http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/ni/post_97438/
京都大学では将来1兆円産業に育つともいわれる新素材の開発が進んでいます。その素材は木からできた「セルロースナノファイバー」です。セルロースナノファイバーを固めると鋼鉄並みの強度を発揮します。さらに160度の温度にも耐えられ、薄くフィルムにすれば透明にすることもできるのです。こういった特徴からいま世界中で注目を集めています。ライバルとされるのが炭素繊維。しかし炭素繊維の原料は石油や石炭。セルロースナノファイバーは植物由来のため環境に優しく、将来的にはコスト面でも優位に立てるといわれています。日本は国土の7割が森林です。この新素材の実用化が始まれば、捨てられている間伐材も有効活用も可能になります。開発者の矢野教授は原料の林業から最終製品までつながっていけば、非常に大きな産業になる可能性があるといいます。木から生まれた新素材が日本の産業を変える日が来るかもしれません。
取材先
・京都大学矢野研究室
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