オルソケラトロジー治療の仕組み
寝るときにレンズを装用することで、角膜形状を変化させ、脱着後の裸眼視力を改善させる治療法。
変化した角膜形状は一定期間維持され、その間の裸眼視力は改善される。
★★★
小学校高学年ぐらいから視力が落ちていることを学校の検診で指摘されていた。
中学校1年になり、塾、部活動などで忙しくなり、近視の状況が悪化。
近くの眼科に検診を受けに行く。
2014年11月1日(土曜)
初めての眼科検診。
本人は左目が悪い申告。実際には両眼ともかなり深刻で両目視力が0.1だった。いいときには0.3ぐらいか?
医者からは
1.
眼鏡 2.コンタクト 3.レーシック 4.オルソケラトロジーの選択肢を説明された。
最も簡単なのは眼鏡の端正方法。
親が強度近視のため、視力悪化が激しくなるリスクを考え、最新のオルソケラトロジーを試してみることを検討することに。
この方法は視力を根本的に治す方法ではなく、一定期間の間、裸眼視力を人工的に改善させ、やめれば元の視力に戻る前提。
個人によって、効果が異なるらしいが、安定すると、毎日やらなくても1日おきでも効果が持続するようになるケースもあり。
この病院での子供の利用は小学校4年ぐらいから大人までで、主に女性が多い模様。とくに子供は女の子だけで、自分の息子は男1号か?
レンズの扱いが面倒くさいので、男には導入に支障があるように思える。
20歳以上の大人は臨床試験パス、厚生省も認可済み。
ただし、20歳以下の未成年はまだ治験が終わり、眼科医の定期検診のもとに処方するこは問題無しというレベルで、まだリスク有。
また、保険適用外で、高額出費となる。
適性検査代 5000円
レンズ処方費用 15万円(1年間の検査代含む)
▲1年間以上装用した場合の安全性がまだ確認されていない。
2014年11月8日(土曜)
適性検査を受け、テストレンズを装着。
本人がレンズを受け入れることができるかどうか。
初めての経験でかなりレンズの装着、脱着には時間を要した。
全く受付けられない酷い状況ではなかったので、治療選択をすることに。
1週間後の専用レンズができるのを待ち、やってみることに決定。
部活動で1週間延期。
2014年11月28日(金曜日)
レンズの受け取り、装着の練習を予定したが、本人が部活で間に合わず、商品のみ受け取り。その日の夜に装着決行。
23時30分に第1回目のレンズ装着。翌朝7時30分まで就寝。
約8時間の装用。簡易視力表でおおよその検査をすると、0.3から0.5ぐらいに見えるようだった。(両目で検査。片目ずつではない。)
レンズの脱着に少し時間がかかったが、学校には遅れることなく登校できた。
2014年11月29日(土曜)
15時に眼科受診。
レンズを装着して、目のフィット具合、角膜への傷が無いかの検査。
問題はなさそうだったので、レンズの装着を練習して帰宅する予定だったが、本人が断念。親が自宅で変わりにしばらく装着することとなる。
11月30日
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23時30分~09時30分
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10時間
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0.5
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12月1日
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10時30分~06時30分
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8時間
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0.8
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12月2日
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11時~06時30分
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7.5時間
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1.0
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12月3日
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23時30分~06時30分
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7時間
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0.8
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12月4日
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0時~07時30分
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7.5時間
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0.7
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12月5日
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23時30分~07時30分
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8時間
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0.8
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12月6日(土曜日)一週間目の装着効果検査。
右0.9 左1.2の検査結果。
目の傷も特になし。
12月6日から数日、自宅簡易検査では0.9程度。ほぼ7.5時間の睡眠時間及び装用。
その後2週間おいての様子見となった。
12月20日(土曜日)2回目の検査実施。目の異常なし。角膜とのフィット感も順調との診断。視力は右左ともに1.2になった。
相変わらず、自分で装着はできないが、経過が順調なのが何より。
冬休みになり、2日に1回のケースもあったが、やはり2日目は効力が極端に落ちる。
1月17日(土曜日)3回目の検査実施。今回も問題無し。視力は右左ともに1.2だった。
角膜の矯正が順調で、中心が平坦になる理想の形になりつつあるとの医師の見解だった。
次は数か月おいて春休みまで検査はおあずけ。
●治療開始時に用意されたキット。普通のハードコンタクトと似たような感じ。
●写真がボケてしまったが、レンズをはずすためのゴム製棒。
●比較の為に、左のブルーがオルソケラトロジー用のレンズ、右のピンクは普通のハードコンタクトレンズ。
オルソケラトロジーのレンズはかなり大きく、通常のソフトレンズより少し小さく、固さはハードレンズの半分ぐらいの感覚。ハードレンズをはめるほどの違和感は少ないと思われる。
●左がオルソ。
●ケースはハードに比べるとかなり大きい。
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