められる通達
抗議の結果
⇓
年間1ミリシーベルトに
年間20ミリシーベルトは125人に1人はがんで死にますよという値
▲「除染」は本当はできません。できることは、ある場所にある汚れを別の場所に移すことで、「移染」と呼ぶべきものです。
大地を汚染しているセシウム137は、半分に減るまで30年かかります。
▲火力発電と同じ発電方法
仕組みは同じでも、エネルギー効率はわずか33%。
今日、標準的な100万キロワットの原子力発電所では、100万キロワット分が電気になっていますが、実は原子炉の中では300万キロワット分の発熱をしています。
その発電所では毎日3キログラムのウランを核分裂させますが、そのうち電力になるのは1キログラム分だけ。残り2キログラム分は利用できないまま環境に捨てられます。
この2キログラム分の熱量は、冷却用に取り入れられた海水を温めているのです。
原子力発電ではこれ以上熱効率を上げることができません。
それは燃料の健全性を保つために、タービンに送る蒸気のお温度を280度程度までしか上げることができないからです。
▲海温め装置
海水は海に戻される時点で7度も水温が上がっています。
原子炉が300キロワットのエネルギーを出し、そのうち200キロワットは海を温めていて、残りのわずか3分の1のエネルギーを電気にしているだけなのですから、メインの仕事は海温めです。
発電所としては非常に効率が悪いものです。
100万キロワットの原子力発電所では、1秒間に70トンの海水が海に戻されます。
▲二酸化炭素を放出
海水を温めるということは、二酸化炭素の放出も意味します。
地球上の二酸化炭素の大部分は海に溶けた状態で存在しています。
海水を温めれば、二酸化炭素が大気中に出ていきます。
▲余った熱を再利用できない。
▲「死の灰」を生み出す
なによりも問題なのは、核分裂生成物が生み出されることです。
ウランは核分裂をすると、どんどん自分の中に核分裂生成物をためていきます。
100万キロワットの原子力発電所は1日に3キログラムのウランを燃焼させます。
広島の原爆で核分裂したウランは800グラムでしたから、毎日、広島原爆の約4発分のウランを核分裂させていることになります。
そして毎日、広島原爆約4発分の核分裂生成物(死の灰)を生み出します。
1年間の運転を考えれば、1基だけで広島原爆Nゆうに1000発分を超える死の灰が生み出され、原子炉のなかにたまっていきます。
▲ブレーキのない自動車
原子力にははじめからブレーキがついていない。
原子炉を止めるには、
通常の場合、核分裂の連鎖反応を止めるために、原子炉にある燃料棒の間に「制御棒」をゆっくりと挿しこみます。
そして、1-3日かけて私たちが「冷温停止」と呼ぶ状態にもっていきます。
原子炉容器内の温度が100℃以下になる状態で、そうなれば水は沸騰しませんので、安定して原子炉を冷やすことができます。
事故が発生した場合は、
いっせいに、急速に制御棒を炉内に挿入します。
制御棒を入れると、ウランが燃えること、つまり核分裂反応は止まります。
けれども、
核分裂反応は止まっても、発熱は止まりません。
原子炉の中にすでに大量に生み出されてたまっている核分裂生成物が熱を出し続けるからです。
その熱を「崩壊熱」と呼びますが、核分裂生成物がそこにあるかぎり、発熱はとまりません。
▲経済性も低い
発電単価が一番安いのは、一般の水力発電で、1キロワットあたり3.98円にしかなりません。
原子力の発電単価は12.23円にもなります。
http://amzn.asia/5IozZfZ
日本のエネルギー、これからどうすればいいの? (中学生の質問箱) 単行本 – 2012/5/27
小出 裕章 (著)
![](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41ifXpNCgYL._SX340_BO1,204,203,200_.jpg)
2017年12月26日火曜日
投稿日 2017年12月26日火曜日
更新日
読みかじり - フリーメイソン 秘密結社の社会学 (小学館新書) 新書 – 2017/8/1 橋爪 大三郎
キリスト教から分かりやすく説明されている!
p20
理神論とは
「理神論」は、英語でDeism。
めったに聞かない言葉で、キリスト教に比べてもはるかになじみがない。
けれども、
この理神論こそ、近代ヨーロッパ文明を理解するキモ。
伝統的なキリスト教の信仰と自然科学が両立する接着剤。
そして、
フリーメイソンが信奉している立場なのだ。
理神論は徹底した、合理主義の一種で、世界を次のように見る。
①神(GOD)が、この世界を、創造した。
②神(GOD)が、この世界を、支配している。
③神(GOD)が、人間に、理性(reason)を与えた。
④人間は、理性を通して、神(GOD)を理解できる。
p24
神の主権
この世界(自然)を、自然法則が支配しているのか。
神は、天地を創造したあと、この世界から外に出てしまった。
神を見ることはできない。
それなら、もしかしたら、神はいないのではないか?
この世界(自然)が、自然法則に支配されているのは確かだけど、神がいる証拠はどこにもない。じゃあ、神はいなくてこの世界(モノ)があるだけではないか。
と考えるのが、唯物論者である。
でも、これだと、キリスト教の信仰を捨ててしまうことになる。
そこで理神論は、自然法則が万能であることを認めつつ、信仰に踏みとどまろうとする。
神はいる、たしかに。神は、天地を創造し終わって、この世界の外に出て行ったが、そのあとでも、この世界を支配し続けている。
この世界で何が起きているか、すべてモニターし(全知)、必要ならいつでも介入して、自然法則を停止し、思い通りの出来事を起こすことができる。(全能)
神が介入して、自然法則が停止することを、「奇蹟」という。
いつもで自然法則を停止できるのなら、自然法則どおりに出来事が起こるのも、神の意志である。
すなわち、この世界のすべての出来事は、ひとつひとつ、神の意志によって起こる。
このように、神がこの世界を支配していることを「神の主権sovereignty」という。
理神論は、神の主権を認める立場。自然法則の背後に神の意志を認める立場だ。
p30
理神論は、神がこの世界を支配している、と考える(神の主権)。
その神の意志を、人間は理性をつかって知り、理性によって神に近づく。
理性は、「人のわざ」ではなく、神が人に与えた「神のわざ」であうr。
神が人間を救う、という一神教の基本の構造はいちおう保たれている。
もっとも、理性によって人間が救われるのなら、イエス・キリストの出番はなくなってしまう。
一神教では、救うのは紙であり、救われるのは人間である。
人間は、自分で自分を救うことができない。
救うか救わないかは、神が自由に決める。
その神に、この人は救ってやってください、横から口添えすることを、「執りなし」という。
イエス・キリストは、人類の罪を背負って十字架で死んだので、執りなしができる。
カトリックは、イエス・キリストから執りなしの権限を委任されているので、やっぱり執りなしができるという。
プロテスタントは、いやいや、執りなしができるのは、イエス・キリストだけだという。
それに対して、理性によって神の意志を知ることができ、理性によって神の意志に適うように行動し、理性によって神と交流できるなら、イエス・キリストのとりなしは必要ないことになる。
理性は言うならば、イエス・キリストの代わりに、執りなしの役を果たしているのである。
イエス・キリストがいなくなった(必要なくなった)一神教は、ユダヤ教と似てくる。
理神論は、ユダヤ教とけっこうそっくりなのである。
イギリスも、フランスも、ドイツも、アメリカも世俗の社会を、理神論で仕切っている。
p90
オール・シーング・アイ
フリーメイソンの専売特許ではなく、キリスト教ではごくありふれた図柄である。
「詩編」33章18節、ほかにもどづいている。
18 見よ、主の目は主を恐れる者の上にあり、そのいつくしみを望む者の上にある。
