「ニッポンの貿易動向調査」
毎年、12月の初旬に日本貿易会が発表するもので、
商品別の輸出入の予想を積み上げて来年度の貿易額を予想する。
4月から3月までの統計で
14年度の輸出75兆円、輸入が84兆円、貿易赤字数兆円。
16年度は輸出が少し伸びて、輸出は77兆円、輸入はかなり減って79兆円、貿易赤字は2兆円。
貿易赤字は13年度13兆円まで増えたが、この3年間でほぼ±ゼロに。
輸出はあまり伸びず、石油価格に伴う輸入の減少が大きい。
13年度15兆円買っていたものが、15年度はほぼ9兆円まで減る。
LNG,石炭などの化石燃料を合わせた鉱物性燃料全体では、
28兆円が18兆円に減った。
今後は貿易収支が黒字なる可能性もある。
円はユーロ、アジア通貨に対してそれほど安くなっていない。
経常収支の2016年度の予想
18.5兆円の黒字。
GDP比3%以上。
2013年は経常収支は8000億円まで減って、財政収支と合わせて双子の赤字と言われていた。
将来の円高要因となる可能性もある。
(一般的には累積の経常収支が黒字になっていくと、円高ドル安になっていくと言われている。)
今は金利差に注目が置かれているが、
金利差が急速に開かない限りは実需の円買い、貿易収支の黒字をみて、買いが進むこもありえる。
世の中には金融のデータはたくさんあるが、
モノの動きのデータはあまりない。
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