2016年6月3日金曜日

投稿日 2016年6月3日金曜日

聞きかじり - ”海洋深層水の久米島” 地域のハンディと利点  海洋深層水 矢島康次氏 2016年5月17日放送分


沖縄県、久米島町の海洋深層水を使った取組み

・水深200メートル以上の深いところにある。
・水温が低い
・栄養価が高い
・綺麗である。


取水は普通海岸から沖合5キロ以内で水深200メートルより深い海域が条件

日本ではこの条件を満たすところが、30カ所。

久米島はとくに条件がいい。

・清涼飲料水
・化粧品
・医薬品
・海産物の養殖(うみぶどう、クルマエビ、無菌の牡蠣養殖)

・発電を行っている。

・クルマエビの養殖は大敵のウィルス感染を防ぐことが問題点。

久米島の海洋深層水は表層水の温度が9度の低温度で、太陽の光が届かないので、植物プランクトンが増えず、栄養分が豊富。細菌が非常に少なく、ウィルスに感染しない赤ちゃん稚エビを育てられる。

全国のシャエ15%を獲得。


・海洋深層水を使った発電。

世界で行われているのは久米島とハワイのみ。


表層水との温度差を使って発電。

代替フロンなどの沸点の低い触媒、媒体を表層水で蒸発させて、その蒸気でタービンを回して発電。

その後、蒸発した媒体を海洋深層水で冷やして、液体に戻して再利用をする。

一定の温度差を確保できれば、半永久的に発電が可能となる。

表層の温度が20度から30度、海洋深層水の温度が9度程度なので、この温度差がポイント。

発電効率を高め、出力を現在の2倍、100ワットにし、10倍以上の目標。


★久米島ならでは好条件

海岸から水深がすぐにぐんぐん深くなる特性。1千メートルを超す珍しい島。
沖合2キロから3キロで簡単に海洋深層水が取水できる。



大手企業 横川電機、IHIが設備を担う。


赤道に近い海域ほど、この設備が適地であり、インドネシア、フィリピンなどが候補に。







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