![http://www.crystalinks.com/allseeingeye.html 「all seeing eye」の画像検索結果](data:image/jpeg;base64,/9j/4AAQSkZJRgABAQAAAQABAAD/2wCEAAkGBwgHBgkIBwgKCgkLDRYPDQwMDRsUFRAWIB0iIiAdHx8kKDQsJCYxJx8fLT0tMTU3Ojo6Iys/RD84QzQ5OjcBCgoKDQwNGg8PGjclHyU3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3N//AABEIAFoAigMBIgACEQEDEQH/xAAbAAADAQEBAQEAAAAAAAAAAAAEBQYDAgABB//EAD4QAAIBAgUBBQYEBAUDBQAAAAECAwQRAAUSITFBBhMiUWEUMnGBkfChscHxFTNS0SMkQmLhB3KCFiVEY6L/xAAYAQEBAQEBAAAAAAAAAAAAAAABAgADBP/EAB8RAAICAwACAwAAAAAAAAAAAAABAhESITFBYQMiUf/aAAwDAQACEQMRAD8AxbN8qzCniTN0aGdQVaogDbgA+8mwa+3Att1sMc5XTSVzwwRU8ZRFOmFVOw23diePTjbcnppluVrJIkncxRSCMFVIssS2sXb/AHb7noNvPHFTXtVs+VZEx9kDHvqjhp232Hp1/a+PFrwUgqpzaHL5pIstRKysA8VSwvHH8FA3P/PBG+ceT1WZ1YkkR6+quFctcKp8i3Q/7Rv125wZlOTf5UywqFoYE8cxl0d6w4VDa9j1YC56EA4dVlTSQU6wU1Kuqn1KUQ7kXtswYEEkEWAuNQuN8S3XB6cUOS5bFUGGvIkKG3dAosCtzYqCw223fUSSLWx0uaxrBNS64wDGpdAEU2sGIICHULEgKALWII3Fw4Xq84jiroGMEEYDPVzuI4hvYqTzcaV2UdL3vwDU5tkVHJK0EL51VubST1B7qnJDXHg/1b8XvxzsMSk30bo0hrqnMYClBDKapdQ0x04fS2pdVyAxvsbBiFsSu4GDp8qzqd1aSI0sA1B/ap1sylV6lidrAWtvbrtaYrO1WeVqmnStNPEuyxUg7tVH/iL2A8/jzsEssb1Ld9UtJLLfZ3N2sfU/D7AJN4PyFosZqRg0xmzTJFEyaRA1cCkZIs2kaPU28tW/JBJo6OuKTLBXZXUzNIzK61yu6HewF1G+oXO/yxF+z69JYagzXNv789fj8+NYsrUqzNYrzdiL7bfDz/YeJw9jZdCPPKangWWjqX7uRfGoDxkaVGwRm0202vtcMw67DS1kTBlRWvBToxKRhdOmwGpP6x47EgGx42BxK0AzCKe+VS1SOtnYU7Px62/X8+HNP2prKj/DzaKjzWND4e+QJIh39114+Nj+V5xdmsGr8ynXKX9qKSwzkxwU6Af4DCzB18gPELDc33Ft8M8gp6eHLG9jzKKSXMnjEtMIjrie+kXIOyqSTx5YyiyrJs2bTlNY1JM4X/2/MiGSTfbSx54Oxv8ALB1KBltaMuSmqo5pg4kV9Ktp3AWykDSdQsAQL2NyTY3qqCtj7Mo4aLMny+bT3Eg7+j1IWCrfTJHYdAWBA8mZeCcTebU1Vk2bQZjRqEkRyD3oJV0a11be594C992BPlhjmGqrmgmjqQ/sjOwFRPpjJIJDjWS3hZL6d1OnY4Fr81XMaapinicxvEsUdSyNH3jatRccaQSOCL3J3tyRu9mZhGv8c7PCvYhaiCSUP3UekWvrUWPQKwHwHoMT7tSa2tVVwF+lIrD694L/ABsPgMU3ZrO6OlpIcqoYWqsxlrAO5ZSqOpYFmDcDwLffr6YUnJcvYk/xOiW/+nv3a3pcc/HCtdJOs5kBT+EZc+gFQ1ZOBct5KLdB5eZ67HG1NkgjRaRkeKAMorJEUEqD4u5G9rkAaj52Hlhh2ey80WXpUyxl20LIL8yzN7lieg2P/c6dVOPVdV/CY4aCtcX1byGNVIYsWEl7nRcaLXHCsNrYi/CKR3mdW1ENdJARCjDWqBl0KUUEbkk2Atuu4bb0X5gKHJkOYZ/EZqiUDuMsBGpgD4Wc2ug42+N73IHUklN2eoY8yqo0lrJDry+nkse6HHen038K367km5Ell+WZv2kzOWaFu/qnPeSySuFBPxO17DgeXToxj+8NZrW5tmnaOqX2i5SNSY6eKPTHCo6gdAPM/s7yXK8ulzOmy+sqmllnh72DuJB3DNY6QWG54PFt7jpjVDUdk5Y4avLJkyWth9nqY2KOztY3OsHm24Hl6jCOeeOOWFspeZVhLGOZ7CQFuTYcdbc7k8X2vxUTV+j3Ka6ajyaroqqWHKaynEQhlZApmlW+oMoF21LzyMK6bKGl91X0aAybG7r5j7v+FtctoFMve1WlnLE6ixZmbb9bb8/lixo8qdmQpIXjY7re9trXDfd/xxzlLEUhLBk6GGMrCbq3DL5hgL+e4/D1wFmGXiOzoHBY6Nhz+2w+TeWK6um9gmpoolDapFknBX3Yxccedrn/AMT544zqlZ7xwERwRXBkYbnYk6fUknf0+OIU2ViRQqkXJXytZmpZJKtZZHKn/EjCmwut+DY2w4SmjlpqRooTXZhmta+qU3TuIkOngGwa1ub9TgOuy1NIqH4ZdhbxX26D4jz+uBqCeoo6rv6eoenlvvIrbEWt8Prf+/bvCQrP8iaiqmSGZqiNZ9GiRFEj7E+Fb7jY7+nFrY6y/P2SBKPOdVbQqbK5YCWA9CrX/A7dOL41yysoYsxjqc3jSL2dNUMcUWhJZVGxdmOzcWvt8N8ZVNNT5zEiU1a02bSM7ysaYoHckFUAAPA5bgDTcnbB3TALl15VlMk9LO9fQ1bDRUxuQL6rkOo2VgABY26+dh8pRT10+V0xoFeiq6RozPGp1vWG+oSsvi0WBPFhYH/TsJk1XLlbS00tOZaaQd3WUcg2ccGw/qvx8LeZGOe5JVZeYq3JK4mgkfv6aYkiSN/6b394cW6jng2pGZRRZNLlEkjU1DBFJOhDTx1LzS6beILdV0XtyoY/DkJ5MjonkZ2ywMWJJJeQX+Q2Hy2xhk9P2qzxmjr8wU0Zj7wvI66OAd1jA1MAdViet8VsX/TmkMaGqzStM5A7woQFLdbXHF8D9mENJFUpR5bBPVzVXcxCNo2i/wAIBSdNjax1a4t9yuOadu/9rq8ymEuWZdeV1icEyk3tC1hbc6WIFhbT53wFVSe0UkL1kQqmmjQROnhMrgABOLBtJspFgd7g2BxvnzmnEWRtO0i0yh6uQEnvJ2Avv1CggC/n6YijCGpar7SZ6ZpZY4ppnuXkfSkSgDa54A2/DqRgnPMmhpqSKoo8zy3v8usohp3bW+5uxuPeuTccEeg3IpsuyiemvW1dVBLq0M0UQdBcjTe+/U/Q49JTiTToeSalpgyU7SLY2/qI9Tew3stuuLyrQUJp5XrJJJFpxBCXPdwQghEuenrvz+w0o6dQCRvr4VvkL7ff6sGo0VAwIJ2vttv9/fXuMiIto3CkDg8ffn+zarRqH2SU6xAAjWrbAWF9j189jf5YsI2ipYZJ5EaCNELOLbAdcSOSSPLUINaDQ1ulzv8Ah0+Hnhl2id5KaLL6eGeVagBpygOydBceZ/LHmkm5UdY8JSTOvaqirrqyvjieVyI6e42S3hU34Num2K3sZXR5xlbU7KJJKRu7udiV/wBDfTb5Ym5ezqd+nc0M5CAFVJ8OoDa489/j54Z9nsuqOzmaQNBSVBilGioOg6bHrxtY2/Hpi5YtAk0zbtBTNGrxaY1sdzruSbdenXriaqY5btIm7dVHX4fgfsAVnahfEJe/0FTwGJ+ZN+OOTbE5TRy1cjGZwoa7kXuAfj1/AficMHoH0CzBY6kBkbw6QCpAHFulvv4e8VlWYVWX01ZTUscMctSgRKogLJDfm7HpuedwTffex0FFUJLZh4X62354t98+dgPV2XFpW7pNY3XYD58+l/y35NWn0D1bQ93FBDXyqc7Fv8rTxmQLCFCqGIBsbLe5vf1G2OsorIkmmy+uZv4dVt42P/x5BbQ4uObgXG/rexx3ks8eXZjGlZVLSCJZYpKiUkPIhQAAN/UhQWvyPUHAKxip0vKrsWQBw1j3jkAMxA4DbG3w+GGzDmnjqRV1NDVpDFLGTFquSPENIci42IYkW8W4vexOKaKemMSH+IVcfhHgDBgvpci5xMyB63LaWseeSOehlWCpkiazPET4Df0Y2+p+GJz6RSRDHXNGNkaObSpHQgAkAel8CVgBdnadYvY6iugZEy+KTMu5B2UkWRfqbj/twvdGkbvJWvK7F5GvYFjcn8b/AHcr7s97TL2VlrqyUmorqqKmDGw/wYk7xRby1Eiw33wXTU7yLq13BI8RF+efy+xznqTMDCA63ZHKh0Mb6WsSp5HptYen0wdQKFp9owpYtfSBYb2F78dfu5wVHQP3rLpURjdpL8W6efn9fPBkFPAsKRIisQxUXJA/T0+mJlJCkJJooVlBdQJDuVO9jtbf6fdscShe7MTIxYqRseDwNj/f9SXbZfrnBAFtwRp4uPrzjE0QNYYyVK33LcA+X3/YYFJDQmp6pKaRpkQmQWv4jcnoP74ZUXaR4b94oedxfm2+4A/A4Sdsk/h1OaGkUe0TjvXA3ZEX57XP2dzh92coKnLclpYpjO08sIqDrIujMdluTxbm/FsMksbZk9hjZ5NCpeFTJKpsSAQdRNifkTjpc/qBIdMTsHBsdB8Djm/+077/APGCmSSaokkjebwj3QUAHT+rzBJ+WF85kZpBSTy+N1cd4yjTdVYAW6W/E45pJi2xVVZkahiJYkMdwfFyp8h99fLj7QRGfwlQqtuL/nxv9+mGOWRwPmUlJIt1nJAa/uyAG9rdCAficH/wuGlkMh/ljya5t8/ji3JcDpjUsySRqFQsdwt9r+vyv+PqcGpJFJEgciOY77b7dPnx98KoqdvagHLWS5vqNtvz+/TBFIkJkeSWVjHHYKgA2P3+vqcDMj5NlomlLySlGvpN1uttj1Fr2+/PRqCSONTG9wdgfPfyHr+vXhiIABrRBJc31i+w/Y42h06bSoosoNxx98/d8GTGkAUtEqzLSzKDTVStTVA9GXY/JtIHx+GJeTNcto5GpaynvUwkxzFIFA1jY224vfFnUr3scwpnAkVToGseFiNifnhnHlGV1yLWNSRFqgCUk9S2/wCuKTJIbIqIN2V7PxOR4kqJm0jctrVRsedjx+mGkeWshIn1HTuo0/Xfzv8AfFsOyRV+zfZ9iSSKWf3SBuJV3+uHrKDSveIqTsLgb+vqMROX2aFLQnjmjAaJJbuq3tfj19Rf8sejlWaUIhBKkKum4sedvrhbIgl/ioiTvHSCF1VBdmUSHWefLb4HDMPFSzTQSAB1nYFtexHQn5W9BjNGsMg1QSMFRlBAHF/I/wBsZ1gpvZ2eZjEsV37zVbSAL73+WO4p4D4i6libmw69Ov364lf+ombpDQwZZAU72obXJcW0xg/qQNvQ40YtySRVqiZy2qk7SdsRUSPpikOohjYrCg2X8Bt5k4uZapWayvAl01MQDa9z9OmJnsHB3FJW5jqQSuTHECN/CNRI387fTFAcyUyTU2skaff7qx0209D63+mOvyblS8EIIrKmIpIKerpVIiYX7vi99gdXI3P2cZVg7/vFLoinSN4bAC9tt+l7/TyxlFUyRxGRJhLMWiBUQMR71rg34BF/hjhmnSEJqdo1Cx6mQ3Cheef9oG39WJSMZTSuh/y8kaNGQyyheCG268jc74sKaWHMqOCsvtIurRe2k9V/TEhPGXgSNFkeGSMqzxjkD1/v5DB2QVYgaei7xXTaaILzZveGn6G3rgkk0ZMZyqaeTSzlg4IlGrxDy4+e+Mat1hKmJCoQ72P0+/0G/wBqqhnAeMawdrkcne+MZ3aaRWJWyi5YC9xf9sSY5pa5qOwK6dyAoJOo3F7dQd8PaCZ6+nSohj7sG4tIviNjb7874QwUs2ZpKtLCJKuKqp2uFA0R7+L1sbn4cDDnJyqLUorAQ+01AUBrWUSMAAfLnDL0KZpPRRrL3ocobWBG9z+v1wmkz+op5GgjqY9EZKL4DwNvPFJL4oy292F2Jt+XyGIKvc+3VNrAd61rL6nGQBHZJlbsblTEmPuZniPhOxcCS9gL8g4cT5hSRUkpMs8j6dKwspAvwBxcX2wn7AMT2be5J0vSkb8EpucP88AbLInYXYVEVief5q40l96BPQJkMbQZqZnnUmGCWOcoD4blQARyPEDYHey+uO8wagXMqmVpB3Mndm3dn37XJ29Cg+uC+2qrBRRzQKI5WlGp0FmOzdR8BjOgJFFCRsWCk+pI3OJbvZkLmqcmDa+8/lqSWKNaw68Y/McyrajNM1krSCWma0UZ5C8Kv5fjj9h7fjT2OzNhs1oluObFlBHwOPyvswit2uy+MqDH7ZH4SNveHTHb4ONhIvoKVMuy2iy8VsN40IkCKCNZ3be/Nzf5Y5ICMIzVxlWQszKAPdIBB35NwdyL28hh/OAqZiyizAJYjkXDXwNL4qycNuPaWG/kTHcY45WyhdShaUinaqVl0gx+D3mvfknfcC9h5Y4rba45pJh3ckZbvGVgLgA78eI+R9cOsrVTXAlQSHaxI8pFA/A2wdTRRmkowUU3jUcdO5H9hjXsKI1g8ckPdyyBIgiIZAQXGynrbYdNjxjypNTSwSd1Iy0gBjDRfzFNweN7Wvx1Pxw+O9PATuTCpJ9dJ3wHO79zmPib+Q/X/wCu/wCe+Ki7MGGLMhCGiy+lZNpAS5sfh++NVizIqT7NRqpFryM5HzFgMd5G7nJKZi7Fu5te+/JwTSoj0760VtJsLi9hpxNieymoGXrUtUrF7QxWRxEfDosBf0sQcTlKJaeqmEVQ0scTh+9PiiWPWF4G17EP0a4a9wQcHZwikVIKghdlBHA2wwqQP/TVY1hq7g79fdGKTA9MaqOJz7Ze4tGVpwLf/rjjHeXZUKjL6WdghMkKOSwFzcA4G7Ru6ZRIyMysyEsQbE7DFNRm1JABsBGv5YDI/9k=)
