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2015年8月26日水曜日

投稿日 2015年8月26日水曜日

読みかじり - ドイツ製造業の底力 - 読売(31JUL15)より

ドイツが第4次産業革命で巻き返しを図っている。

モノのインターネット(IOT)を製造現場で徹底活用し、複雑化する消費者の需要に即座に応えていくのが狙いだ。


ドイツ中部の小都市ビネンデンに「隠れたチャンピオン」1935年創業のケルヒャー社がある。

清掃機器の世界大手だが知名度が低い。

製品情報と在庫は全部、ネットで管理されている。
世界のどこかで清掃機が売れた瞬間に、情報が我が社のソフトウェアで解析され、次に何を製造すべきかが即時に分かる。

販売から製造まで同時進行。

特注品を早く大量に、比較的安く作る。
英語で「マス・カスタマイゼーション」(個別大量生産)と呼ばれ、ネット情報管理と、3Dプリンター技術がそれを可能にする。


ドイツ中部バルドルフに拠点を置き、世界中で企業向けソフトを開発する「SAP」(エスエーピー)。
売上高で欧州トップ。

「第4次産業革命は強力な製造業基盤がないと無理。ドイツと日本に韓国、米国が加わる。

世界の製造業は、
大衆消費財の中国と、
高付加価値の特注品に活路を開く日独米韓の争いになる。