2016年3月22日火曜日

投稿日 2016年3月22日火曜日

読みかじり - 「西欧特有のメシア信仰だよ。」  - 銭の戦争 第六巻 (ハルキ文庫 は 11-6) 文庫 – 2014/8/9 波多野 聖

P224

「平等な世界など所詮どこにも無いのだよ。
共産主義はマルクスによる理論で一見、科学的・合理的に見えるが理想を理想としたままのものだ。つまり、核は空洞だ。
だが空洞であることは。。。ある意味、強い。
理想というのはイデア、つまりプラトニズムだ。
二千年前にプラトンによって考え出されたものが、ずっと西欧には続いているのだ。
そして、その中からは必ず指導者、王が出てくる。
人間たちの世界だからな。。。それは間違いない。
西欧特有のメシア信仰だよ。
キリスト教が栄える心理的基盤がそこにある。
それを合理と勘違いしてはいかん。
共産主義は一見合理性と理想を併せ持つが。。そこに落とし穴がある。
おそらく恐怖による支配が強まるだけだろう。
そして指導者、王となるための権力闘争は繰り返される。それも闇の中で。。。。。


銭の戦争 第六巻 (ハルキ文庫 は 11-6) 文庫 – 2014/8/9



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