2016年4月13日水曜日

投稿日 2016年4月13日水曜日

見かじり -  椿本チェイン  カンブリア宮殿  3月31日放送分

ジップチェーンがカッコイイ!
































誰もが知っている回転寿司やジェットコースター、自動車エンジンに製鉄所…世の中の様々な場所で「ものを動かす」ために、必要不可欠とも言われる「チェーン」。ダヴィンチが発明したと言われるこのチェーンを、1年間に長さ2万5000キロも製造する、産業用チェーンの世界トップメーカーが大阪に本社を置く、椿本チエインだ。実は、この椿本の強さを支えてきたものこそ、創業者・椿本説三に始まるチャレンジャースピリットにあった。世界を驚かせ続ける椿本チエインの挑戦力と突破力の真髄に迫る。

最強すぎるチェーンメーカー!世界の「TSUBAKI」

ATMの内部などに使われる極細チェーンから、製鉄所で高温の鉄を運ぶ巨大チェーンまで…実に2万種類ものチェーンを製造する椿本チエイン。世界でも、ここまで多種多様なチェーンを作るメーカーは存在しない。しかも、その強さは圧倒的。自動車エンジンに使われるチェーンでは、国内の10台中7台が椿本チエインの製品を使用しているという。そんな椿本は、常に全く新しいチェーンを生み出すことで、ビジネスを拡大してきた。例えば、2本のチェーンをジッパーのように噛み合わせ、硬い1本の棒状になるジップチェーン。自動車工場やコンサート会場などで、重量物の昇降機として広く使われるようになった。さらに業界トップに甘んじることなく、10年ごとに基本商品であるローラーチェーンを進化させ続けるプロジェクトを実施、業界を牽引してきた。顧客が必要とするチェーンをきめ細かく開発し海外市場もつかむ、椿本チエインの強さの秘密に迫る。

新市場に挑め!椿本説三に始まるチャレンジャースピリット

1917年、大阪で自転車用チェーンメーカーを創業した椿本説三。椿本は、新市場に果敢に挑む挑戦心の塊のような男だった。創業時から作ってきた自転車用チェーン。それを創業わずか11年で撤退し、将来性が見込める産業用チェーンにビジネスを転換。さらにその8年後にはチェーン技術を足がかりに、大規模な工場用コンベアプラントの分野に挑戦、現在の搬送システム事業の礎を築く。1951年には、アメリカ攻略を開始し、いち早く海外事業を軌道に乗せた。現会長の長は、そんな創業者・説三のチャレンジャースピリットを色濃く受け継ぐ男…今、果敢に挑むのは医療分野。東大に設立されたバイオバンクジャパンと協力し、ガン細胞の組織標本をマイナス150度で大量に保存できるラボストッカーの開発に成功。医療研究に大きな効果を期待されている。全自動制御の内部には、椿本が培ってきた搬送システムのノウハウが詰まっている。さらに、完全自動化野菜工場の搬送システム開発にも着手、新市場を開拓する説三の精神は生き続けている。椿本チエインを世界トップメーカーに育てた創業者のチャレンジャースピリットと、その進化を取材した。

0 件のコメント:

コメントを投稿