2017年10月5日木曜日

投稿日 2017年10月5日木曜日

読みかじり - 別居の老親に親孝行できない - プレジデント(20MAR17)

P67より

●18歳で親子の関係は終わり。以降は「友人」だと思いましょう。

毎週会いに行けないから親不孝かといったら、そういうものではありません。
電話やメールもあるわけですし、「会わないといけない」という固定観念に縛られるのは不幸だと思います。

親子の関係は18歳ぐらいで切れるもの、そう思った方がお互いに健康的です。
子どもには育ててもらった恩があるけれど、親にも子どもを育てる喜びがあったと思います。
18歳以降は、お互いに独立した大人として、かつては一緒に過ごした友人として、繋がりを持ってみてはいかがでしょうか。

1年に1回でも会えたらいと思います。


●「一緒」が親孝行ではない。気にしていることが伝わればOK。

親孝行の満足は大きさではない。

一緒にいることだけが親孝行ではありません。
週に1本、電話をしてあげるだけで、ものすごい親孝行です。
老人にとって一番きついのは孤独です。
特にひとり親だと、誰かと会話をする機械が減りますから、週1本の電話がうれしいもの。
難しかったら、誕生日に電話でもいい。
親は「子どもが自分を気にかけてくれる」と感じるだけで、とても喜ぶものです。

親孝行できないという悩みを持つ人は、
「何もしていない自分」
が嫌なんです。
ほんの些細なことでもいいので何かしてあげれば、親不孝の罪悪感から逃れられます。
親孝行の満足感は「大きさ」ではない。

親孝行のコツは「できることをできる範囲で」。

地方には仕事が少ないので、親と遠距離になるのは仕方がないこと。
無理に一緒に住む必要はありません。
むしろ離れていたほうがいい関係が築けることも多い。
向こうに行けないなら、切符を送ってこっちに来てもらってもいい。
時代とともに親孝行の形も変わっています。
柔軟に考えたらいですよ。

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