①私たちはなぜ判断を誤るのか?
専門家のウソ
多くの人は「専門家のいうことなら間違いない」と考えがちですが、それは自分の人生を他人にゆだねるという危険な行為です。
専門家は間違えるものなのです。
医師は6回に1回の誤診をする、とういう調査結果もあります。
①正しい判断をするために
ネットワークに頼る
②私たちはなぜ判断を誤るのか?
多数派に従う
あなたがツイッターのフォロワー数を増やしたいのなら、とても簡単な方法があります。
フォロワーを買えばいいんです。
最近の相場では、5ドル(約600円)を専門の業者に払えば、一夜にしてフォロワーを1000人増やすことができるのです。
レビューサイトにはニセモノが跋扈しています。
イリノイ大学の研究によれば、ネット上のすべてのカスタマーレビューの3分の1はヤラセだと推定されました。
「ステマ」と呼ばれる、モラルに反する情報配信の手口も広く知られるようになりました。
このように多数派の意見は簡単に捏造できるのに、私たちはついそのことを忘れてしまいがちです。
しかし、本当かどうか怪しい多数派に同調するリスクは明白です。
②正しい判断をするために
自分を疑う
私たちは騙されやすい存在だ、と肝に銘じるべきです。
大事なのは、自分の考え方がいかに合理的でないか反省する、つまり
「自覚を持つ」ことなのです。
しかし、そうするためには、「自分」という「情報の受信機」を正常に動作するようにしておかなければいけません。
③私たちはなぜ判断を誤るのか
睡眠不足
スペースシャトル、チャレンジャー1号の爆発事故を調査した大統領諮問委員会は、睡眠不足が重大な要因であると強調しました。
報告によれば、主要マネージャーたちは打ち上げ前の追い込み時期に、毎晩2時間程度しか眠っていなかったのです。
2009年に墜落し228人の死亡者を出したエールフランス機のパイロットは、フライト前夜に1時間しか睡眠をとっていなかったことが判明しています。
24時間全く睡眠をとらなかったり、1日4時間程度の睡眠で1週間過ごしたりした場合、人間は血中アルコール濃度が0.1%の状態と同じような意識状態となっているのです。
ちなみに、酒気帯び運転の基準は0.03%。
要は、睡眠不足のときの判断力は酩酊状態と同じレベル、ということです。
③正しい判断をするために
一息入れる
いい仕事をしたいなら、睡眠不足で頑張るのは逆効果です。
オバマ大統領は、キャメロン英首相にこんなアドバイスをしています。
「あなたがやるべき最も重要なことは、ずっと考え事をしなければならない日中に、まとまった時間を持つことです。
そうしなければ、物事の全体像を見失ってしまいますよ。」
とにかく、「決断をする前に、一瞬でいいから立ち止まる」という習慣を身につけましょう。
自分のために考える時間をひねり出すのです。
近所の公園に散歩に行けるならなおいいでしょう。
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