- 1 Sv = 1,000 mSv(ミリシーベルト) = 1,000,000 μSv(マイクロシーベルト)
年間5ミリシーベルトでも、原発で作業した人が白血病を発症した場合に労災認定を受ける、原発で被爆したことが白血病の原因になったと認められる被爆レベルです。
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文科省
年間20ミリシーベルトまで認められる通達
抗議の結果
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年間1ミリシーベルトに
年間20ミリシーベルトは125人に1人はがんで死にますよという値
▲「除染」は本当はできません。できることは、ある場所にある汚れを別の場所に移すことで、「移染」と呼ぶべきものです。
大地を汚染しているセシウム137は、半分に減るまで30年かかります。
▲火力発電と同じ発電方法
仕組みは同じでも、エネルギー効率はわずか33%。
今日、標準的な100万キロワットの原子力発電所では、100万キロワット分が電気になっていますが、実は原子炉の中では300万キロワット分の発熱をしています。
その発電所では毎日3キログラムのウランを核分裂させますが、そのうち電力になるのは1キログラム分だけ。残り2キログラム分は利用できないまま環境に捨てられます。
この2キログラム分の熱量は、冷却用に取り入れられた海水を温めているのです。
原子力発電ではこれ以上熱効率を上げることができません。
それは燃料の健全性を保つために、タービンに送る蒸気のお温度を280度程度までしか上げることができないからです。
▲海温め装置
海水は海に戻される時点で7度も水温が上がっています。
原子炉が300キロワットのエネルギーを出し、そのうち200キロワットは海を温めていて、残りのわずか3分の1のエネルギーを電気にしているだけなのですから、メインの仕事は海温めです。
発電所としては非常に効率が悪いものです。
100万キロワットの原子力発電所では、1秒間に70トンの海水が海に戻されます。
▲二酸化炭素を放出
海水を温めるということは、二酸化炭素の放出も意味します。
地球上の二酸化炭素の大部分は海に溶けた状態で存在しています。
海水を温めれば、二酸化炭素が大気中に出ていきます。
▲余った熱を再利用できない。
▲「死の灰」を生み出す
なによりも問題なのは、核分裂生成物が生み出されることです。
ウランは核分裂をすると、どんどん自分の中に核分裂生成物をためていきます。
100万キロワットの原子力発電所は1日に3キログラムのウランを燃焼させます。
広島の原爆で核分裂したウランは800グラムでしたから、毎日、広島原爆の約4発分のウランを核分裂させていることになります。
そして毎日、広島原爆約4発分の核分裂生成物(死の灰)を生み出します。
1年間の運転を考えれば、1基だけで広島原爆Nゆうに1000発分を超える死の灰が生み出され、原子炉のなかにたまっていきます。
▲ブレーキのない自動車
原子力にははじめからブレーキがついていない。
原子炉を止めるには、
通常の場合、核分裂の連鎖反応を止めるために、原子炉にある燃料棒の間に「制御棒」をゆっくりと挿しこみます。
そして、1-3日かけて私たちが「冷温停止」と呼ぶ状態にもっていきます。
原子炉容器内の温度が100℃以下になる状態で、そうなれば水は沸騰しませんので、安定して原子炉を冷やすことができます。
事故が発生した場合は、
いっせいに、急速に制御棒を炉内に挿入します。
制御棒を入れると、ウランが燃えること、つまり核分裂反応は止まります。
けれども、
核分裂反応は止まっても、発熱は止まりません。
原子炉の中にすでに大量に生み出されてたまっている核分裂生成物が熱を出し続けるからです。
その熱を「崩壊熱」と呼びますが、核分裂生成物がそこにあるかぎり、発熱はとまりません。
▲経済性も低い
発電単価が一番安いのは、一般の水力発電で、1キロワットあたり3.98円にしかなりません。
原子力の発電単価は12.23円にもなります。
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