●中学生レベルの英語でも世界でビジネスができる。
「これからの日本ビジネスマンには英語が必須」などという話をよく聞きますが、
私自身は「誰もが英語を絶対に身につけるべき」とまでは思っていません。
ただ1つ、確実に言えることは、
「英語が話せると世界が広がる」
ということ。
私の持論では
「仕事で使うぶんには、高度な英語力など必要ない」というもの。
●何も話さない人は英語ができない人
外国人と付き合う上では、いくらヒアリングが上手でも、ひと言も話さないと
「英語ができない」
と見なされるということ。
一方、発音や文法がめちゃくちゃでも、自分の考えを一生懸命、自信を持って堂々と話す人は、
「英語ができる人」
と認めてくれるのです。
●カタカナ英語同士で話すことで自信がつく
「英語が話せる人」になるための第一歩は、
「自分はどんな仕事をしているのか」
「今日何をしたのか」
を英語で説明できるようになることだと思います。
私はその練習と実践を繰り返し行ってきたことで、英語力が向上していきました。
ポイントは上手に話そうとしないことです。
「きれいな発音で」
とか
「正しい文法で」
などと考えていると、話せなくなってしまいます。
カタカナ英語でも、文法を多少間違えても、LとRの区別があいまいでも、臆せずに話しましょう。
すると、だんだん英語に慣れてきて、
表現が頭に浮かぶようになります。
カタカナ英語でも通じることがわかれば、自信もつくでしょう。
実際、カタカナ英語でも意外と通じてしまうものなのです。
●分からなかったら、分かったフリをするな!
会話の中で分からない単語が出てきたとき、松本氏はすぐに「それ、どういう意味?」と聞くそうです。
「すると、ほとんどの人が、誰でも分かるような表現に直して、もう一度説明してくれます。
どんなことでも必ず簡単に説明できるもの。
日本語でも、子供新聞は大人の新聞と99%同じことを、やさしい言葉で書いていますよね。」
また、仮にうまく聞き取れなかったときは、
「なんとなくこういうことを言っているのでは?」
と予想して、なんらかの返答をするという。
「もし間違っていたら『いやいや、そういうことじゃない』と相手から返ってきます。しかし、何も言わなければ理解したものと思われてしまう。
これでは上達しません。
聴き取れないことは流してしまいがちですが、勇気を持って流さないことが大切です。