アタマが良くなる合格ノート術 単行本(ソフトカバー) – 2007/4/28
p60
●ノートを借りる時は、どんな人から借りればいい?
理想的なのは、
①平均より成績が良い
②教え上手
という人のノートを借りることです。
個人的な経験ですが、
親が商売をしている子、お笑い好きな子は、頭の回転が速くて説明上手、サービス精神も旺盛ですから言うことありません。
是非ノートを見せてもらいましょう。
p154
●効果的な記憶のコツ
①全体を通してから、細かいところを覚える
例)先にメソポタミア文明からローマ史までを一度全体に目を通してから、話の流れを頭に入れ、そのあとから細かいことを覚えていく、という方法です。
②寝る前に覚えて、翌朝に復習する。
翌朝に復習するのは、前の晩に覚えたことをより確かなものにするためです。
復習といっても、5分で十分です。
5分の復習なら朝7時に起きてもできるはずです。
この「翌朝5分の復習」は、「1週間後に行う2~3時間の復習」に匹敵する効果が得られます。
1週間後では、ほとんどのことを忘れていますから、また始めから覚えなおさなければならないからです。
③ノートを定期的に見返して、頭に定着させる
キーワードは3と7です。
1.3日後
2.7日後
3.3週間後(21日後)
4.7週間後(約50日後)
5.3か月後(約90日後)
P89
マトリクス法で、足りないものがわかる。
勉強内容を表にして表現する図解の手法を「マトリクス法」といいます。
メリットとして、
①情報を分類できる
②足りないものを知ることができる
91ページの図の表(マトリクス)には
「空白の欄」があります。
色のついた欄のところですが、このようにマトリクスを作ってみることで、
「thatやwhatには所有格がない」ということがわかるのです。
「○○がない」という情報は意外と参考書に書かれていません。
そして、そこがテストに出題されるのです。
「存在しないものを問題文に登場させる」という方法は、間違い探し問題やマーク式テストの選択肢を作るときによく使われます。
図表や地図をパパッと描くコツ
デキる受験生は、正確な図ではなく、デフォルメした図を描きます。
図をデフォルメするにはコツがあります。
地図であれば、河川や半島との相対的な位置、上か下か、左か右か、内か外か、
実験・手続きの手順であれば、順番がポイントになります。