ラベル アサヒカメラ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル アサヒカメラ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年11月4日土曜日

投稿日 2017年11月4日土曜日

読みかじり - いまさら聞けないカメラと撮影のこと - アサヒカメラ (dec17)より

●露出の意味と導き出される値を知る。

・写真を適当な明るさに写す適した設定がある。
・露出を決める「絞り」「シャッター速度」「感度」
・どんな明るさでも一定の明るさにする標準露出
・反射光式露出計は色によって異なる値になる。


★写真は露出(明るさ)、ピント(深み)、構図(範囲)の3つの要素でなりたっている。


●当たっている光を測るか反射した光を測るか

・露出計の形式は2種類あり、反射光式と入射光式。

カメラに内蔵されている露出計は反射光式

▲露出計は目のような順応性がなく、白のような反射率の高いものは明るいと判断し、暗く映る値を出し、逆に黒のような反射率の低い被写体は暗いと判断してしまうために明るく写る値を出してしまう。

●反射光式には、カメラであっても単体の露出計であってもスポット測光という、狭い範囲だけを計測できる機能を持つ機種がある。このスポット測光を使用して18%の反射式のグレーを測れば入射式の露出計とほぼ同じ値の露出を得ることができる。

つまり反射光式の露出計は18%の反射率のグレーを18%として写真に表現するように設計されており、ほかの反射率の被写体を計測しても、18%グレーとして表現する露出にしてしまう。

●光を反射する被写体による露出の違いを知ろう

反射光式の露出計は18%の反射率のグレーを測るのが基本だが、実際に撮影していてグレーカードを持っていないこともある。そのようなときは、被写体の中から18%グレーに近い被写体を探して測ればよい。
18%に近い被写体とは、アスファルトや赤い紅葉、緑の葉などが挙げられる。
グレーでなくていいのかと疑問を持つかもしれないが、露出計は色を測っていないので、反射率が18%に近ければいいのだ。むしろ色による反射率の違いのほうが重要になる。

●どんなに進化しても露出補正はなくならない。

斜光線や逆光の状態では、構図中に大きな明暗差が生まれ、明暗のどちらを優先するか、意識して露出を決めなければならないことが多い。

典型的なのは逆光状態での人物撮影で、平均化した露出では、明るい背景に引きずられてしまう。

どちらに引きずられているのかわからなければ、明るい部分か暗い部分どちらか一方に収まるように構えてみて、その値を読み取ればいい。

暗い部分に合わせるのか、明るい部分に合わせるのか、その中間にするのか判断して、露出補正することになる。

★白が支配的な構図では、暗く写りがちなのでプラスの露出補正。
黒が支配的な構図では、明るく写ってしまうのでマイナスの露出補正が必要なことがほとんどだ。













2017年3月27日月曜日

投稿日 2017年3月27日月曜日

読みかじり - 35ミリ判へのこだわり 存在意義を問う  - アサヒカメラ(JAN2017)

P65から抜粋

35ミリ判へのこだわり 存在意義を問う

35ミリ判はもともと映画用のフィルムを写真用に転用した企画で、24ⅹ36ミリのフォーマットサイズは映画のそれの倍の面積になる。

所説はあるが、この始祖的なカメラの代表がライカである。

だから、35ミリ判は「ライカ判」と呼ばれた。

大判カメラが主流だった時代に、こんなに小さなフォーマットから鮮鋭な大型プリント制作ができるのかどうか、訝しがられたこともあったが、ライカは優れたレンズを開発することで、この疑念を乗り切った。

。。。


当初は35ミリ判フィルムサイズのセンターはとてつもなく高価だったため、これを搭載したカメラは少なく、APS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラが主流となった。

そのためにファインダーの視野は小さくなり、レンズの画角が変わり、戸惑いが起こった。

特に当時のAPS-Cセンサー搭載の一眼レフは、貧弱なファインダー像への失望が大きかった。