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2017年8月1日火曜日

投稿日 2017年8月1日火曜日

詠みかじり -  Robocalypse (ロボカリプス) ロボットが雇用を奪うのか?中央銀行にとってAIが重要なテーマに。

ダイヤモンド(22JUL17)
p95 より

ロボカリプス(Robocalypse)
人工知能を備えたロボットの誕生によって人類は仕事を失い、ヨハネの黙示録さながらの局面を迎えるとう考え方だ。

ロボット(robot)と黙示録(apocalypse)を合わせた造語である。

Does Productivity Growth Threaten Employment?
Robocalypse Now?
生産性向上は雇用を脅かすか?


Is productivity growth inimical to employment?

Canonical economic theory says no, but much recent economic theory says 'maybe' - that is, rapid advances in machine capabilities may curtail aggregate labor demand as technology increasingly encroaches on human job tasks.
生産性向上は雇用に有害か?従来の学説では「ノー」だが、最近の研究では「たぶん」だ。技術革新によってロボットが急ピッチで高度化している。労働の自動化が進んで雇用全体が縮小するかもしれない。

主要国の中央銀行が頭を悩ませているのは経済が回復しても低インフレが続いている点だ。

なぜか。
「AIの導入に伴う自動化」(artificial intelligence-driven automation)で賃金上昇が抑制されているからかもしれない。

「部分的自動化を含めればほぼあらゆる職業が自動化の対象になる。(almost every occupation has partial automation potential)


About half of all the activities people are paid to do in the world's workforce could potentially be automated by adapting currently demonstrated technologies. That amounts to almost $15 trillion in wages.
現在の最新技術を取り込めば、全世界の労働者が手掛ける仕事の半分を自動化できる。賃金に換算するとおよそ15兆ドルに上る。

要するに、AIの導入に伴う自動化で、世界的に15兆ドル(約1700兆円)相当の賃下げ圧力が働くわけだ。

雇用は中央銀行にとって重要な指標だ。
雇用が賃金やインフレに大きな影響を及ぼすからにほかならない。
当然ながらロボカリプスは大きな関心事になる。