![https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%9B%AE 「all seeing eye」の画像検索結果](data:image/jpeg;base64,/9j/4AAQSkZJRgABAQAAAQABAAD/2wCEAAkGBwgHBgkIBwgKCgkLDRYPDQwMDRsUFRAWIB0iIiAdHx8kKDQsJCYxJx8fLT0tMTU3Ojo6Iys/RD84QzQ5OjcBCgoKDQwNGg8PGjclHyU3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3Nzc3N//AABEIAIkA0wMBIgACEQEDEQH/xAAcAAACAwEBAQEAAAAAAAAAAAAABQMEBgIBBwj/xABFEAABAwMBBAcEBwQJBAMAAAABAgMEAAUREgYTITEUIkFRYXGBMkKRoQcVI2JygrEzQ1JTFiQ0kqKywdHhJWPC0jWD8P/EABQBAQAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAD/xAAUEQEAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA/9oADAMBAAIRAxEAPwD7jRXmQe2sbNsO1MK4LmWO/wC/ZWrUqFPQCkDuSocR65oNcpzUhwMlCnEg4SVdvZnurLsbYKhThC2ntjtqcWrDUnXvI7nkvsPgQKWPOMJkrl3m3zLDcDxVPiK1suEDmojgR+IU3blzXIWJceLfLasft4uCoj7yDwPoaDubtJLtklSrja3DbDxbnxFb5IH30gZT6Zpe6b2l9V62VuyL1Ad4uW6Qscv+04BwPga5t0JDKlK2PuYbSOK7VLzoHgAesj04VwhduRcgt5h3Zy7LOAvhuJB7s+yr1waB/s3tNAvyVIZ1x5jXB+FITpdaPiO0eI4U8rNXDZxN6ZbduBTHubJ+xnwjpUB2HyPccipLdOusJ9uDemekBXBufHR1VfjT7p8eVBoFHhSi8bS2SyoCrncozA7lrGfhWS+kW6Xh25sWGC1Jiwn2y4/ObSSVgY6iSAdPj8qwS4kFM+PElQ2hJUou7xttSQ2Owq56j4Gg+vRtudmpbMl6Ldo7yYre8d0HJCe/HbSY/SzssouCO7MkLaSVqQ3EXkJHM8RyFYe6WqFIYS1c2JU19tOtDzLAbQpPdwwPjVaNs9ZCveMKcSXhpW2NOT900G+R9KMOQ0h+32K8S2HBlDjbSAFeWVCrdu27TJcQJVuVCSpQB37mNPnwxn1rGQmY9sQYTz7Trqxllt4IKgO4BKcmpm2mhuy82WwM5wDx8spzmg0sv6XNkIcp2M/OdDratKgI6yPiBg1Za+lPYx1IKby2M+6UKB/SvmM5c76zDUeKzHbCiVPPpCtaT25wcn/aubVGh2yb9YvxoS3gonflesE8uCRwoPprn0p7KoWpKZUpwJ5luG6rHyq5D+kTZOW4ltF4ZacVyQ+C2f8AEBXzp9yBKiPurdUtC09YxirWB4BBzSkWeyzoa4jZekLUvWQ+lSXMDs1KOoCg+9tXGE8kFmWwsHkQ4DmrQ5V+eV7ORI43UrU2zJBLCGIqlLQodusf7V9O+jSfP/o/IavUxmSYKilLoJ16AM9cEcxQbmkFw2nhsTjAhNvXCeObEVOrR+JXsp9TS2dcZt4acdL5s1hT+0lO9V6QO5APsA9/M9nfUdrakuxzG2cii0WwHK5rzf2r3epKT3/xKoNTCkKebQmU2hiSRlTAcCyn1FWyQBknArJsXO225xyNZGH7tcFHDrjfWyr77h4DypdcW5E14N7WXtDCFezabao6l+ClDrH0wKDRNbVWN69fUzFwadnAZLSOtjwJHAGnlKbVa7TZ4aDBhR4bKU5B0BJSPE1NartAu6HVW2W3JQ05u1qbOQFDxoGFFFFAk2lu82zxmn4Fll3XK9LjcZSQpCe/B5+lZl65bLbQT23nLtcLFd8aQh51cRzy0L6ivQGntw2rtQek22FeLci7NHTuZLmAlQ7CBxqFyXdJUdTN12ei3FkjrGK+h1Kh+FeKCRMPaSIyTCucK6tY6iZzWhRHdvEcD/dpSphtmWp6TZ7pYJR5y7cQ8wvxIRn4qQKiTCscRWYjF82ecPMRwtLXqnrI+VOIado0th6BdYF0iq9kyGi04fzJ4f4aCnNjzVttvXC2tXtgcW5kHDMlHjpJGfyqHlV+1z7RdGV2uVM6W6Txh3FoIeSnuKFAE+eD51Mi93COMXWxyWu9yMoPox6cflQ7M2evUV1+UmO+1D+0c6Q1hTOOOcKGRyoI2Nn5VpdCrFPWmNnJgyyXWwO3QrOpHzHhWc2j2rnQrq24H2m2mnAlbLUhCkkdpPLJ8OGKkkbXXVbK50VDIhJXhG8SUkjyUU/pWQn31ya64Q3chrVxcZbUBk+KXgMelBZv+0Ua9zXZEJ5uSlQCS0JTelrh2k5R8Dk+maxcbZ27tNKTHWhRddKlOtLdWvRnkeGjzwc0/t8eIW1MwpUllbasq3ayjrHnq5/rWjj2WZJQpzAeJGVOKaYUlQ8zg0C6wzLnCtnRJMuA44F8Xiy6CPAqUjA9KuNvFtxQkSo6EJypCor6BrV/eTUd3udv2bDiEtR5E5tsKcwoMNs55BZQeufAVkpu3G2Lch1yZc126CUER1QIqFIcXjKQCRnj35oNYqQ17SZLSHAchxLzKl+mqRx9KluL8dyHu7jNO5WMHfIQjV45Ej9K+PO7SbUMKUqTdrllRyoPOqVgnjyVypRLmSZru9myHpDv8Tyyo+XGg+rTX5cFouWlm1OaVcXRd28pSAMcC+oZPEYxUkb60nRWpq7OlLDqgA+5MiraSPUcT4ZzXyJe5W00lptSXeO8UTkHuwKkRFfJU2EkJBG849VI7z/vQfdtnYjcKc085ItrKAsEuFDDGB4kBWfiKlvM2E7cZzrRZcaWogK6Sgk/hCEqPqa+Q7PbRXXZKctm19BdUtYC8tpdS73DV3eVfYEpiX2ztXSEvUlWkPxVErciuHmFal4HHPZQIbVdFzUuIjhhLKTgFCslQ8NLOefhWnssy5NyOjQHdyp9aQt1cVbuAOw6tOOHcKRqhvBRQ1OXrCsqaabZGpP8J0nl6Zppb1PQnmJCIyV7k60pKEjB8dLWR8aDcX+alLzbDNqE+Qz9rrfw2xG4e0pw8vIAmkJku3twtrfevak8FRoALMFB+86fb8gT5U9tM1+92ySiS3EdfzwZW0oNhJ5Z1DJ88UvkOtqcMeddX5K09XoNpbKEjHYSnKvmKCrLcbgoREvF3ZgJI6lpsyCXCO7qgrV6AVPbGrjpKdntnWbSyvnMuRy6vx3acqJ/GoHwqxFEmBHWbbbLdZWDxU7LVlxXiUp5nzVVRyVb316Z18uF1Wf3MFCkI+DfE+qjQczbVYWpaP6W7QfWExXFMeS+EI/Kyk8R55rYQGYrEZtMBlttgpBSltGkY8qy0OTLikt7P7GKYzxLshaGNXiSMqJ86lixNtJN0jSp9xt0OE2sFyHGaK1ODuK1f6YoNdRRRQIb9a4C2ukOWFq5PE9ZKUICuPM5OM0hEKyNITost5thB4iKlQA/uE09lp2q6S50Jdl6Nq+y3yXdenxwcZqBT+2jZwIdge+90t5v5aFUC8y4jJQI21EyKexExrI8jqSP1q9Hf2hKAqHLs9zRnmnLfzBNeInbTDV0y1WJYHIN3NYPrlqoI8q9tOuPRdkLeHD7S2rmgFXn1KBgm73mPgT7C4rvXEfS4n4HBqy1LiXWHLC4ryE6Sl5MhkoyMfMUuF/2hGoObGzCR2tTo6knyyoH5Vc6TMulll9Ls8uC9oISy46gqX5FtSv/AN2Gg+fzulLYcDSEOIA4BwcvLIJ+FY+92ty5bkFM6N1xr3aSAB4YH61qXW3i7uFRlKdRjqBsa0/4mzjxqjcJxgaGZEaWpRPDdxNaRn+Je8WBQMtnbbaLe0HVtbpuFH3jz6hlxaeRAPAkqOOznik20O0q7nczbJhQ2GjoEJCVLDQIBA0jmQCCVHgKYlLl9ts+12yBc+kiG44wox92gOpwUAr1Yznlw7Kx1sg3p3o7Vsh3SG+VaZSgwpDij7y1vLwkJ8Bw8KBHtNaxEcAYS2pSeLikyNS1p8U44HwFX2WLpOXGfitzi442pUZtZyhjHAFRVwAxk4HzrUjZOGxKTcbvempTjTZ+30lpkfjWOs53ZSBnvqy3K6CGYyocubJcb+wbixiNQ8G85SD2E8OHfQfPb3ZkMtB+639h6cs6d2kFWPM/LlWaLQ4nJ0dh763F8sttZaF02smyo0+Wvhb47OXGUjgCoL06vHFVRdNhN1pNhm6iAFanyriPeSdQOD2pPoaDMx2mpkuLHQ2UFaghagsYVk8+PAcKb3Zu1wIj0SBMkKeDmFJCRpUB3qHPyFMUbMwNqHOkbHzWm5mMmzzXdLqSP5ThOHB3ZIPfS+Q7czLVY9oENRlg6VuSWSFMEe8SBnHiOFB1arQzIt6N0WHJCzq3qVlK4hHapPaK1OyN8K9qHLbPdkSmXE7nfxGcnlkKIHPjnn31o9mdl2rzHW6ymMm7xGwy+28zqS4k8usOCkKA4K5jtzyrYbA7EL2SgT5Wltdxm9ZceOshpvGcIQVefM0GakbwFSWgpRSfbUg8PgmuErck9QJ3qhwIAyR6AVI5DTBfc1SBBcKuu2d8Sk9xUHQD510lJLi0qlheAFDL2jI/M4v/ACUDWzyHIzsde9jxCpegFSCnPmOGa0t3b3EgJbXcFIdHBiA0Eg95Kv8Amlew8CQJJmLZJjKbKW3CpsjOezCEkjxIppfQ+ZSBFjCUlQwvXczHbQfwjJPwoFa4jjWlQsMRGk5Dt0m5Pw4125cXEOBp7aO3xUHk1AY1q+PH9K7agSSdaLJs82c/tHJqnT8d2KuI+vGUFLTezzWO5xz/AGoFLki3LID8jaSfk8FNsuJSfDgBVxq/yYEdEe27K3h9A5a1IHzUqmUE3oSUOXG6WosAHWzHjqBPkorP6Ux+tbbvA2bhE1qIASX05J7sZoLLKlFpBUgpJSCUk8R4V5UgwRwooEW014tkFoRbk3Md36SQiM04okDxRy+NIWm9m3EpS3szcF6hw1xnCT6k1uTjnWavk6MJOs7WMQG0pwWUqbJz38eNAqattm3xLWwLusclLYbAPxNNYS5sNtSrfsozFPdvWm8+eKXIuFsWkgX28XLV2Rm1Ef4U4rtLUeTwj7PXd8dq5L2j45Vn5UDZm47QP6v+lQEkdhnZ/RNCXtqVqIMO1NdxMhav/GlYnyLOFtssWO2Nk5Iclla8/hAGTV6MztDPYQ8L1FbZcGRuYZBx+Y/6UEN62TfuLYVFujtvfUrW4UoDySvtxr5DypXC+j+4okFU3aBbrS/2gajJbUod2f8Ainzlo3DJXddoZpQealvJaT8gK5g3e1REqZtzs24EnjukreAP4jw+dAzs9pbtMYx2XXXEk5y5pz8gKVbV2KZcGlPwX1uPDGIrzv2RA54GMZPerNPWJIUwl19sxtRxpdIB/WrBOeAoPiU627SEMvyLA4ZSHB1ljWxHBPFePfUB2kcKh2v2ijbMw5to2ebkOXGWN7LmiWpLyTgDUcceZHDIr7XOjGZFWwH3WNY4raOFDyNYa47Po2XmG4xokadDkLAf6as7xpRxxDhzwJCRg9tB8P21tK7eq3svuPyp75cU9JdUpSl4IAHHnjj8aTXKTa3LZDYiwHI85kkSXteUvdxweRr719INqg7X2xkmLPtlzi9aO6qKpSePNOpGQQa+JXXZ6dEcW2qDNffJzvejODHfwxQLbJbZd1ujMK3g9KVqW2AcHqpKuHjhJr6VaWmfpG2bXbrutX9IrQBun+Tj7Pcc86afRdspH2fuP13KMqZKbaKWI7MdWEFQ4lS1ADPZzqO67EXPa7ayTdLA+1bAkfaOIWT9oOGNSeBOMZxwGBzoK30Upusf6QGbTMKizDYcWg49w4CRnu8D2199HZ+tY76PtkJez6JUu9S0zrrIIQp8DGGxySPma2JUEglRAwMkmgpT7TDnuBUpLqikYAS+tA+CSBSRs7L2mU4n9ks9VYdLikH0USKdzHZi2UO2oxXUnid4o4UPAiqarvIY4XKzyEI/mMYeT8Bx+VBLHvNlW2Go86IEDqhKVgY8MUlNm37q1It2zDoKiQS3qUfPq867l3GJMkf9OetCiRhUecyW1k+uD8qhctWAVydlo7ij78GQAfnigjl7LLdcBXsxs4+nvBKD/kqI7LMIxnYq0L792+P9UivEm0w1FSztDa1dq3N4pA9esKbW9wy2gLXtUmRq5BaW1q+HA0EMHZCxPpWZuysGNjkMJXn4Uzh7K7PQlpXEskBpaSClSY6cg9hBxVZcfa1sHdT7Y9jkFx1Iz8DXVqe2pcuSUXWHbGoSUnLjDy1LUezgQAPjQaAAAYHAUV7RQV5sRqbFcjSU62XBhSckZHmONLGtnLZbYyhZbVbmXuaCtkAZ8SBmndJ7za7jPcQId6egMAddLLKVKV+Y8qCuqDeFo1Tb4xDQOKkwoqU4H4nCr9KTypWzKHdxKu1wvD4PFpp1x/J8UtDSPhVibsxDjhoOwJt9eUrOqbKK0II7SCdI+FcuOvQ0hhydCtTWOES2shx344/0oOm5a4ranbZsuxAa7ZFxdbjjzITqV8cVTTPuNzVhq4yZYzxbs8YMs+RfcznzSfSpvq5pR6Su25COPTL29r0+KUH/AIrx0C46wDLuyQMHUro8NA9PaHxoOWP6OwXEhyD9Y3ge0wy4uc4k92tXBPrimSV7ST21EtwrDE71qEh/HkMIT8VUvhXJUAO9CciutpGNEdoMxGPEr5qPl8KkeMB+Gi47QS3pYUfsoYbUltR+61zX5mgjYajyHg5bY0naCW2f7fPe0x21D+E4xn8CT5inEC8Ob9MB1abhO1Hfqht6WY/gVE/LOfCqwg3C8thVyWq120DqwmTpcUkD31j2R4D41XjqXdmeh7P4ttka6q5baQlT3eG/D73woNUzIZeK0tOtrLatKwhWdJ7j416+22+hTbiUrQpJSpKhkEHsNZi2oZXwh4iWGASreA4MlY5qJ7UjmT2mpWbxMbtTt1koz0x5DdviacHCiEoz4n2j3DyoFs/YB8SA7s9f5dnAXkhkFWU/w4KsY7uHDlypiNnr+EJb/pfKKR7yoTBWfXTTAbQwxPuEVeodC3Ycc5pyvkPPl8atSLrEjdK3rmOipC3hjilJ5GgUsbKBf/y92uN0TnO6fcCGs+KEBII8DkeFOocNmCwGIyClvOQAeX+w8K96dHExuGV4fcaLyEn3kggEjy1D40ulXvQC+03rjx3yzMGOu13Kx3cj5GgaSZDcWO4+8SENp1KwkkgeQpHcbtckuRp9rhM3WxvNZd6Or7dP30g9Vace7wPnyrua7JtTpuMZTku3u4U+0Ospofxo7094+FQKiLYAu+zDiHWnvtHYYUN3Iz7yT7i+fge2gggWqy3JpUrZme9bndWV9DVo0q7ltK4ehSDUxuG0FrymbGbu7CeCn4CdDyO4qaUeP5T6VBIds92ZVcmTIg3FghLrjSdL7J7lp95Pnkd1VpGolEu5tl5JGlF3tiiFJH30D/keVBIxd13MOMIRbbujm5FdSYslPgW3AQfXTUeixR0nUq57Nudo1FpHp7TZ9M11JjOXCMl2XEhbRRE8USGMIkI/58iK9t7kjWW7Ld94B7duuqTrT4BXtfHNBcjpvRa3tov1uurPYmU1xP8A9jZ/8TVeZNlMPtvXjYxb6m1ZTIgKbk6D34OlY9AaryjamXy5erO/aJJ4GbEJSg+OtHZ+IVo7FxiEpun1i0o5be6uQnuJTz+VAvY272bWdMi4pgufy56FR1f4wKfQ5kacwmRDkNSGFey40sLSfIjhRKixpbeiUw08jucQFD51zBgRbewI8GO1HZBJDbaQkAnnQWaKKKAooooE0qyPTJrjsm6S+iqxpitKCEjzI4n41A5bZUN3c2OLChskZXLcBWvPgnt8yafnkaQyLBJuT6lXq6OSIuolMOO3uGiOzXhRUv4gHuoFiVwlvq6Ml2/TkHC3nFjcNHxPsjHcATUBTJvLmApNwSk8dJLcFnHZw4un5eVXrpBgw+teJKegJOmLa4zehC+4FI4uK8OXh21xLjOzYpk7ROJtdjZTkQG16StP/eUOz7ifIk8qCvEaMqQEQFpuL7XBUt1OmLHI7G0Dgojw9TUsFyOiW5KiLRILR/rl2lHqpA5ob7PhwHjXL7/TICXpYNo2cbThDARoelDsGkcUIP8ACOse3FdK/s7Eu7RtzFSQIFnaAytXulY7VeHJPM0BdpqriylUxp1FqcWEMRE8H56yeAI7Edp7wDnA4Hu6TmZiFQm1CNao5S1KcaP7Rf8AIbxz8SPKqy2Jkyc5v30NygnE2YhWEQGee5aP8wjmrhgce4Vy2U7uJOjxdDKfsbJBORkn98oeI4jPEDxNA0loRc5rVkiI0W+KErl6RgHtS1+hI7vOvWFJu+0S5HAwbPqbb7lSCOsfyp4eaj3VShSnrbAmGItLoSrcocI60qUo9ZWe4H9DXV3j/U+xzdrhOFUmatMNLmeK3HT11+eCtXpQVWWNezcieB9tdbgh8eKSsJbH91I+NMprKZFz2gYxkuQEDHorFWbywhtqzQmBpaTKaSEjsSgZH6VHGBVtvcUH2FQGcj8y6CnepRTB2c2gQSEMyGw8R/KeTuznwBUg/lq/Lb6DtE3IP9lnt9HeSRw3g4oPqMj4VVs8du9bC9Ac5KZciqx7pQSjPoRXgnN3bZqC1Py3Kl/YawMhuQnP/kmgtRd5ZJiYLitUCQf6qtX7tf8ALPgez4UqQy20Zr0NuQ3EU7/X4CCQ5Fd5h1vHYeBwOB5jjnNoyVzoaHbgcxVAxp7JONw6DgLSezj+oNR7qWuapDTqG79CRlpxfBE+PngFj5Ej2VcRwOCEb4Q6Y7sySlt5WOhXhgdV0Hklzs48sHgfA0BDzc9KFn6quiz1Vp4xZnhjv8OB867Q405GdnwY5egu5RcrUtOVNL94hPYodo7eY48xzcR7cluZ/wBS2cfHUfVlS4o7NR5lPcrmnt7wEZajmeEuhdhvKj1XGj9jJPhnqq8jhQqec/oAa2ttrRbT7NwjgqQn8XvIPjy8ahfTMtccRbs0b5s64P7Rp1vx09msD9okfxjChjjnnVpjp0CMh+zui82paQUx1uZdQn/trPtjwVx8aBnZ4objrLVwVOhOgFneEL0ju1do86qy9k7Y+ovRQ7b5BOd7DWWyT3kDgfUVS+odSRc9lZDtokukqXHeZJYdPcto+yfFOD501sFwuM1t5u7WxcCUwvSrSsLbeHYpCuGR5gGglssK4w2VtXG5CdhQ3ThaCFBP3scz48KZ0UUBRRRQFFFFAUUUUC9uzwm7m5cy1rmLGneLOooHcn+EeVLdohbosiPOugelOJUEw4Setrd70p7VeJ4Ad1aKoiw2pxDqkJLiBhKyOI76DL7pxlTd62jG8m6sQ4DR1JaJ5AD3l45q7ONcIEyVcVJStKrqoYcdHFuA2fdT3rNPbnAW7/WIZQmaE7tt1ziGwT1iB31UctTsW3t261lSA6s9JlKX18HipXio/KgoJjxpyTDbVosUFRMpxR/tS08SCe1IOSo9p4d9QrffmrFxaSUvzR0a2NEY3TR9p0jsyOPlgVbuDLMx5vZ+OlLdujIS5cCOCQgcUtZ+9zP3R41wZZbiyL+pv7R0CPbmTwIQSAnh2FRwfICgpTliKSmEMs21IjRAP3kpfDUe/GfmauQ4Dbd5tlu1FxqyxC84pXEl5Y0JJ8dIcP5hRBhYvEKBnU3bmjJkKPvvrzx/zGuOlCJsxfL6c7yXvHWyeenGhofAD40FmRcmbl9Q3CJktOOOOpyOaQ2vjVSDck9Pk3paeq5aW3SkdyVKqV+IYK7TCSOEO2PZxy6qEp/1qnFY3cduG2MoesJSnzGf/agljOLtkG9pZWpPQbj0kgdrS9Dih8FL+FSSIRccvVoQcKXpnxD2JUTxx+ZOfzUWrdTLg+ysk/WlmZdJPbjUlXyWmum5Kuj2G7OEZQeiyVHsz1Tn86RQeR32XlRpzzaTCvDYYmNK5Iexjj3ZwU+YFcuQ3nlJta5Jau9t+3tspX71rlhXeOOlQ8j3VZ6ChUm62J1WhqUnpUcj3CTxx4hQB9a8CZF4tLb6Clq9W11SAe51IwUn7qxg47iD2UETanJDir3bWS3cWfsp8HVjeY7D94c0ntBrtChGQbtaEF+3yCTLiJGSg9qkJ/iHant/XlUrett7R2plWtP2c+L7xCeCh+NJ+VTvnoziL5ZwZESQkGQw1x3iTycQP4h2jtFBxCSuEWplhV0uzSFdeMg8WCeam/DvT2dndUkqxyIEhc7Zt1LC1nU9Cc/YPHvA9xXiPWubhEk2aSu7WVlT0Zw65kFA4r73Gx2L7x73nzd26dHuUJqZDUVsPJylRBBI8jQVLNeU3QPNORZEWSwQl5l5HI+B5KHiKaaaNIrqgKKKKAooooCiiigKKKKAooooDGa80jur2igpqtsMx32FMp3chRU8CT9oTzyfl5cKWym1Sb4hyQ3ot9sa3qVEcFukHl4JTn1V4U9IzUMqK1LjOxnwVNOpKVjPMHnQZWOt5rZmXPPVnXZ07vPMazpR8E8a72saZj2iy2NGrTLnxYyQOZQhQcV/hbNOpltL8m26CExoiyvR3kJwn4ZNUbxEel7X2BXRlLixESH1ve6lwpCEj4KVQQ3WSRebpxymNaskDsK1H/1rm2thdwtKeIzaSPH3aimhC5W1ax7aYrSD/dUf9assubvaWztgcF2xfpgo/wB6BdZFKaVsm+sgEsPwFnxACgPiyauoiJlRtobOeBQ8XWz3a06hj8wNU50J+3WOO9LAR0O+CQnB/drfI/yuGnRbXH2vDqUKLcuGUrUOQUhWRn0UfhQUJMtb1itu0KEq30RIU+kcSWz1XB6YzjwqzLdRbL7GuKVAQrnpjvqB4B390v1GUnzRXtjSiPcrtaHAC2F79tJ5FDg4/PNXXLLGXZTaV5VH3e7TqPFAB6pB7xwx5UFfoL8HaDpUFsGJMTiW3nASsey4B48j6UvbL2zm0LUVLS12i5rUWygE9Gf5kcB7KuJz2Hz4O7K7Ldt7YuLeiUjLa+5ZBI1DzHH1phig8KQoce2vdI7hXtFAUUUUBRRRQFFFFAUUUUBRRRQFFFFAUUUUBRRRQeEA14RyrqvKBRDs4RcLw/JUh1m4Kb+zxyCUaSDUMqKtO1VsdbbVuG4jzeocknKcD5U+rw0C3aG2m8WObb0ubtT7RShePZV2H4gVfZSoNN70hTgSApXee2uxzPnQKCm5bmFXNq4dYPttloYPNJ48auYzxoPZXtB5gV7yoooCiiigKKKKAooooCiiig//2Q==)
プロビデンスの目(プロビデンスのめ、英: Eye of Providence)とは、目が描かれたキリスト教における意匠。 プロビデンスはキリスト教の摂理という意味で、神の全能の目(英: all-seeing eye of God)を意味する。 光背や、三位一体の象徴である三角形としばしば組み合わせて用いられる。
p118
フリーメイソンは教会ではない。
キリスト教を基盤にしながらも、教会とは性質の違った団体である。
キリスト教から派生した民間の任意団体である。
p128
ユニタリアンは、プロテスタントの一派。
キリスト教の、教会である。
ユニタリアンとフリーメイソンは何の関係もない。
p232
フリーメイソンは、ユダヤ人と関係ない。
むしろ最初は、ユダヤ人はフリーメイソンに参加できなかった。
ユダヤ人とは
人種ではない。
ユダヤ教を信じる宗教団体、ないし民族、と考えたほうがいい。
キリスト教が「旧約聖書」と呼ぶ書物は、もともとユダヤ教の聖典である。
ユダヤ教の歴史が書いてある。
これによれば、
天地を創造したの神はヤハウェ。
アブラハムに語りかけ、約束の地を目指すように告げた。
アブラハムはこれに従った。
約束の地(カナン=今のパレスチナ)に落ち着いた人々(イスラエルの民)は、そのあと、エジプトに移り住む。
エジプトで奴隷のような状態になっていたイスラエルの民を、再び約束に地へ導いたのが、預言者モーセだ。
民を率いた彼は砂漠を進み、シナイ山で、ヤハウェから契約を授かる。
十戒が有名だが、それ以外にも多くの命令が下され、モーセの律法の書としてまとめられている。
神との契約を、神への義務として守るのが、ユダヤ教徒だ。
モーセの後にも、多くの預言者が現れた。
ユダヤ教の聖典(タナハとよぶ)には、彼らの残した預言者も含まれている。
ユダヤ人差別の由来
ナザレのイエスは、ユダヤ人でユダヤ教徒。
すっかり体制化したユダヤ教徒の主流派を批判し、神に従うイスラエルの民の本来の姿を取り戻そうとした。
そこで当局に目をつけられ、死刑になった。
イエスは預言者のように行動した。
だがイエスは、ただの人間ではない。
神の遣わした救い主であり、神の子である。ーこう主張したのが、パウロである。
パウロの考えに従う人々が、キリスト教徒となった。
そしてキリスト教徒は、「救い主イエスを受け入れない、頑なな」ユダヤ教徒と、対立するようになった。
新約聖書には、パリサイ人(律法に厳格に従うユダヤ教徒のこと)への非難が、これでもかと記されている。
キリスト教徒は、ユダヤ教徒とともに祈ることができない。
キリスト教社会には、ユダヤ教への差別と偏見が、構造的に組み込まれているのである。
そのためユダヤ教徒は、ヨーロッパで、土地をもつことを禁じられていた。
農業ができない。
そこで、それ以外のさまざまな職業につくしかなかった。
そしておおむね、まもまって住んでいた。
やっぱりユダヤ教徒は頑なだなぁと、キリスト教とは思った。
P282
★アメリカ人が、さまざまなアソシエーション(ASSOCIATION 中間集団)を組織するのが得意なことである。
アソシエーションは、目的を達成するための、人為的な組織である。
誰かが組織をつくろうと言いだして、賛同者を集める。
目的が一番うまく達成できるように、組織を設計する。
アメリカは貴族の存在を認めない。
アメリカには市民(平民)しかいない。
ゆえに、軍隊は、市民の軍隊で、一兵卒から昇進して、将軍になることもできる。
将校と兵士の待遇に違いはあるが、身分ではなく、職能の違いによるものだ。
能力あるものが、ふさわしいポストに就く。
職能の組み合わせによって、組織ができている。
戦争に勝つことを目的にする組織、という原則が貫かれている。
軍隊だけではない。
株式会社、政府機関、大学、財団、病院、工場、スポーツチームなど、あらゆる組織が、アソシエーションの原則でできているのだ。
アメリカ社会のテーマは、いかに他者と出会うか。そして協力するか。
アソシエーションは、わかりやすく言うなら、
「他者と出会う仕組み」である。
近代社会の基本的な、社会技術と言っていいだろう。
http://amzn.asia/0m7LcsM
p20
理神論とは
「理神論」は、英語でDeism。
めったに聞かない言葉で、キリスト教に比べてもはるかになじみがない。
けれども、
この理神論こそ、近代ヨーロッパ文明を理解するキモ。
伝統的なキリスト教の信仰と自然科学が両立する接着剤。
そして、
フリーメイソンが信奉している立場なのだ。
理神論は徹底した、合理主義の一種で、世界を次のように見る。
①神(GOD)が、この世界を、創造した。
②神(GOD)が、この世界を、支配している。
③神(GOD)が、人間に、理性(reason)を与えた。
④人間は、理性を通して、神(GOD)を理解できる。
p24
神の主権
この世界(自然)を、自然法則が支配しているのか。
神は、天地を創造したあと、この世界から外に出てしまった。
神を見ることはできない。
それなら、もしかしたら、神はいないのではないか?
