・米中は締めたり弱めたりしながら、基本的には貿易戦争に突き進んでいるように見える。
・グローバリゼーションは終わったといえる。
・アメリカは金融資本主義で何十年も食ってきて、貿易赤字を金融の黒字で埋めるという体制を作ってやってきたが、その結果トリクルダウンが起きなかった。
・金持ちが栄えると貧乏人も栄えるということにはならなかった。
・QEはうまくいかず、結果的には貧富の拡大がもたらされた。
・数%の金持ちと残りの貧乏人で政治は完全にひっくり返ってしまう。マジョリティが貧乏人になったので、トランプが大統領になった。
・アメリカもこれまでは巨大な軍事力を担保に世界中に製造業が生産ンラインを伸ばして、それでグローバル経済を運営してきたが、結局どこの国も賃金があがり、先進国にキャッチアップするなかで、フロンティアが無くなった。
・今までのように軍事にお金をかけて、世界展開する理由がなくなった。
・お金を儲けているのはアマゾンやグーグルなどのネット起業で、すでに国家の枠を超えている。
・いまさら車屋が世界中に出て行っても何の意味にない。すでに撤収している。
・アメリカでシェールオイルが沸いたことで、これまで重要な拠点だった中東、サウジがどうでもよくなった。
・サウジが要らなければ、イスラエルもどうでもいい。イランに対しても強硬に出る。
・世界から引き揚げていくなかで、この問題が起こるのは歴史の必然。
・中国が貿易戦争のあおりを受けて、おかしくなっている。上海株が年初より22%落ち込み、人民元相場が人民元安になっている。(ドルが上がっている。)
連日人民元安戦略をとっている。
・ユーロは移民の問題が国を分断する内戦になっている。自分たちが積み立てた年金などが全部遺民に食いつぶされる事態に、北欧含め我慢がならなくなっている。
・今までは外国人留学生にも奨学金を出していた状況はかわりつつある。これは失業に輸出をしている。ドイツもトルコ人であふれている。
▲閉じていくアメリカ帝国と原油市場。
アメリカがものすごく内向きになってしまった。
世界はブロック化している。
アメリカはカナダとメキシコのブロックだけでいい。鎖国しても困らない。
アメリカは昔に戻り、国内第一主義だと。
ヨーロッパは移民の問題で揉めているが、少なくともヨーロッパの英知を集めてEUとユーロを作ったブロックがある。
ロシアと中国がどこをひきつれて、参加に入れるかが焦点。
日本だけが蚊帳の外になりそう。
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