”人間の脳の中には、いろいろな神経の種である神経幹細胞があります。
岡野先生は、神経幹細胞を世界で初めて単離、つまり見つけて増やすことに成功したのです。
当時は、神経幹細胞の脳に移植して、脳神経を再生する研究をやってらっしゃった。
映画「スーパーマン」に主演していた俳優が落馬して脊髄損傷になって動けなくなったことがありますよね。その病気を動物モデルに移植して、動けなくなったサルがもう一度動けるようになった。そのビデオを見て、自分たちが探していたのはこれだと。
脳の中に神経幹細胞を移植することで、パーキンソン病を治したり、あるいは脳梗塞の患者さんがもう一度歩けたり話せるようになる可能性があります。
私たちがこだわっていたのは、大量生産してたくさんの患者を助けること。
神経細胞は種の細胞なので、増やすことが可能です。
岡野先生の技術で開発する薬は量産化が可能という点が魅力でした。”
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創業研究者である岡野先生から別の先生の技術に切り替えました。
神経細胞は脳の細胞。人の頭を開けて採取するわけにはいかないので、その点をクリアするのが大変でした。
一方、世界では比較的取りやすい骨髄の細胞から神経を再生する研究が始まってました。
ある日、その研究を世界に先駆けて完成させた先生がいると岡野先生から連絡を頂いて、技術の転換をしました。
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サインバイオが臨床試験を進めている脳梗塞の薬が「SB623]ですね。
下記サイトはスーパーマンの脊髄損傷から
http://digitalcast.jp/v/19080/
”TED日本語 - グレゴワール・クルティーヌ: 全身麻痺のラットを歩かせる”
”And for me,/ the Man of Steel,/ Christopher Reeve,/ has best raised theawareness/ on the distress of spinal cord injured people.//https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20110310-OYTEW53325/