米雇用統計
雇用統計の中でも特に注目されるのは、失業率と非農業部門の雇用者数だ。
前の月に比べて雇用者が何万人増減したかに高い関心が寄せられる。
尚、望ましい失業率の水準は5%台前半とされており、
非農業部門雇用者数が20万人程度のペースで増え続ければ、失業率も安定的に下がるとされている。
米経済でGDPの約7割を占める個人消費は、家計の収入や雇用状況に大きく左右されることが背景にある。
このため、雇用情勢から景気を見極めようとする。
また、米国は、物価の安定と雇用の最大化を金融政策の二つの目標としている観点からも雇用情勢が注目される。
具体的な見方は、
米労働省統計局サイトの「Employment Situation Summary」を開き、発表文のなかにある非農業雇用者数「Total nonfarm payroll employment」の増減を確認する。
基本的に事前予想よりも高ければ景気が上向いているとして利上げ観測が高まり、ドル高になりやすい。
反対に低ければ利上げ観測は後退するためドル安になると判断される。
続いて、失業率「unemployment rate」の数字を確認する。
基本的に事前予想よりも高ければ、利上げ観測を後退させるためドル安圧力となり、
低ければ利上げ観測は高まるためドル高圧力がかかりやすくなると判断される。
https://www.bls.gov/news.release/empsit.toc.htm
通貨先物ポジション
原油価格
WTI(West Texas Intermediate)は、シカゴ・マーカンタイル取引所(
CME)のNYMEX部門に上場されている原油の先物価格。
テキサス州のローカル原油の先物価格の値動きを示している。
原油の中心市場には
北米、欧州、アジアの3大市場があり、
北米はWTI、欧州は北海ブレント、アジアはドバイとなっている。
https://www.cmegroup.com/trading/energy/crude-oil/light-sweet-crude_quotes_globex.html
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