米国務省時間補代理、ランディ・シュライバー氏が書いた「中国こそ歴史に関して問題あり」と題した記事だ。
・中国は日本を歴史修正主義だとして責めるが、中国共産党こそが歴史を修正している。
・(満州事変が起きた)1931年から(日本の敗戦の)1945年までの歴史をもって中国は日本を攻撃するが、(中国共産党が中国を支配し始めた)1949年から現在までの歴史には目をつぶる。
・「大躍進」「文化大革命」「天安門事件」の犠牲者は日本軍による犠牲者の数をはるかに上回る。中国はどの国よりも多くの自国民を殺害してきた。
・米国人は靖国神社を訪れて日本の歴史観を批判するが、中国の歴史博物館を訪れても誰も批判しない。中国政府は天安門事件には全く触れず(当時学生たちの平和的でも理解し穏便に対処した)趙紫陽氏の存在も消し去った。
・中国は対日戦争の記憶を刻み続けるための新たな国民の祝日を設けた。
・中国は日本が与えたODA(政府開発援助)について国民に全く教えていない。1979年の円借款は約260億ドル、技術援助は24億ドル、日本の民間企業は長年膨大な額を中国に投資してきた。2014年だけでその額は350億ドルに上る。
中国は日本の平和への貢献を認めない。
氏は台湾にも触れて、
「米国人は簡単に(台湾は中国の一部)と言うが、記録が明確な台湾の400年の歴史で中国が台湾を支配したのは10年にも満たない。
中国の支配を逃れたからこそ、台湾は反映する経済を有し、人権を尊重し信教の自由を担保する近代的民主主義の国になった。」と評価する。
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