2015年10月28日水曜日

投稿日 2015年10月28日水曜日

読みかじり - 次世代産業用電池 レドックスフロー電池 - 住友電気工業 - エコノミスト(06APR15)

住友電工の海外事業好調

2017年度の売上高3兆円超え
その5割をただきだしているのが自動車関連事業
電力、信号、通信アンテナまで、人間の神経や血管に相当するワイヤハーネス
世界シェア3割

近年は素材を銅からアルミに変えたアルミハーネスも伸長。

今後の需要増は光ファイバー。

次世代産業用蓄電池「レドックスフロー電池」は特殊な電解液を利用し、「理論上の充放電回数は無限」で、20年以上の使用が可能で、発火リスクも低い。

2020年の売り上げは1000億を超える見通し。




http://www.nikkei.com/article/DGXMZO85949190R20C15A4000000/

セル出力2倍でより安価、レドックスフロー電池に革新 

2015/4/22 6:00
日経テクノロジーオンライン
 住友電気工業は、既存の製品を大幅に改良した新型のレドックスフロー電池の受注を2016年度にも開始する。設置面積を1/2~1/3にするために構造を見直したり、コスト削減のために電解液の材料を変えたりする計画だ。再生可能エネルギーの導入量が急増したことで、電力系統の安定化に向けて蓄エネルギー装置の研究開発が活発になってきた。
新型のレドックスフロー電池(イラスト:住友電気工業)
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新型のレドックスフロー電池(イラスト:住友電気工業)
 レドックスフロー電池は、電池セルとは別に電解液を蓄えるタンクを設置して、ポンプで供給する構造になっている。このうち設置面積の削減は、セルの出力向上などで実現する。セルは隔膜を電極で挟み込んだ構造になっている。セル自体の設計は大きく変えずに、隔膜や電極を薄くしたりして、内部抵抗を減らす方針だ。これによって、出力を2倍程度に高める。セルの出力を2倍に高められれば、同じ出力を得るのにセルを半分の大きさにできる。
 さらに、これまでセルとタンクを並べて設置していたのを改めて立体的に配置したり、熱交換器の大きさを半分にしたりする計画だ。これらによって、設置面積を1/2~1/3にする。加えて、セルやタンク、ポンプなど必要な機材をすべてコンテナに収め、設置に要する手間を省く。
 この他にコスト削減に向けて、開発から20年以上使ってきた電解液の材料を見直す。現在の電解液は、希硫酸にバナジウム(V)を加えて、Vイオンの価数変化で充放電している。このVを、より安価な材料に変える。詳細は非公開だが、既に候補を1つに絞り込んで、特性の評価をしている。Vと同等の起電力を得られて化学的に安定で、入手が容易な材料を選んだという。
(日経テクノロジーオンライン 河合基伸)

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