2016年5月10日火曜日

投稿日 2016年5月10日火曜日

読みかじり - ヨット一言 -  プレジデントファミリー 2015.10.1より

プレジデント - 未来の泰斗「抜井理紗」私の風が吹くまでの雑誌記事 P8




ヨットは帆に風を受けて推進力を得るが、その構造上、目的地まで一直線には進めない。

ジグザグ進むのだ。

スタートの号砲が鳴ると、選手は風が強く吹く方を目指す。

皮膚で風を読む。

そのとき、頬のセンサーが鋭い選手ほど、先手を打っていいコース取りができる。

判断が遅れると、前方を走る艇の影響で、受ける風の量が減り、スピードが落ちる。

手つかずのフレッシュな風を独り占めするため、理紗はさらに情報収集する。

揺れる艇上で、波の「表面」を瞬時に分析するのだ。


「海面が”黒い”ほうに進むんです。黒い部分は風が強い証拠」


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