この世界(自然)が、自然法則に支配されているのは確かだけど、神がいる証拠はどこにもない。じゃあ、神はいなくてこの世界(モノ)があるだけではないか。
と考えるのが、唯物論者である。
でも、これだと、キリスト教の信仰を捨ててしまうことになる。
そこで理神論は、自然法則が万能であることを認めつつ、信仰に踏みとどまろうとする。
神はいる、たしかに。神は、天地を創造し終わって、この世界の外に出て行ったが、そのあとでも、この世界を支配し続けている。
この世界で何が起きているか、すべてモニターし(全知)、必要ならいつでも介入して、自然法則を停止し、思い通りの出来事を起こすことができる。(全能)
神が介入して、自然法則が停止することを、「奇蹟」という。
いつもで自然法則を停止できるのなら、自然法則どおりに出来事が起こるのも、神の意志である。
すなわち、この世界のすべての出来事は、ひとつひとつ、神の意志によって起こる。
このように、神がこの世界を支配していることを「神の主権sovereignty」という。
理神論は、神の主権を認める立場。自然法則の背後に神の意志を認める立場だ。
p30
理神論は、神がこの世界を支配している、と考える(神の主権)。
その神の意志を、人間は理性をつかって知り、理性によって神に近づく。
理性は、「人のわざ」ではなく、神が人に与えた「神のわざ」であうr。
神が人間を救う、という一神教の基本の構造はいちおう保たれている。
もっとも、理性によって人間が救われるのなら、イエス・キリストの出番はなくなってしまう。
一神教では、救うのは紙であり、救われるのは人間である。
人間は、自分で自分を救うことができない。
救うか救わないかは、神が自由に決める。
その神に、この人は救ってやってください、横から口添えすることを、「執りなし」という。
イエス・キリストは、人類の罪を背負って十字架で死んだので、執りなしができる。
カトリックは、イエス・キリストから執りなしの権限を委任されているので、やっぱり執りなしができるという。
プロテスタントは、いやいや、執りなしができるのは、イエス・キリストだけだという。
それに対して、理性によって神の意志を知ることができ、理性によって神の意志に適うように行動し、理性によって神と交流できるなら、イエス・キリストのとりなしは必要ないことになる。
理性は言うならば、イエス・キリストの代わりに、執りなしの役を果たしているのである。
イエス・キリストがいなくなった(必要なくなった)一神教は、ユダヤ教と似てくる。
理神論は、ユダヤ教とけっこうそっくりなのである。
イギリスも、フランスも、ドイツも、アメリカも世俗の社会を、理神論で仕切っている。
p90
オール・シーング・アイ
フリーメイソンの専売特許ではなく、キリスト教ではごくありふれた図柄である。
「詩編」33章18節、ほかにもどづいている。
18 見よ、主の目は主を恐れる者の上にあり、そのいつくしみを望む者の上にある。
プロビデンスの目(プロビデンスのめ、英: Eye of Providence)とは、目が描かれたキリスト教における意匠。 プロビデンスはキリスト教の摂理という意味で、神の全能の目(英: all-seeing eye of God)を意味する。 光背や、三位一体の象徴である三角形としばしば組み合わせて用いられる。
p118
フリーメイソンは教会ではない。
キリスト教を基盤にしながらも、教会とは性質の違った団体である。
キリスト教から派生した民間の任意団体である。
p128
ユニタリアンは、プロテスタントの一派。
キリスト教の、教会である。
ユニタリアンとフリーメイソンは何の関係もない。
p232
フリーメイソンは、ユダヤ人と関係ない。
むしろ最初は、ユダヤ人はフリーメイソンに参加できなかった。
ユダヤ人とは
人種ではない。
ユダヤ教を信じる宗教団体、ないし民族、と考えたほうがいい。
キリスト教が「旧約聖書」と呼ぶ書物は、もともとユダヤ教の聖典である。
ユダヤ教の歴史が書いてある。
これによれば、
天地を創造したの神はヤハウェ。
アブラハムに語りかけ、約束の地を目指すように告げた。
アブラハムはこれに従った。
約束の地(カナン=今のパレスチナ)に落ち着いた人々(イスラエルの民)は、そのあと、エジプトに移り住む。
エジプトで奴隷のような状態になっていたイスラエルの民を、再び約束に地へ導いたのが、預言者モーセだ。
民を率いた彼は砂漠を進み、シナイ山で、ヤハウェから契約を授かる。
十戒が有名だが、それ以外にも多くの命令が下され、モーセの律法の書としてまとめられている。
神との契約を、神への義務として守るのが、ユダヤ教徒だ。
モーセの後にも、多くの預言者が現れた。
ユダヤ教の聖典(タナハとよぶ)には、彼らの残した預言者も含まれている。
ユダヤ人差別の由来
ナザレのイエスは、ユダヤ人でユダヤ教徒。
すっかり体制化したユダヤ教徒の主流派を批判し、神に従うイスラエルの民の本来の姿を取り戻そうとした。
そこで当局に目をつけられ、死刑になった。
イエスは預言者のように行動した。
だがイエスは、ただの人間ではない。
神の遣わした救い主であり、神の子である。ーこう主張したのが、パウロである。
パウロの考えに従う人々が、キリスト教徒となった。
そしてキリスト教徒は、「救い主イエスを受け入れない、頑なな」ユダヤ教徒と、対立するようになった。
新約聖書には、パリサイ人(律法に厳格に従うユダヤ教徒のこと)への非難が、これでもかと記されている。
キリスト教徒は、ユダヤ教徒とともに祈ることができない。
キリスト教社会には、ユダヤ教への差別と偏見が、構造的に組み込まれているのである。
そのためユダヤ教徒は、ヨーロッパで、土地をもつことを禁じられていた。
農業ができない。
そこで、それ以外のさまざまな職業につくしかなかった。
そしておおむね、まもまって住んでいた。
やっぱりユダヤ教徒は頑なだなぁと、キリスト教とは思った。
P282
★アメリカ人が、さまざまなアソシエーション(ASSOCIATION 中間集団)を組織するのが得意なことである。
アソシエーションは、目的を達成するための、人為的な組織である。
誰かが組織をつくろうと言いだして、賛同者を集める。
目的が一番うまく達成できるように、組織を設計する。
アメリカは貴族の存在を認めない。
アメリカには市民(平民)しかいない。
ゆえに、軍隊は、市民の軍隊で、一兵卒から昇進して、将軍になることもできる。
将校と兵士の待遇に違いはあるが、身分ではなく、職能の違いによるものだ。
能力あるものが、ふさわしいポストに就く。
職能の組み合わせによって、組織ができている。
戦争に勝つことを目的にする組織、という原則が貫かれている。
軍隊だけではない。
株式会社、政府機関、大学、財団、病院、工場、スポーツチームなど、あらゆる組織が、アソシエーションの原則でできているのだ。
アメリカ社会のテーマは、いかに他者と出会うか。そして協力するか。
アソシエーションは、わかりやすく言うなら、
「他者と出会う仕組み」である。
近代社会の基本的な、社会技術と言っていいだろう。
http://amzn.asia/0m7LcsM
フリーメイソン 秘密結社の社会学 (小学館新書) 新書 – 2017/8/1
![](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51434-zAcrL._SX313_BO1,204,203,200_.jpg)
登録:
投稿 (Atom)