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戦争を含む世界全体を経済が動かしていることが分かったからだ。
産業の需要としての戦争だ。
「経済がまるで自動運動装置のように戦争を通して大きくなっている。欲が戦争を大きくしている。」
戦争が経済を大きくしているように見えるが、
実は逆になっていることに狂介は気が付いていた。
経済が人間を道具にし、人間同士で命を奪い合わせることで、増殖を続ける。
「まるでアルゴリズムのようだ。演算の手続きを指示する規則や算法。。。。。経済が世界的に増殖する過程でそのアルゴリズムが自動的に発動し永久運動を始めた。そして、それはもう人間には簡単に止めることが出来ない。。。。。
だからこの戦争はちょっとやそっとでは終わらない。世界全体を巻き込み、道具である人間の活動がとことん疲弊して動かなくなるまで続けられる。」
。。。。。
20世紀、世界的な銭の時代の到来。。。。
銭による戦争の時代の到来が創り出した存在が守秋なのだ。。。
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