夢の繊維“クモの糸”を人工的に量産
今までの合成繊維に比べて、強くて軽い。しかも、ナイロンを超える伸縮性もある。そんな夢の新素材が、NASAも研究していたと言われるクモの糸だ。長年、多くの研究者が量産化を成し遂げられないでいた中、全く新たなやり方で「人工クモ糸」の量産化に道筋を付けたのが、スパイバーの関山。すでにアパレルはもちろんのこと、自動車部品メーカーや医療関連企業などから様々な事業提携の打診があったほか、スパイバーに集まった140億円もの資金が、その期待の大きさを証明している。年末には、人工クモ糸を使った世界初のアウトドア用ウェアを発売する予定だ。スパイバーの本社がある山形の片田舎には世界から関山の情熱に共感したエンジニアが集まり、新素材を世界へ広げようと夢を追い続けている。
自動車部品会社のコメント