2016年1月21日木曜日

投稿日 2016年1月21日木曜日

読みかじり - どこでも発電、IoTの切り札に 振動発電[TOTO、ミツミ電機、竹中工務店、パナソニックなど] 日経ビジネス(16NOV15)より



どこでも発電、IoTの切り札に

振動発電[TOTO、ミツミ電機、竹中工務店、パナソニックなど]


ボタンを押す力や、稼働する機械のわずかな揺れを電力に変換。エネルギーを自給自足できる、数センチ四方の「小さな発電所」。技術革新で幅広い「周波数」を活用でき、普及が視野に入ってきた。


<TOTOのトイレリモコン。

「電池不要なエコリモコンの実用化」で

第26回「電波功績賞」電波産業会会長賞を受賞

~電波通信技術(IEEE802.15.4)と小型発電機を組合せ、電波の有効利用に大きく貢献~

2015年6月17日
TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:喜多村 円)は、「電池不要なエコリモコンの実用化」で、一般社団法人電波産業会(会長:山西健一郎)主催の第26回「電波功績賞」電波産業会会長賞を受賞しました。TOTOとして初めての受賞であり、通信技術や放送技術分野での受賞が多数を占める中で、トイレ機器用リモコンでの受賞も初めてとなります。
「電波功績賞」は、電波の有効かつ適正な利用に特別の功績を挙げた個人又は団体を毎年表彰するもので、第26回電波功績賞は、総務大臣賞(電波産業会創立20周年特別賞)2件、総務大臣賞3件、電波産業会会長賞6件が選ばれました。
「エコリモコン」は、ボタンを押す力を利用して自ら発電し、通信に必要な電力を全てまかなうことができるので、電源工事や電池交換の必要がありません。パブリック用リモコンに求められる省施工性・省管理性を両立させ、節電・資材削減で環境貢献のできるリモコンです。
消費電力量の少ない電波通信技術(2.4GHz、IEEE802.15.4)と、ボタンを押す力で発電する発電技術(エナジーハーベスティング技術)を組み合わせるという着想のもと、2011年より約3年の研究・開発期間を経て実現しました。
製品化に向けては、経済性と操作性を確保するため、1つの発電機で最低9つのボタン操作ができるようにする一方で、ユニバーサルデザインの観点から、軽い力でボタン操作ができることが課題となりました。
そのため、①ボタンから発電機までエネルギーロスを少なく力を伝達するための連結機構(リンク)の技術開発 ②健常者から身障者まであらゆる方が押しやすいピアノ鍵盤のようなボタン形状の開発 ③ボタン検知に非接触式のホールICの採用、をしています。
「エコリモコン」は、「ウォシュレット※1PS」(2014年10月発売)および「パブリック向けウォシュレット一体形便器」(2015年2月発売)に採用されていますが、トイレ空間に限らず、あらゆる操作系リモコンに展開できる可能性のあるリモコンです。
※1:「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です

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