猿面(さるめん)で災いが去るように-。福岡市早良区藤崎の猿田彦神社で18日、厄よけを祈願する初庚申(はつこうしん)大祭があった。縁起物の素焼きの猿面を買い求める多くの参拝者が夜明け前から並んだ。猿面を玄関に飾ると災厄を避けることができるとされ、大祭は毎年、最初の庚申(かのえさる)の日に開かれる。受験の合格を願って購入する人もいるという。
この日は厳しい寒さの中、社務所が開く午前5時半前には、大勢の参拝客が詰め掛け、境内の外まで長蛇の列をつくった。未明までソチ冬季五輪の中継を見て、そのまま訪れたという同市西区福重の橋本美春さん(41)は「寝不足ですが、家族の健康を祈願するために頑張りました」と話した。
=2014/02/18付 西日本新聞夕刊=
0 件のコメント:
コメントを投稿