2017年5月2日火曜日

投稿日 2017年5月2日火曜日

読みかじり - 1秒って誰が決めるの?: 日時計から光格子時計まで (ちくまプリ マー新書) 単行本 – 2014/6/4 安田 正美 (著)

1.時間とは何か

時間は「変化」によって認識できる。


時間は何かの「基準」に基づく、物理量としての時間といえます。


そもそも人間の感覚器には、時間に関するものは存在しません。


時間については時計でしか図ることができないのです。


P17

人類最初の時計というのは、「暦」といわれるものです。

分かり易く言うと、カレンダーであり、これは1日を単位とする一覧式のデジタル時計と言えます。

暦とは、太陽や月の動きを基準に時間の流れを測り、体系づけていくこと。太陽と月が基本中の基本で、何千年もの間、人間にとってはこれが時計代わりでした。


太陽と月、二つの天体の動きを基本にするということは、異なる周期を持つ現象を組み合わせる、ということでもあります。

要するに、観察対象が一つでは時間を計るのに都合がよくないわけですね。

つまり、このように時間を計るにあたっては、最小公倍数の考え方がもとにあるということになります。素数の考え方、といってもよいでしょう。
暦の誕生は、同時に、数学の芽生えでもあったのです。



暦は日食をはじめとする天体現象の「予言」に必要。

中国では、皇帝は「時をも支配する存在」。


P19

最初の人工的な機器としての時計は、紀元前3000年頃のエジプトで作られた日時計です。(起源はそれ以前のバビロニアにあるといわれています。)

日時計の次に水時計。紀元前16世紀頃のエジプトで発明されたといわれています。

その後に発明されたのが、砂時計。
古代ギリシャ、ローマの頃に存在していたという話もありますが、イタリアで成功なガラス細工が作れるようになった11世紀以降、航海などで用いられた。


P22

12世紀になると、機械式時計がイタリアで作られるように。。。

最初の機械式時計は、塔時計という教会の塔のようなものです。

塔時計はまず教会に作られました。
塔時計は当時のヨーロッパの街の中心であり、すべての権威であったキリスト教の教会につくられた。


ちなみに、鐘のことをラテン語でクロッカといいますが、、そRがクロック(時計)の語源になっています。


P26

暦がずれるのは地球の自転が遅くなっているから。。。



天文学者が求めた正確な1秒

大航海時代の大テーマは「経度の計測」


。。。。

イッテルブム光格子時計

▲後半は理解不能。。。

最後のあとがきは

’私は、人間が思いつくようなものは、実はもうこの世界にあらかじめあるのではないか、まだ人間の知識や技術がそれに追いついていないために見えなかったり、実現できていなかったたりするだけなのではないか、と思っています。
本当はこの世界に存在していて、発見されるのを待っていることがたくさんあるのでしょう。科学はそのような隠れている真実を見つけていくものです。’






1秒って誰が決めるの?: 日時計から光格子時計まで (ちくまプリマー新書) 単行本 – 2014/6/4 安田 正美 (著)




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