15年3月30日「経済と株価」より
1.日経平均が極めて少数の企業の株価によって反映されている。
225社のうちの株価の高い上位20社で構成しているので、構成率が50%を超えている。
単純には日経平均の1万円分はこの20社分ということになる。
さらに、上位4社で構成率が20%にもなっている。
直近では、
3月8日に315円上昇したが、3分の1の112円がファーストリテイリングの株価上昇分だった。
また、3月15日に263円上昇し、半分の123円がファナックの株価上昇分だった。
2.日経平均の上昇が公的なお金による官製相場の可能性が高い。
売買の7割は外国人投資家によるものとなっていて、今年1、2月は売りこしているにもかかわら
ず、株価が上がっているのは信託銀行が主な買い主で、資金の出所は公的年金のGPIF。
3.輸出関連企業を円安で後押ししているが、実際には日本の企業の8割は内需型でコスト高で
苦しんでいる。
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