つばなれ
つばなれ。ひとつ、ふたつ、、みっつ。。。やっつ、ここのつ、とお。10で「つ」が離れる。それでつばなれ。
調べてみると、もともとは寄席の言葉で、客が10人を超えることを指すのだそうだが、僕が父から聞いていたのはー
昔は幼くして亡くなる児が多かったので、「つ」が付くうちは神様の児だと。亡くなっても、神様の思し召しだからしょうがない、嘆くなかれ。「つばなれ」してようやく、神様が親に子どもを渡してくれるのだ。
という先人の知恵が生んだ言葉。つまり、児を亡くして憔悴し、嘆き悲しむ親のための処方箋の意味合いを持っていた。
児
ペコロスの母に会いに行く [単行本]