2015年5月9日土曜日

投稿日 2015年5月9日土曜日

読みかじり - 第19回ホリエモン的常識 水素社会のミライはない?

週刊ダイヤモンド 1月17日号 P76から抜粋

Q「水素」を利用した燃料電池車の販売が始まりました。水素インフラを整えようとガソリンスタンドや国も腰を上げました。本当に将来性はあるのでしょうか?

A
無理やり将来性をつくろうとしているいう見方が正しいかもしれません。
既存の自動車メーカーはガソリン車のように参入障壁が大きい内燃機関技術やそれに付随するギアボックスやドライブシャフト、ディファレンシャルのような部品を多数必要とする「現状」を維持すべく燃料電池車を普及させようとしているはずだからです。

ガソリン車時代にインフラを整えたJXグループをはじめとして自動車メーカーの動きに追随しようとしています。
電気自動車(EV)時代になると自動車の組み立てが簡素になります。
主要部品はモーターと電池、コンピューターとなり、供給は世界的に寡占するメーカーが担うことになるので、完成車メーカーはいまのパソコン(PC)メーカーのように薄利多売モデルになるはず。
オフィスコンピューターの主流が変わるときに体験したことと同じことが自動車業界でも起こり得るのです。
そのため、参入障壁をつくろうと後ろ向きな動きをしているのでしょう。

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