読む力・聞く力から伸ばす
●文法 単語
文法と単語は土台であり最重要。特に正確さが要求されるビジネス英語を目指すなら、高校レベルでの英語でしっかりと足腰を鍛えておくことが必要。
●読む
日本語と英語では文の構造や発音がまるで異なっている。認知能力が発達した大人は目で確認し、(読み)ながら聞くことで”わかる”ことが多い。
●聞く
「読む」と「聞く」はともにインプットの作業であり、ほぼ同時に伸ばすことが可能。
「シャドーイング」「ディクテーション」などのトレーニングが有効。
●話す
双方向のやり取りが重要だが、先生の推測力で会話が成立しても勉強にならない。
基礎力が足りない場合は、優秀な日本人の先生に教えてもらうのがいい。
●書く
最終成果物を採点してもらう「プロダクト・ライティング」ではなく、指摘を受けながら完成文を造りあげる「プロセス・ライティング」が効果的。
★母語は聞→話→読・書の順に獲得するが、
認知能力が発達した段階から習得する第二言語は
読・聞→話・書(インプット→アウトプット)の順で勉強するのが効率的だ。
いずれのスキルも正しい文法の知識と十分な語彙量がベースとなる。
特に文法は日本語と英語で根本的に構造が異なるため、嫌でも完璧にしておかないと上達は見込めない。必須なのは中学・高校で習う基本中の基本、20項目ほど。
●英語の習得はスポーツに似ている。
まず前提としてルールを知り、基本動作を覚えていなければならない。
そのうえで目標に向けてトレーニングを重ね、実践形式で練習する。
弱点を見つければ克服し、必要なスキルを強化し、さらに高いレベルを目指す。
●帰国子女を対象とした追跡調査では、帰国して半年で例外なく「英語が出てこなくなった」というようになる。
幼少から英語に接し、高いレベルで身に付けている彼らでさえそうなのだ。
言語レベルの維持には
「起きている時間の20%」が必要で、平均睡眠時間から計算すると約3時間半にもなる。
学習者は細切れでもいいのでせめて1日2時間は英語に接する時間を持ちたい。
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