2017年5月22日月曜日

投稿日 2017年5月22日月曜日

読みかじり - ▲カーッとなるたびに、寿命を縮めています。怒りっぽい人というのは、他人の評価を気にする傾向があります。 - プレジデント(19DEC16)より

P29より引用

”▲カーッとなるたびに、寿命を縮めています。

怒りは生理現象。健康に良くないというのはなんとなくわかる。

「怒って興奮状態になると、人はアドレナリンを活発に分泌します。
アドレナリンには集中力を高めるなどプラスの作用もありますが、同時に血圧や心拍数を上昇させ、循環器系に高い不可を与えます。
高血圧の状態が続くと、それだけ心臓に負担がかかって心筋梗塞のリスクを高めますし、血管が切れて脳内出血を起こすこともありうるでしょう。」


若いうちから怒りっぽい方は、長年血管に高い圧がかかっていて、劣化も早い。
血管は消耗品。若いころのツケが突然回ってくる。


「イライラすると、血中にコルチゾールというステロイドホルモンが増加します。
このホルモンは炎症の治療などに使われていますが、過剰分泌されると免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなど病気にかかりやすくなります。」

このコルチゾールは、

「ストレスホルモン」

と呼ばれる。

免疫力の低下のほかにも、もう一つ、体に見えやすい変化を引き起こすこともある。

「血糖値を上げたり、脂肪を溜め込んだりする作用もあるのです。」

怒りっぽい人というのは、他人の評価を気にする傾向があります。
自分が思い描いている評価より周りの評価が低いと、強いストレスを感じてしまう。
例えば、自信を持って作り上げた資料を上司にボツにされたとき、
我慢強い人は
「上司とは考え方が違う」
などと、自分の中で折り合いをつけられる。

一方で、
「上司の理解力が足りない」
などと憤る人は、新たなストレスを呼び込んでしまいます。

こうした状態が重なると、ひどい場合はうつになったり、心の病を患うケースもあるのです。


メンタルヘルスに関する研究では、究極のストレスに打ち勝つ指標として、

SOC(Sense of Coherence)とい3つの要素がある。

1つ目は「有意味感」。
辛い場面に直面しても、それが何らかの意味を持つものとして認識できる感覚のこと。

2つ目は「破格可能感」。
困難な状況を、焦らず冷静に分析し、全体像が把握できる感覚のこと。

3つ目は「処理可能感」。
どれほど辛い立場でも、「何とかなるだろう」と思える感覚。

「SOCが高いほど、実際にうつになりにくいんです。そういう人は、怒りの感情も沸きにくい。SOCは、腹を立てやすいかどうかにも、密接に関係していると思います。」

感情と言動を上手にコントロールして、健やかな毎日を送りたい。”

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