生物は誕生から38億年、ずっと続いてきた。
「私」から子、孫へと生命はつながっていく。
子や孫は「私」と全く同じではないが、良く似ている。
これはある意味、この世で永遠に生きるシステムであり、その中に我々はいる。
ナマコと人間の時間感覚
一日中、ほとんど動かないナマコと人間の時間が同じなのか。。
いろいろ調べて分かったのは、
時計で計る時間というのは絶対ではないということ。
そして、生物の時間は体のサイズ(体重)で変わるということだった。
●心臓が1回ドキンと打つ時間(心周期)は、
体重の4分の1乗に比例する。
小さい動物ほど心周期は短く、大きくなるほど長くなる。
一方でどんな動物でも一生に心臓が打つ回数は約15億回と同じだ。
つまり、時計で計った寿命はハツカネズミが3年弱に対して、ゾウは約70年と違っているが、心臓が打つ回数を寿命と考えると、どちらも15億回で同じになるのだ。
すなわち、ハツカネズミとゾウの間に流れている「時間」は違っており、体の大きい動物の時間はゆっくり流れているということだ。
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/23382
【第2部】 AIで代替できない教養 リベラルアーツ
【5時間目】
科学と人文学の橋渡し
生物学に生き方を学ぶ
本川達雄(東京工業大学名誉教授)
リベラルアーツには、宗教や哲学など文系科目だけではなく、数学や物理などの理系科目もある。だが、文系と理系の間には大きな溝がある。その橋渡しとなるのが生物学だ。
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