ビックデータとどう付き合うか?
ビックデータに対処する新たな方法が成功を収めている。
「深層学習」や「ディープQ回路」と呼ばれる人工知能がそれである。
深層学習は、膨大な情報をひたすらコンピューターに与えるだけで、事前知識を与えなくても、動物や物体、それに人の表情や会話を自然と識別できる驚くべきアルゴリズム(プログラムによる計算処理)である。
ディープQ回路はさらに驚異的だ。
これは、米グーグルが今年2月に公開したアルゴリズムで、自ら情報を収集して適切な行動や決断を行うことができる。
例えば、ディープQ回路に取扱い説明書を与えず、市販のテレビゲームを延々とやらせた。
テレビ画面の表示や手元のコントローラーの意味などを教えず、とにかく好スコアを出すようにだけ指示。
するとディープQ回路は自力で「何をすべきか」を学び取り、前49種中29種のゲームで上級者レベルに上達。並みの人間を凌駕した。
以下省略。。。