藤原和弘氏(元杉並区立和田中学校長)の寄稿より
私が大事だと思っているのは「レア」な存在になることです。
横並びで同質の人材を目指すより、あるカテゴリーで一人しかいない希少性を目指すべきです。
子どもには「自分をレアカード化しろ」と言うと、
皆が納得してくれます。
ポケモンカードをやった子供は、絶対分かります。
レアカードはネットで売るとどれぐらい値が付くか、知っていますから。
これからの時代に必要とされる能力は、
幅広く勉強したり、俯瞰図でものを見る能力が必要になります。
(周囲から)ある世界観を与えられなくても自分で創造していく、いわば自分で組み立てていける「レゴ型」の学力です。
この能力は10歳ぐらいまでにどれだけ外で遊んだか、がベースになっています。
私立に入る能力は、予定調和で、塾で勉強すれば身に付く能力です。
ですが、
自分で組み立てる力は、予定不調和で何か起こるか分かりません。
これは、そういう体験を無限に繰り返した子どもたちが強いといえます。