P19より
19世紀に活躍したドイツの哲学者ニーチェも、著書「ツァラトゥストラ」の中でまさに同じことを言っています。
「さあ、上機嫌でやろう」
これは主人公ツァラトゥストラの台詞。
文書はこう続きます。
「戦いと祝祭を喜ぶ者でなければならない。陰鬱な者、夢におぼれる者であってはならない。祝祭を待つように至難の事を待ち、全き健康をもっている者でなければならない。」
つまり、ニーチェは
「どんな困難にも祝祭を待つような気分で対応できる、心の健やかな人間を目指すべきだ」と説いているのです。
お祭りのとき、人は上機嫌になります。だから平凡な日常のなかであっても、何かの瞬間をお祭りとみなす「祝祭感覚」を身に付ければ、いつも機嫌よくいられるということです。
0 件のコメント:
コメントを投稿